SHUN SUDO『Blowin’ in the Wind』開催 ~ 今、感じたままの世界をキャンバスに表現 ~
PR TIMES / 2022年6月23日 19時15分
2022年7月9日(土)~7月24日(日) at elephant STUDIO
東京とニューヨークを行き来しながら、壁画制作や様々な企業コラボレーションなど多方面で積極的に活躍するアーティストSHUN SUDO。この度、2022年7月9日(土)より、WATOWA GALLERYプロデュースによる個展『Blowin’ in the Wind』を、東京・elephant studioにて開催いたします。
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国内では5回目となるSHUN SUDOの個展『Blowin’ in the Wind』は、現代を生きるアーティストとして、今の世の中で感じるままの”世界”をキャンバスに表現。新作の原画9点のほか、石版画作品3点、石版画+ペインティング作品6点、その他シルクスクリーン作品を展示・販売いたします。
日々世界から飛び込んでくるニュースに少しずつ心が削られていた。
僕はその削られた部分を埋めるように絵を描いた。
絵のなかで武器を葬り、銃弾を花に変え、
絵を描きながら命について考え、平和を祈った。
僕にはそんなことしかできない。
でも僕の絵を見ただれかが
だれもが笑顔で語りあい、笑いあえる世界を守りたいと思ってくれたら、
それだけで僕はじゅうぶんだ。
SHUN SUDO
[画像2: https://prtimes.jp/i/15900/55/resize/d15900-55-681528ca9e2fc7ca359b-3.jpg ]
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[表1: https://prtimes.jp/data/corp/15900/table/55_1_682b0a83c9e36f7b9aa71f13c9a44e74.jpg ]
■版画摺り師・尾崎正志氏と石版画作品を制作
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SHUN SUDO 初となる石版画作品を発表いたします。リトグラフといえば金属板での制作が主流だが、版画摺り師の尾崎正志氏の職人技に感銘を受け、ピカソの代表的な作品でも用いられたリトグラフの原点ともいえる石版石での制作にチャレンジしました。尾崎氏の「画家の筆」となり「画家の色」に染まることを常に目指す姿勢と、その繊細な表現力により SHUN SUDO らしい作品が完成しました。
➢ 制作の様子の動画はこちらから https://youtu.be/juI0_gdpQME
尾崎正志(版画摺り師)
1950年、木版画家 尾崎志郎の長男として札幌に生まれ、木版画技法の厳しい指導を受ける。小学6年の時に出会った利根山光人画伯の石版画に魅せられ、高校在学中に印刷工の見習いとして石版印刷を学ぶ。卒業後、社団法人日本美術家連盟に入職。23歳の時に文化庁派遣芸術家在外研修員の摺り師第1号としてパリに派遣され研修を受け、ミロ・タピエス、長谷川潔などヨーロッパを代表する画家の制作に従事する。帰国後、版画工房プリントハウス・オーエム(現・尾崎正志版画工房)を設立。現在に至る。
国内外著名作家の版画摺りに従事する傍ら、後進の指導・育成にも努め、特種製紙株式会社の委嘱を受け版画用紙の開発・改良も行う。日本では伝統木版画の彫り師や摺り師が知られているが、欧米においても伝統的な石版・銅版画のプリンターが存在する。しかし、彼らは版種ごとに分化されており、木・銅・石・シルクさらにはデジタル技法までもクロスオーバーする総合版画摺り師は世界的にも例が無い。今日、技術の進歩速度は目覚しく加速しているが、現代の芸術、こと版画世界という枠においても技術革新の波を被らずにはいられない。職人にとって伝統技術の習得はあくまで基本、とする尾崎は、新しいテクノロジーを使いこなし芸術家に提供する事こそが、現代の職人摺り師に求められる責務であると考える。
SHUN SUDO
1977年、東京生まれ。世界を旅しながら得た感性をもとに独学でアートを学ぶ。水墨画的な動静を併せ持った繊細なタッチ、グラフィティを彷彿とさせるストリートテイストのPOPな色彩。映画、音楽、スポーツ、自然、アニメーションからインスピレーションを得て生まれた幻想的な「生物」と「花」。一つのジャンルに収まりきれない、彼の世界観が紡ぐアート作品が近年世界から注目を集める。2015年、初のソロ・エキシビジョン「PAINT OVER」をNew York で開催。翌年には40年に渡りギャラリー、美術関係者から絶大な支持を受けるマンスリーのアートブック「BLOUIN GALLERY GUIDE」のカバーページにも採用。それ以降、国内外で個展を開催しながら New York, Miami, Tokyo (Ginza) で手掛けたスケールの大きなアートウォールもアートファンのみならず、ファッション関係者の間でも話題に。NIKE, Apple, PORSCHE などのグローバル企業とのコラボレーションも多数手掛け、その創作活動は既に日本を飛び出し世界のアートシーンに刺激を与えている。
