ユニバーサル・プレミアム超音波診断装置「EPIQ Elite」(エピック エリート)発売
PR TIMES / 2019年4月9日 12時40分
1台で全ての領域を優れたパフォーマンスで
株式会社フィリップス・ジャパン(本社:東京都港区、代表取締役社長:堤 浩幸、以下 フィリップス)は「2030年までに30億の人々の生活を向上させる」をビジョンに掲げ、健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアにいたるヘルスケア・プロセスのすべてにイニシアティブを持ち「もっと健やかな未来へ」をコンセプトとして、すべての人の健康に貢献していきたいと努めております。
フィリップスでは、本日より、新型超音波診断装置「EPIQ Elite」の販売を開始します。
日本における死亡原因の第一位は悪性新生物(がん)であり、日本人のおよそ2人に1人が一生のうちにがんと診断され治療を受けているというデータがあります(※1)。近年、がんの治療で使用される抗がん剤の長期服用による心不全(がん治療関連心不全:CTRCD)が社会問題になってきており、腫瘍学と循環器学といったこれまで別であった分野が連携して治療を行う必要性が高まってきています。
しかし、従来の超音波診断装置は、領域ごとに求められる操作や機能が異なるため、特に上位機種では専用機(心臓用、腹部用、産婦人科用など)としてラインナップが分かれる傾向がありました。フィリップスは、“1台で全ての領域を優れたパフォーマンスで診断したい”という臨床ニーズに対するソリューションとして、超音波診断装置「EPIQ Elite」を発表いたしました。
※1 国立がん研究センター がん情報サービス 最新がん統計 がんに罹患する確立~累積罹患リスク(2018年)
https://www.philips.com/a-w/about/news/archive/standard/news/press/2019/20190207-philips-expands-portfolio-with-epiq-elite-premium-ultrasound-system-for-general-imaging-and-obstetrics-and-gynecology.html
EPIQ Eliteの特長
1. 24インチHD Max ディスプレイ
米国放射線学会(ACR)が推奨する診断用ディスプレイの輝度に関する基準(350cd/m2を満たす)に準拠する、24インチHD Maxディスプレイを採用しました。有機ELディスプレイ(250 cd/m2)に比し、輝度を40%向上し、高いコントラストダイナミックレンジと微細なグレースケール表示が可能です。さらに、10 ビットのカラー深度を持つ広色域で、10億色以上の色調表現を実現しました。液晶パネルの駆動方式にIPSアーキテクチャを採用することで、広い視野角で検査室で様々な角度から画像を確認することが可能です。
[画像1: https://prtimes.jp/i/19698/55/resize/d19698-55-943583-1.jpg ]
2. 進化したnSIGHT(エンサイト):1秒間にDVD10枚分の信号処理
nSIGHTテクノロジーは、フィリップスが2013年にEPIQ超音波診断装置に搭載した新しいビームフォーミング技術です。nSIGHTテクノロジーでは、ビームを絞らない状態で送信を行い、対象領域全体から受信を行います。さらに、複数の送信信号からの受信を同時に保存・並列処理し、フォーカス以外で発生する位相のズレを補正し整合することで、極めて細いペンシル型ビームの再構築を実現しました。EPIQ Eliteは、1秒間にDVD10枚分もの信号を処理する能力によりnSIGHTテクノロジーをさらに進化させました。これにより、近位部の画質を向上しつつ深部まで均一な画像を、高フレームレートで描出することが可能となります。
また、3Dエコーでは、画質を維持しながらボリュームレートを高めることも可能です。
[画像2: https://prtimes.jp/i/19698/55/resize/d19698-55-890468-2.jpg ]
3. 次世代画像処理技術:XRES Pro
組織をより精密かつ明瞭に表示するため、高分解能画像処理技術XRES Proを搭載しました。XRES Proは、複数のパラメトリックフィルターを使用し、画像要素を細分化。これらのデータを解析して、高度なアルゴリズムにより境界の鮮明化、組織の明瞭化を向上することで、
解剖学的構造の描出能が高まります。その結果、血管エコーでは、アーチファクトが低減しプラークの形態などが把握しやすくなり、超音波診断の確信性を高めます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/19698/55/resize/d19698-55-783447-0.jpg ]
[画像4: https://prtimes.jp/i/19698/55/resize/d19698-55-179008-3.jpg ]
4. ユニバーサル・プラットフォーム
EPIQ Eliteは、腹部、心臓、乳房、表在、血管、産婦人科、筋骨系、小児、インターベンション領域など、すべての臨床領域で優れたパフォーマンスを発揮します。
フィリップスについて
1891年オランダで創業し、ビジネスモデル変革と長い歴史の中で培った技術と知見を生かしながら、健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアという「一連のヘルスケアプロセス」においてイノベーションを実現してきたヘルスケア・カンパニーです。フィリップス・ジャパン(旧フィリップス エレクトロニクス ジャパン)は、超高齢者社会を迎える日本の健康と医療の問題に貢献したいと、2017年10月1日より社名を変更し、ヘルステックカンパニーとして、ヘルスケア分野の変革に取り組んでいます。今後、「病院」というプロフェッショナルな分野におけるフィリップスの先進医療機器と、パーソナルヘルスと呼ばれるオーラルヘルスケア(電動歯ブラシ)、AED、在宅呼吸器などがクラウド上で繋がり、デジタルプラットフォーム上でビッグデータが解析されることで、総合的な医療、リアルタイム分析、付加価値サービスが可能になります。これにより、人々の健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアという「一連のヘルスケアプロセス」において、革新的な医療ソリューションを提供し、医療従事者の皆様、患者様だけでなく、すべての人々の健康な生活への貢献を目指しています。(https://www.philips.co.jp)
ロイヤル フィリップスについて
ロイヤル フィリップス(NYSE:PHG, AEX:PHI)は、人々の健康の向上にテクノロジーで貢献するヘルステック分野のリーディングカンパニーです。健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアという一連のヘルスケアプロセスを通じて、先進的なテクノロジーと、医療従事者および消費者のインサイトを基に、人々の健康を改善し良好な結果をもたらすための包括的なソリューションを提供しています。主な事業領域は、画像診断、画像誘導治療、生体情報モニター、ヘルスインフォマティックスのみならず、パーソナルヘルスや在宅医療まで、さまざまな領域に渡ります。フィリップス ヘルステック事業の2016年の売上高は174億ユーロ、オランダを拠点に全世界に71,000人の従業員を擁し、世界100ヵ国以上でビジネスを展開しています。フィリップスに関するニュースはこちらからご覧ください。(http://www.philips.com/newscenter/)
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