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2020年第4四半期台湾機械産業の振り返りと業界動向<ワイズ機械業界ジャーナル2021年4月第2週号発行>

PR TIMES / 2021年4月8日 14時15分

~台湾機械業界の動向が分かる~

ワイズコンサルティング グループ(本社:中華民国台北市、代表取締役:吉本康志)は台湾機械業界専門誌「ワイズ機械業界ジャーナル」の4月第2週号を発行しました。今週号では、機械業界、工作機械業界、精密機械メーカーの銀泰科技(PMI)、ファスナー業界について紹介します。



[画像1: https://prtimes.jp/i/59899/51/resize/d59899-51-295110-0.png ]

<210408号内容>

[表: https://prtimes.jp/data/corp/59899/table/51_1.jpg ]



●今週号の記事を一部紹介します。
<2020年第4四半期台湾機械産業の振り返り及び業界動向>(本文から一部抜粋)
一、台湾機械産業の振り返り
 例年第4四半期は台湾機械産業の需要期に当たる。これに加えて、2020年は新型コロナウイルス感染症の流行でハイテク製品の需要が急増し、メーカーが工場拡張を進めたことから、機械設備の需要は拡大した。このため20年第4四半期の台湾機械産業の生産額は2,435億8,000万台湾元で前期比6.5%増、前年同期比0.5%増となった。
各カテゴリー別の概況は以下の通りである

ハイテク生産設備

 2020年第4四半期のハイテク生産設備の生産額は457億5,000万台湾元で前期比11.0%増、前年同期比9.4%増だった。新型コロナウイルス感染症の流行を受けて、電子製品の需要が増加し続け、20年下半期に生産能力引き上げや工場拡張のために半導体産業の機械設備に対する需要が拡大したことが要因だ。
 パネル産業では、ハイエンド製品のマイクロLED(発光ダイオード)とミニLEDが量産段階に入ったことから、機械設備の需要が増加した。そのため、パネル生産設備の生産額は前期比と前年同期比いずれも20%以上成長した。
 また、プリント基板(PCB)生産設備も第5世代移動通信システム(5G)の商用化、車載電子部品及びフレキシブル基板などの需要増加を受けて、生産額は前期比と前年同期比いずれも20%以上成長した。

工作機械

 2020年第4四半期の工作機械の生産額は277億9,000万台湾元で前期比15.7%増、前年同期比19.8%減だった。工作機械市場の需要は、各国製造業の稼働状況に左右される。中国製造業が20年3月から徐々に稼働を再開したことから、20年第4四半期の台湾工作機械の対中国輸出額は成長傾向を維持した。一方で、欧州では新型コロナウイルス感染症の流行は収束の兆しがないため、台湾工作機械の欧州各国への輸出額は減少した。


産業機械

 2020年第4四半期の産業機械の生産額は384億5,000万台湾元で前期比2.6%増、前年同期比0.2%減だった。一部国家の景気回復と日常医療用品の原材料需要の増加を受けて、プラスチック機械及び紡績機械の関連需要が20年第3四半期より拡大したことが、前期比で小幅成長した要因だ。しかし、前年同期比では小幅減少しており、回復は緩やかであることが分かる。
 また、新型コロナウイルス感染症の流行が続く中、外出を制限されている消費者のDIY製品に対する需要が増加した。さらに、レストランでは室外席が増設されるようになり、家具業からの需要が拡大したため、輸出産業である木工機械の20年第4四半期の輸出額は成長した。総合すると、産業機械のうち、紡績機械、木工機械と化学工業機械の生産額は成長傾向を維持したが、それ以外は減少した。

輸送・運搬機械

 2020年第4四半期の輸送・運搬機械の生産額は130億9,000万台湾元で前期比0.7%減、前年同期比8.7%減だった。輸送・運搬機械のうち「コンベア」と「フォークリフト」の生産額は前期比で成長したものの、高い生産割合を占める「リフト・エスカレーター」と「その他輸送・運搬機械・部品」は輸出需要が縮小して生産額が減少したため、全体の生産額は減少した。


[画像2: https://prtimes.jp/i/59899/51/resize/d59899-51-539774-1.png ]



伝動機械

 2020年第4四半期の伝動機械の生産額は220億8,000万台湾元で前期比7.6%増、前年同期比22.2%増だった。米中貿易摩擦と新型コロナウイルス感染症流行の影響で、20年第3四半期までの受注は不安定だったが、第4四半期に入ってから中国市場からの受注が増加した。対中国輸出額の増加に伴って20年第4四半期のボールねじ、ベアリングと伝動軸の輸出額は前期比10.7%増、前年同期比28.0%増と成長した。


産業用ロボット

 2020年第4四半期の産業用ロボットの生産額は22億7,000万台湾元で前期比6.0%増、前年同期比39.0%増だった。半導体、医療及び5G設備などの応用分野における需要増加、中国製造業の稼働再開による需要拡大、さらに新型コロナウイルス感染症流行の影響で東南アジアに設置された工場の需要が後ろ倒しになったため、生産額は成長した。


金属金型

 2020年第4四半期の金属金型の生産額は126億9,000万台湾元で前期比12.9%増、前年同期比4.2%増だった。台湾市場の規模は前期比23.9%増の105億2,000万台湾元だった。台湾市場の需要は好調を維持しているものの、輸出市場の需要は目立った回復が見られない。欧米及び日本では新型コロナウイルス感染症の流行が再拡大したことから、金属金型の輸出額は減少が続いたが、台湾市場における需要増加を受けて生産額は小幅成長を維持した。

<ワイズ機械業界ジャーナルとは>

[画像3: https://prtimes.jp/i/59899/51/resize/d59899-51-244618-2.png ]

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