10月1日 日本初のファシリティドッグ、ベイリーが虹の橋を渡りました
PR TIMES / 2020年10月6日 20時15分
ベイリーは、小児がんや重い病気の子ども達を支援する認定NPO法人シャイン・オン・キッズ(理事長キンバリ・フォーサイス http://sokids.org/ja/ )が現在国内3病院に派遣するファシリティドッグの第一号として、ハンドラーの森田優子とともに2010年に静岡県立こども病院で活動をスタート。2012年7月に神奈川県立こども医療センターに移り、2018年10月に引退するまで延べ2万2585人の入院中の子ども達に寄り添い、励まし、笑顔にしてきました。
引退後も後任犬のアニー(メス・4歳)とともに”名誉ファシリティドッグ”として病院に顔を出し、悠々自適に横浜市の自宅で暮らしていましたが、先月中旬頃より体調を崩し、残念ながら1日に息を引き取りました。12歳9ヶ月でした。
[画像1: https://prtimes.jp/i/23199/52/resize/d23199-52-370025-0.jpg ]
[画像2: https://prtimes.jp/i/23199/52/resize/d23199-52-806702-3.jpg ]
ファシリティドッグはハンドラーとともに一つの病院に常勤し、入院中の子どもの元を訪問します。大切なパートナーとして、ベイリーと過ごしたハンドラーの森田優子は10月2日にSNSを通じてコメントを発表いたしました。
「ベイリーと一緒に過ごしてくれたお友だち、医療従事者の皆さま、ボランティア皆さま、そしてすべてのご支援者の方々へ
ファシリティドッグ・ハンドラーの森田優子です。
今日はみなさんに大切なお知らせがあります。
「名誉ファシリティドッグ」のベイリーは
10月1日14時25分、お空に旅立ちました。
12歳と10ヶ月になるところでした。
(人でいうと80代)
つい最近までお山で過ごし、るんるんたくさん歩いていました。おうちに帰ってから少し具合が悪くなり、治療を行っていました。
食事もおとといまではいつも通り、すべて食べていました。
昨日も朝食は少し食べ、亡くなる直前にもおやつや
大好きなミルクを飲みました。
妹分のアニー、後輩のタイとマサ、
そしてドッグトレーナーのマリーナにも見守られ、
本当にあっという間に、やすらかにお空に向かいました。
遊ぶこと・食べることが大好きなベイリー。
直前まで全力で遊び、全力で食べ、旅立ったベイリー。
とてもベイリーらしかったです。
たくさん可愛いがってくださったお友だちやご家族、そして医療スタッフの皆さま、ご支援者の方々、ありがとうございました。
すべての皆さまのおかげで、ベイリーはすばらしい日々を過ごすことができました。
ベイリーは”お星さま”になって、これからもみんなのことを応援してくれます。
ベイリーからたくさんの”ありがとう”とエールを送ります。」
[画像3: https://prtimes.jp/i/23199/52/resize/d23199-52-774292-5.jpg ]
ベイリーが日本で初めて活動を始めた、独立行政法人静岡県立病院機構 静岡県立こども病院 坂本喜三郎院長よりコメントを頂戴いたしました。
ベイリーが永眠したとの連絡を受け、古い友人を失ったような気持ちに晒された。
以前、ベイリーを「何も言わずに全てを受け入れてくれる、大きな古時計のような、おじいさんのような・・存在」と敬意を込めて表現したことがある。私自身がベイリーから『人に寄り添うということの本質』を改めて教えてもらったと感じていたからだ。
そのベイリーが12年と9ヶ月の生涯を閉じて旅立った。
人間でいえば80代・・大往生、仕方がないこと分かってはいる。
が、医療を通し、人に寄り添うことで社会に貢献したいという同じ思いを持っている仲間に先立たれたという悲しみと強い喪失感に私は晒されている。
ベイリー、君の存在は、いままでも、これからも日本のファシリテイドッグの、人に寄り添う医療の道標です。
ご冥福を心よりお祈り申し上げ、追悼のことばとさせていただきます。
[画像4: https://prtimes.jp/i/23199/52/resize/d23199-52-755123-1.jpg ]
2018年まで勤務していた、地方独立行政法人 神奈川県立病院機構神奈川県立こども医療センター 町田治郎総長からもコメントを頂戴いたしました。
さようならベイリー
ベイリーは神奈川県立こども医療センターの緩和ケアチームの一員でした。2018年に引退し、後任のアニーがファシリティドッグを引き継ぎました。それでもベイリーの人気は衰えることなく、退院したこどもたちが頻繁に訪れていました。病気のこどもたちを、そして疲れた医療者を笑顔にできるファシリティドッグの力は本当に凄いです。さようならベイリー、楽しい思い出をいっぱいありがとう!
[画像5: https://prtimes.jp/i/23199/52/resize/d23199-52-365425-2.jpg ]
なお、シャイン・オン!キッズでは、12月13日(日)にオンラインにて追悼のイベントを行う予定です。それにさきがけ、子ども達から「ベイリーありがとうのメッセージ」を動画で募集予定です。詳細は追ってSNSで発表させていただきます。
[画像6: https://prtimes.jp/i/23199/52/resize/d23199-52-672812-4.jpg ]
報道関係の皆様へのお願い
日頃より「小児がん」「ファシリティドッグ」の普及啓発にご協力くださり、感謝申し上げます。今回の内容については、多くのベイリーと触れ合ったお子さん方が目にする機会がございます。子ども達の心を傷つけないよう、どうか直接的な表現は避け、「天国に行った」「虹の橋を渡った」「お星様になった」等の言葉遣いをご使用いただきたいと存じます。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
期待で胸いっぱい!1期生4人が「キリンのとびら高等部」に入校 自分が輝ける生き方・働き方を見つける3年間へ
PR TIMES / 2024年4月12日 14時45分
-
「本当にありがとう。さようなら」最期の願いをかなえた資産家女性が、手紙にしたためた感謝の想い
Finasee / 2024年4月12日 11時0分
-
開発した中学生が熱いプレゼン!新・ご当地グルメ「泉佐野ギョーザ」 泉佐野市役所にて千代松市長をはじめ市幹部の皆さまがご試食
PR TIMES / 2024年4月9日 15時45分
-
新たなドクターカー導入 感染症対策の向上など(静岡県立こども病院)
Daiichi-TV(静岡第一テレビ) / 2024年3月30日 12時35分
-
“Oto”で難聴者をつなげ!聴覚の理想的な境地を求めるパイオニア小川 郁氏を特集 DOCTOR'S MAGAZINE ドクターズマガジン4月号発刊
PR TIMES / 2024年3月26日 10時15分
ランキング
-
1東京円一時1ドル154円87銭、34年ぶり円安水準を更新…経団連会長「円安過ぎる」
読売新聞 / 2024年4月23日 20時39分
-
2パナ、電動自転車発火の恐れ バッテリー14万個リコール
共同通信 / 2024年4月23日 18時32分
-
3いなば食品、大炎上でも「不買運動」が起きぬ理由 キリンはあれだけ盛り上がったが…どこに違いが?
東洋経済オンライン / 2024年4月23日 18時10分
-
4わずか2年半で消えた「幻のJR新型特急」とは 裏目に出た高性能
乗りものニュース / 2024年4月24日 9時42分
-
5「配属ガチャ」対策を進める企業が、一度立ち止まって考えるべきコト
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月24日 8時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください