【実施レポート】パーソルダイバース、福岡で障害や疾患、体調不安で就職に不安のある学生のための就業体験プログラムを開催
PR TIMES / 2023年11月9日 19時45分
~福岡・佐賀県内9大学から18 名が参加、福岡県内の10企業で就業を体験~
障害者雇用に関わる事業を総合的に展開するパーソルダイバース株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:渡部 広和、以下パーソルダイバース)は、2023年8月21日から9月20日まで、障害や疾患、体調不安によってはたらくことに不安のある福岡・佐賀県の大学生18名に対し、福岡県内の企業での就業体験を通じて自己理解を深める「はたらく体験プログラム」を無償で実施しました。本ニュースリリースでは、プログラム実施の内容や結果、参加者の声などを紹介いたします。
【レポート】福岡・佐賀県内の大学生18 人が、福岡県内の企業10社でコミュニケーションや実務を体験
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パーソルダイバースでは、障害の有無関係なく学生生活や就職活動でコミュニケーションなどに課題を感じている全国の大学生以上の方を対象に、自分の強み/弱みや選択肢を知り、社会に出るための一歩となる機会を無償で提供するコミュニケーション・サポート・プログラム(CSP)」を実施しています。2016年の開始以来、1,100人以上の大学生が参加し、自己理解やはたらく選択肢、就職活動などに役立てていただいています。
・コミュニケーション・サポート・プログラム(CSP):https://persol-diverse.co.jp/csp/
今回は、福岡県および佐賀県内の大学9大学に通う学生18名が参加しました。はじめに適性検査や参加者同士のショートディスカッションを体験する「CSP 1 day」を体験し、自身の基礎能力や思考力、自身に合いそうな職場や仕事、はたらく上で必要な配慮などを確認します。その内容を基に、体験先企業とマッチングを行います。今回は、福岡県内の一般企業や特例子会社、就労継続支援A型事業所など10社に協力いただきました。参加者はそれぞれの企業の職場に訪問し、最大3日間、データ分析や動画の編集・加工業務、書類の仕分け・封入や食品製造など、各企業で実際に行われている業務を体験しました。
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学生「自己理解やはたらく自信を持てた」、企業「特性ある学生の採用を検討するきっかけに」
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就業体験を終えた参加者からは「私に仕事ができるのか不安だったが、全力で取り組んでみたら意外とできた」「今まで自分に自信が持てなかったが、自分でもやれることがあるかもしれないと少し前向きになれた」「繰り返しを伴う単純作業を黙々とできるという強みがわかった一方で、作業に集中している時に話しかけることは避けてほしいといった配慮事項も明らかになった」など、実務に近い体験に取り組んだことで、自身の強み・弱みへの理解が深まったほか、はたらくイメージや自信を持つことができた様子が伺えました。
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さらに、「無理なく運動するなど、体力をつけるという具体的な目標ができた」「健康管理や、基本的な対人スキルを身に付けていきたい」など、今後の就職活動や就業に対する具体的な準備や目標を明らかにできたという声も寄せられました。
また、学生を受け入れた企業は「どういう環境であれば当社で能力を発揮できるのか、どのように人材を受け入れることができるか、社内で議論を始めるうえで貴重な機会になった」「それぞれの領域で育成、活躍できそうと感じた」など、多様な特性を持つ学生の採用や活躍を検討する契機となったほか、「受け入れ前のイメージと、実際に現場で業務指導する間にギャップがあることが分かった」など、採用後の定着・活躍において必要なことが明らかになったと様子も伺えました。
【実施の背景】学生、大学、企業を取り巻く環境とそれぞれの課題
パーソルダイバースではこれまで、コミュニケーションに課題を感じている学生や障害や疾患により体調不安のある学生への支援について、学生に対して支援にあたる大学と連携して実施してまいりました。