Official web site: http://www.shunsudo.com/
Instagram: https://www.instagram.com/shun_sudo/
Selected Exhibitions
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/15900/table/55_2_a2fb1833a2cd9da7d7e2d6221af24027.jpg ]
小松隆宏(WATOWA GALLERY 代表)からのメッセージ
須藤俊(SHUN SUDO)は、感覚的な要素を通じて、日本と海外の文脈、あるいはストリートとハイファッションの領域を接続する新たなアートのかたちを切り開こうとしているアーティストだと言える。SHUN SUDOは、社会の風景や状況、カルチャーシーンをモノクロのドローイングとして描き、その上からオーバードローイングで平和を象徴する「ボタンフラワー」や「黄色いバンビ」、「煙」といった、彼独特のアイコニックなモチーフをビビッドなカラーで加えていく。まるでおとぎの国の世界のように幻想的ではあるが、それでいて現実感に立脚する深みのある景色がそこに現出している。本展をきっかけにしてSHUN SUDOの世界観に引き込まれ、そのビジョンを共にしたいと考える鑑賞者がさらに増えることを願っている。
近年、パンデミック、紛争、差別などの問題が世界を賑わしており、日本ではすぐさまそれらを報じたニュースは流れるが、そこには奇妙なまでに現実感が欠如しているように思われる。日本のアーティストたちもモヤモヤとした感情を抱えているが、一見すると「平和」で「豊かな」この国において何をするべきなのか、つねに戸惑っているのではないだろうか。フェイク・ニュースにあふれ、何が「正解」なのかが不明瞭な世界のなかで、SUDOは、それでも何らかのアクションを起こすことを選択した。インターネットがなかった時代とは違って、離れている場所の現実について、メディアに操作された情報も、より加工されていない生の情報も受信することができる。そんな現代の日本で活動するアーティストだからこそできる活動、そして表現できる作品もあると信じている。
こうしたカオス的な状況を見るにつけ、かつて気象学者のローレンツが語った「バタフライ・エフェクト」という言葉を思い起こす。日本という極東の島国においてSUDOの作品が生み出す羽ばたきによって、世界にすこしでもより良い方向に変化していくための光が生まれるかもしれない。
この展覧会を通じて、日本のアートにおける多様性が創出する「バタフライ・エフェクト」の目撃者として、新しいARTの胎動を感じてほしい。
WATOWA GALLERY
[画像5: https://prtimes.jp/i/15900/55/resize/d15900-55-a34b0e6dc6bf6ead21f3-5.jpg ]
WATOWA GALLERY は、現在の日本のストリートカルチャーやファッション、あるいは独創的かつ先進的なテクノロジーやジャパニーズフィロソフィーを取り入れた新しい感性を持つ若手の作家を中心に、アート・コミュニケーションの場を提供するアートプロジェクトプロデュース集団です。アートがファッションのように親しみやすいカルチャーとなり、ひとりひとりのライフスタイルに溶け込む社会を拓くため、新しい感覚のエキシビションや、アートプロジェクトのプロデュース・演出を行い、アートに触れるタッチポイントを拡大します。
国内外で評価されている主要なアートムーブメントの多くは、ミュージアムの外で、多様なジャンルのアーティストと支援者との交流によって生まれています。わたしたちは特定のアートスペースを持たず、あらゆる空間をギャラリーと捉え、アートをミュージアムからコミュニティへ、都市へ、住空間へ開放し、ミュージアムの外からさまざまな分野のプロフェッショナルと横断的なプロジェクトを発信します。さらに、日本の若手アーティストの活躍と日本の若手コレクターの参入をサポートし、アーティストと支援者の交流を促進します。WATOWA GALLERY を媒介としたコミュニケーションやコミュニティによって、次の時代のアートシーンを創造し、市場の活性化を目指します。
HP. http://www.watowa.jp/news
IG. @watowagallery
CONTACT. info@watowa.jp
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