貿易業界の中小企業向けDX市場を開拓
PR TIMES / 2022年7月26日 19時15分
~フォーカスシステムズとトレードワルツが協業しBeyond TheBookとTradeWaltzを連携~
中小企業向け案件管理サービス「Beyond TheBook(R)」を運営する株式会社フォーカスシステムズ(以下:フォーカスシステムズ)と、貿易情報の連携プラットフォーム「TradeWaltz(R)」を運営する株式会社トレードワルツ(以下:トレードワルツ)は、システム連携プロジェクトを開始しました。
貿易実務者に「Beyond TheBook」を介して「TradeWaltz」を使える環境を提供することにより、低価格で貿易実務をシンプルにし、世界市場との距離を縮めることで国内産業の活性化に貢献いたします。
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■貿易電子化により中小規模の貿易実務者が受けるメリット
昨年、トレードワルツが国際会議APECで報告した通り、世界銀行等の調べでは、世界の産業の7割を中小企業が動かす一方で、貿易業界においては中小企業の存在感が2~3割に留まっています。これは、貿易手続きがアナログベースであるため、1.輸出入の手続きに72時間の労力と2.648米ドルのコストがかかる、3.紙書類保管用のオフィスや倉庫が必要で小規模スタートがしづらい、4.通関等の専門知識を持つ人材を揃える必要がある、といった中小企業に不利な状況に由来します。
関連リリース トレードワルツ https://www.tradewaltz.com/news/839/
トレードワルツは、昨年中小企業対象の実証試験で、貿易手続きのデジタル化を通じて中小企業の力になれると構想し、その実現のため、より早く・広く中小企業が使いやすい価格帯の設定と営業・導入パートナーの探索が始まりました。
関連動画 https://www.youtube.com/watch?v=6yb_kzpgdzU
[画像2: https://prtimes.jp/i/69451/54/resize/d69451-54-f8d23c69dd3a9edf1745-1.jpg ]
■低価格のサブスクリプションサービスで、中小企業のDXを当たり前に
トレードワルツが、中小企業が使いやすい従量課金モデル、営業代理店制度を設計・発表し募ったところで、中小物流会社向け貿易案件管理サービス「Beyond TheBook」を展開しているフォーカスシステムズとの協業が決定しました。「Beyond TheBook」は、“誰もが貿易取引を行える仕組みを提供すること”をミッションとし、中小企業でも導入しやすい低価格のDX製品であり、トレードワルツの抱く構想との相性が良かったことも本プロジェクトの始動を早める契機となりました。
本年12月、「Beyond TheBook」上で「TradeWaltz」に接続できるPremiumサービスの開始を予定しています。また、中小物流会社が「Beyond TheBook」の代理店を担うビジネスモデルを確立し、対象ユーザーを中小物流会社とつながりの深い中小荷主にも戦略的に拡大していく狙いです。
関連リリース トレードワルツ https://www.tradewaltz.com/news/2328/
[画像3: https://prtimes.jp/i/69451/54/resize/d69451-54-9fd76ade39b9410aa8bd-2.png ]
■関係者のコメント
株式会社フォーカスシステムズ デジタルビジネス事業本部 スマートテックサービス部 部長 齊藤 陽介
「貿易プラットフォーム『TradeWaltz』は、企業の貿易取引とそれを支える物流会社を、より世界市場と繋げていける新たな貿易の基盤になると考えています。この大変価値ある試みを市場へ広める機会をいただきました事、トレードワルツ様に感謝申し上げます。『Beyond TheBook』は、特に中小荷主と中小物流会社の方々により効果的な『TradeWaltz』利用体験を提供し、ひいては貿易取引そのものの発展を通じて日本の産業成長へ貢献してまいりたいと思います。」
株式会社トレードワルツ 取締役CEO室長 染谷 悟
「日本の企業数の99.7%、従業員数で68.8%を占める中小企業は、日本産業の屋台骨を支えるステークホルダーであり、拡大を続ける海外市場との取引を中小企業がしやすくすることが、日本国の発展・成長につながると考えています。私たちのツールは大企業だけでなく、中小企業の海外取引にもお役立ちが出来ると考えておりますが、まだまだ普及・販売まで手が足りていない状態であり、今回のフォーカスシステムズ様のお申し出には感謝しております。今後もご協力頂ける会社様がいらっしゃいましたら、お気軽にお声がけ下さい。」
■株式会社フォーカスシステムズについて
株式会社フォーカスシステムズは、中小物流企業(フォワーダー)向けのクラウド案件管理サービス「Beyond TheBook」を2021年10月に自社開発・販売開始しました。主な機能は、案件管理・概算見積・請求書の自動発行・チャット機能で、電子帳簿保存法にも対応。案件を一元管理しつつ、荷主との情報連携もスムーズに行えます。また、蓄積された顧客ごとの輸送データから最適案を提案するなど、データ活用による付加価値を提供することも可能です。中小企業がDXの波に取り残されることなく、誰でも簡単に導入・活用できるサービスを提供しています。
1977年に設立され、公共・通信ほか、社会性の高い分野におけるシステム開発・運用に携わるだけでなく、IoT、クラウドや AI 等、時代の流れを見据えたビジネス展開も積極的に推進しています。コーポレートスローガンは “テクノロジーに、ハートを込めて。” 人と人とを技術でつなぐ私たちフォーカスシステムズの仕事に、社員ひとりひとりが、情熱と誠意を持って臨む姿勢を込めました。
Beyond TheBook公式HP: https://service.beyond-thebook.net/
(関連リリース) https://www.focus-s.com/focus-s/media/20210929.pdf
■株式会社トレードワルツについて
株式会社トレードワルツは、貿易業務に関わる情報を電子データで一元的に管理できる貿易情報連携プラットフォーム「TradeWaltz」を運営しています。情報の改竄が困難な特徴を持つブロックチェーン技術を活用することで、高いセキュリティ水準のもと、貿易取引を完全電子化します。また、同一プラットフォーム上で各種文書を業界関係者の間で電子的に共有、編集作業が可能です。TradeWaltzの導入により、これまで紙書類でやり取りをしていた業務をオンラインで完結でき、貿易実務者がリモートワークできるようになる他、手続きの進捗確認などがスムーズとなり業務効率化が可能となります。また、紙書類の倉庫保管料が不要となるためコストの削減も期待できます。
2020年11月に株式会社エヌ・ティ・ティ・データや三菱商事株式会社をはじめとする7社の共同出資のもと事業を開始。2021年8月に東大IPCなど3社から追加資金調達を行い、計10社の株主による出資のもと運営しています。
HP:https://www.tradewaltz.com/
(注)「Beyond TheBook」は日本国内における株式会社フォーカスシステムズの登録商標です。
「TradeWaltz」は日本国内における株式会社トレードワルツの登録商標です。
その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
[表: https://prtimes.jp/data/corp/69451/table/54_1_b99bfb2eb707736cfc6982395f483612.jpg ]
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