支援を必要とする学生は学校生活で手一杯になっている方も多く、課外活動やアルバイトまで手が回らず、自身の強みや弱み、適性に気づく機会を十分に得ることができていません。その結果、後の就職活動がうまく進められない、または就職はできたけど、入社後に躓いてしまうというケースも少なくありません。一方、大学側も学生を個別にサポートしようと取り組むものの、学生から情報を開示いただけない以上は悩みを抱える学生と繋がることができず、必要な機会の提供や支援を十分に届けることができないという実情があります。
さらに企業側では、拡大する労働力不足や企業競争力の向上に向けて、多様な人材の受け入れと活躍推進が求められています。パーソルダイバースではこのような課題を踏まえ、今回、学生、大学、企業をつなぐ立場として、学生が自ら早期に自己理解を深め自分にあったはたらく選択肢を持つこと、企業が多様な人材を受け入れ、活かしていくきかっけとして、本プログラムを九州ではじめて実施しました。
パーソルダイバースは今後も、障害や疾患、体調不安によってはたらくことに不安のある学生が早期に自己理解を深め、自分に合った「はたらく選択肢」を検討できるよう、福岡をはじめ九州、全国の大学や支援者と連携していくとともに、これから障害者雇用に取り組む、または障害者雇用を推進したい一般企業にとってトライアルの機会として活用いただけるよう取り組んでまいります。
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【寄稿】多様な学生が理解と経験を深め、社会で活躍できる機会を
厚生労働省 福岡労働局 局長
小野寺徳子さん
人材領域における豊富な支援ノウハウと実績を持つパーソルダイバースが、学生と大学、企業と連携した支援プログラムをここ福岡県において実施することは、同様に学生支援に取り組む行政として期待するところも大きいです。
近年、新卒学生に対する企業側の採用意欲は非常に高まっており、はたらく意欲のある学生の就職・活躍機会が増えています。その一方で、意欲はあっても何らかの困難さを抱えて悩んでいる学生や、自己理解が乏しく失敗が続き疲弊してしまう学生に対し、支援が十分に届かず取り残されている学生がいるという現状もあります。
そのような中、CSPは自己理解から就業体験までの一連の機会を提供するという枠組みのため、学生が自身の課題はもちろんのこと、できることや強みを理解でき、適切な方策や自己肯定感をもって就職への道のりを考える有意義な機会と言えるでしょう。また企業にとっても、障害を前提としない就業体験を提供することで、障害をはじめ何らかの特性等がある人材が自社で活躍できる可能性を得ることに繋がるはずです。
福岡労働局においても新卒応援ハローワークや「わかものハローワーク」などを通じ、働く上での課題や困難さを持った学生等への支援に積極的に取り組んでいます。CSPの今後の発展を期待するとともに、福岡において多様な学生が取り残されることなく社会に出ていける機会の創出に共に取り組んでいけたらと思います。
<パーソルダイバース CSPはたらく体験プログラム(福岡開催) 実施概要>
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■パーソルダイバースについて<https://persol-diverse.co.jp/>
パーソルグループの特例子会社として、「障害者雇用を成功させる。そして、その先へ。」をミッションに、障害者の多様なはたらき方とはたらく可能性の創出に取り組んでいます。グループ内外の企業や地域と連携した多様な業務受託サービスを展開するほか、国内最大級の求人・登録者数を持つ障害者のための転職・就職支援サービス「dodaチャレンジ」、就労移行支援事業所「ミラトレ」「Neuro Dive」の運営や、企業の雇用課題を支援する「障害者の人材紹介」「障害者雇用コンサルティング」などのサービスを提供しています。
■「PERSOL(パーソル)」について<https://www.persol-group.co.jp/>
パーソルグループは、「“はたらくWell-being”創造カンパニー」として、2030年には「人の可能性を広げることで、100万人のより良い“はたらく機会”を創出する」ことを目指しています。
人材派遣サービス「テンプスタッフ」、転職サービス「doda」、BPOや設計・開発など、人と組織にかかわる多様な事業を展開するほか、新領域における事業の探索・創造にも取り組み、アセスメントリクルーティングプラットフォーム「ミイダス」や、スキマバイトアプリ「シェアフル」などのサービスも提供しています。
はたらく人々の多様なニーズに応え、可能性を広げることで、世界中の誰もが「はたらいて、笑おう。」 を実感できる社会を創造します。
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