BSAメンバー企業、東京都所在のデザイン会社と約1億円で和解
PR TIMES / 2013年9月12日 14時4分
BSA | The Software Alliance(本部:米国ワシントンDC、以下BSA)は本日、BSAメンバー企業であり著作権者のアドビ システムズ インコーポレーテッド(以下アドビ)、オートデスク インク(以下オートデスク)およびマイクロソフト コーポレーション(以下マイクロソフト)の3社と、東京都所在のデザイン会社(以下A社)の間におけるビジネスソフトウェアの著作権侵害に関し、2013年7月1日に総額1億167万6,960円で和解が成立したと発表しました。
本事案の端緒は、BSAが開設する「情報提供窓口(http://www.bsa.or.jp/report/)」に提供された組織内不正コピーに関する詳細な情報でした。提供された情報に基づき、BSAメンバー企業が代理人を通じて調査の実施を求め、A社におけるソフトウェアのインストール状況とライセンス保有状況の調査が実施された結果、アドビが著作権を所有する製品「Adobe Creative Suite(R)」、オートデスクの「Autodesk(R) MAYA(R)」、およびマイクロソフトの「Microsoft(R) Office」等の違法コピーが、合計199本発見されました。その後、A社による著作権侵害の解決に向け、権利者であるアドビ、オートデスクおよびマイクロソフトの代理人が、A社との間で協議を重ねていました。
ソフトウェアの不正コピーは、健全なソフトウェア開発のサイクルのみならず、雇用や経済活動にも悪影響を及ぼし、ひいては安全で信頼できるデジタル社会実現をも阻む大きな問題でもあります。BSAは、適切なライセンス管理を行っている正規ユーザーを保護するためにも、ソフトウェアの不正コピーを使用または放置する企業に対し、引き続き法的手続も視野に入れた権利行使の支援を徹底してまいります。
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【組織内の不正コピーについて】
企業や学校、病院など複数のコンピューターでソフトウェアを使う組織内における不正コピーのことを指しています。現在日本でもっとも多く見られるソフトウェアの不正コピーの形態でもあります。例えば、1台のコンピューターでのみ使用することが許諾されたソフトウェアのパッケージを入手し、複数のコンピューターにインストールするような場合がこれに該当します。
【違法告発.comについて】
「違法告発.com」(http://www.145982.com)は、組織内の不正コピーの実態と情報提供の安全性等を広く訴求することを目的にしたマイクロサイトです。過去の通報案件をヒントに組織内における不正コピーの手口を読み切り漫画で紹介する「違法コピーのある風景」、BSA日本担当顧問が情報提供の安全性やポイントをお答えする「BSAへの情報提供が安心な4つの理由」、不正コピーの通報経験者へのアンケートを基に、通報から不正コピー利用状態の改善までの貴重な体験談まとめた「私が決断した理由」の、3つのコンテンツで構成されています。
【「C-SAMポータル」、「P-SAMポータル」について】
BSAがソフトウェア資産管理(SAM)推進のために開設したSAM情報ポータルサイトで、
民間企業向けを「C-SAMポータル(http://www.bsa.or.jp/csamportal/)」、
公共機関向けを「P-SAMポータル(http://www.bsa.or.jp/psamportal/)」としています。どちらも、1)ドキュメント・ライブラリ、2)SAM構築支援会社の紹介、3)講師紹介受付、という3つのSAM支援メニューで構成されており、SAMの理解に役立つだけでなく、担当の方がすぐにでも着手できるよう、構築手順書や規程、記録、基本台帳等といったSAM運用文書・帳票類を無償公開するとともに、SAMの専門家等の紹介も行っているのが特徴です。
◆BSA | The Software Allianceについて
BSA | The Software Alliance(BSA | ザ・ソフトウェア・アライアンス)は、世界のソフトウェア産業を代表する業界団体です。世界をリードするBSA加盟企業は、経済の活性化とより良い現代社会を築くためのソフトウェア・ソリューションの創造に年間数千億円もの投資を行っています。世界各国の政府との意見交換、著作権をはじめとする知的財産権の保護ならびに教育啓発活動を通じて、BSAはデジタル社会の拡大とそれを推進する新たなテクノロジーへの信頼の構築に努めています。詳しくは、日本のBSAウェブサイト(http://www.bsa.or.jp)、
または、BSA本部(米国、英語)のウェブサイト(http://www.bsa.org/?country=US)をご覧ください。
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