1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. プレスリリース

【岡山大学】統合的リスクマネジメント(ERM)の構築・運用に向け、役員・教職員が事業継続プロフェッショナル(ABCP)資格を取得

PR TIMES / 2021年4月3日 11時45分

岡山大学では「事業継続計画の策定(BCP)構築・運用支援チーム」を組織して、BCP構築・運用を検討されている企業・団体などの支援に取り組む予定です!



2021(令和3)年 4月 2日
国立大学法人岡山大学
https://www.okayama-u.ac.jp/

[画像1: https://prtimes.jp/i/72793/52/resize/d72793-52-492484-0.png ]


◆概 要
 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:槇野博史)は、国際的な事業継続の専門家資格「事業継続プロフェッショナル(ABCP:Associate Business Continuity Professional)」を本学の役員・教職員ら6人が取得しました。国内大学の教職員の取得者はこれまで3人のみで、岡山県内では初めての快挙となります。

 ABCP資格は、DRIインターナショナル(Disaster Recovery Institute International)認定の世界標準(プロフェショナル・プラクティス)に基づいており、取得者はグローバル・スタンダードな事業継続の基本的な知識を身に付けていることが証明されます。

 岡山大学は令和2年度、内閣府「国立大学イノベーション創出環境強化事業」に採択されました。同事業の取り組みの一つとして、新型コロナウイルス感染症対策における研究BCP(Business Continuity Planning)の先導的な取組を踏まえた、リスクマネジメントの機能とノウハウを活かし、組織の価値創造やイノベーション達成のための全体最適・継続的改善に力点を置いた、統合リスクマネジメント(ERM)の構築・運用を進めています。

 その一環として、令和3年2~3月にかけて、ERMを担う人材を育成するため、リスクマネジメントの一部を構成する危機管理・BCPについて学ぶ「DRII認定ABCP(事業継続プロフェッショナル)資格取得講座」をDRIジャパンの長瀬 貫窿理事長を講師に迎えて実施。受講者は、同講座の仕上げとして、学んだ知識をテストするため、本資格取得に挑み、見事に合格を勝ち取りました。

 3月30日、合格しABCPとなった那須保友理事(研究担当)・副学長、研究推進機構の浅田学教授、宇根山絵美主任URA、研究協力部産学連携課の難波義人主査、吉田昌彦主査、松本尊道事務職員の6人が槇野博史学長に資格取得を報告。槇野学長は難関資格合格を讃えるとともに、「今後の活躍に大いに期待する」と激励しました。

[画像2: https://prtimes.jp/i/72793/52/resize/d72793-52-843197-1.jpg ]


 ABCP資格は、世界中で14,000人以上の認定者が存在しますが、国内大学の教職員においては令和3年3月時点で3人のみでした。今回の成果により、岡山大学は既取得者の山崎淳一郎・研究協力部長を加え、7人のABCP資格取得者を擁することとなり、世界標準の内部統制やERMの推進に関しても、シナジー効果を生むこととなります。

 また、岡山県内のABCP資格取得者は本学の7人のみであるため、本学では、BCP構築・運用支援チームを組織して、BCP構築・運用を検討されている県内企業等の支援に取り組む予定です。

 岡山大学は今後もABCP資格取得者を増強するなど、ERMを担う人材を育成し、ERMの構築・運用を進めていきます。

[画像3: https://prtimes.jp/i/72793/52/resize/d72793-52-737602-2.jpg ]




教育機関だけではなく、企業・団体などあらゆる組織に求められる事業継続プロフェッショナル(ABCP)のノウハウ
 現在のコロナ禍において、大学などの教育機関だけではなく、多くの企業や団体などにおいて事業や戦略の見直しなどが進められています。その際、効率的、効果的に見直すのか、事業継続をどのように進めるのかなどのノウハウはABCPのノウハウに直結します。
 岡山大学ではコロナ禍において、大学組織としていち早くABCPのノウハウを取り入れ、大学経営という事業の継続を進めています。また岡山大学だけではなく、他大学へのノウハウ展開も実施しています。ご興味、ご関心などある教育機関や企業・団体などの方は、お気軽にお問い合わせください。


<語句解説>
事業継続(BC:Business Continuity)
 大学・企業の経営資源を破壊、混乱、中断させるようなインシデントが発生した後で、自らの大学・企業が許容できる活動の提供レベルをあらかじめ決めておき、そのレベルで大学・企業が活動を提供し続けられることです。

事業継続計画(BCP:Business Continuity Planning)
 インシデントが発生した場合、大学・企業の事業活動に与えるインパクト(影響)等を最小化するための総合的なマネジメントシステムのことです。リスクやインパクトの特定だけはなく、重要なステークホルダーの利益、大学・企業の評判、ブランドおよび大学・企業価値を保護するために有効に対応できる大学・企業のレジリエンス(複雑で変化する環境の中で大学・企業が適応できるようにすること)を構築する枠組みをつくることです。

統合的リスクマネジメント(ERM:Enterprise Risk Management)
 全学・全社的リスクマネジメントとも言います。大学・企業が価値を創造し、維持し、実現するプロセスにおいて、リスクをマネジメントするためによりどころとする、戦略策定とパフォーマンス(実行)を統合したカルチャー、能力、実務を含めた枠組みです。あるリスクをマネジメントするときに、部署によってマネジメント方法が異なる、部分最適でものごとを考えるのではなく、大学・企業全体でどのようなマネジメントをするのが望ましいか(全体最適)でリスクをマネジメントすることです。

リスク(Risk)
 (大学・企業の)目的に対する不確かさの影響。不確かさ=発生可能性と影響の2要素を加味したものです。被害や損害だけがリスクではなく、影響を与えるものなら、目的を達成するために与えられた機会(チャンス)もリスクに入ります。つまり、(大学・企業の)目的を達成できない不確か(1~99%)であることがリスクです。

リスクマネジメント(Risk Management)
 大学・企業の目的や目標達成を促進することをねらいとして、リスクを効果的・効率的に管理する活動のことです。

DRIインターナショナル(Disaster Recovery Institute International)
 DRII(ディー・アール・アイ・アイ)は、1988年設立された団体です。「コンティンジェンシー・プランニング(不測事態対応計画の策定)」や「リスク・マネジメント」、また急速に高度化する専門性における知識の礎を構築するための団体で、BCPとBCMの実務者のために、業界随一の教育と認定プログラムを提供しています。


◆参考情報
・内閣府「国立大学イノベーション創出環境強化事業」に採択 イノベーションエコシステムの構築を加速(岡山大学新着ニュース)
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id9724.html
・【岡山大学】いまの時代により強く求められる事業継続を担うプロフェッショナル人材の育成を加速
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000072793.html
・統合的リスクマネジメント(ERM)入門研修を開催(岡山大学新着ニュース)
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id10104.html


◆本件お問い合わせ先
 岡山大学 研究協力部(担当:部長 山崎淳一郎)
 〒700-8530 岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟
 TEL:086-251-8410
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 岡山大学メディア「OTD」:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学Image Movie (2020):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
[画像4: https://prtimes.jp/i/72793/52/resize/d72793-52-246893-3.jpg ]


企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください