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ロイヤルカナン ジャポン、次世代の獣医療を担う学生の育成を支援 オンラインセミナーに14大学から約60名の獣医学生が参加

PR TIMES / 2020年12月25日 14時15分



栄養学に基づいた犬と猫のプレミアムペットフードおよび食事療法食を展開するロイヤルカナン ジャポン(本社:東京都港区、社長:山本 俊之)は12月15日(火)、獣医学生3年生以上を対象にキャリア形成のサポートを目的としたオンラインセミナー「キャリアユニバーシティ ~先輩に聞く卒業後の多様なキャリア~」を開催し、全国14の大学から約60名の学生が参加しました。


■獣医師資格を取得すると、様々な職種を選ぶことが可能に。自身にあった職種を体験し選択することが大事
基調講演「“輝く”未来の獣医師に向けて~獣医師としてのキャリアを考える~」では、ロイヤルカナンが共にペットの健康診断の重要性について啓発活動を行っている獣医師団体、一般社団法人Team HOPE代表の太田亟慈先生が、ご自身のキャリアや経験を基に、学生の頃から考えておくべき獣医師のキャリアについて講演を行いました。獣医師資格を取得すると、臨床獣医師や公務員、企業など様々な職種が選択可能になることを念頭に、大学3年生の頃から自身にあった職種を検討し、その職種を実際に体験することが大事だと紹介しました。また、獣医学生の採用条件について経営者の視点から考えを述べられ、挨拶がしっかりできる、自己アピールができるといったポイントのほか、協調性があり、率先して行動ができることが重要だと伝えました。最後に、必ず自分の中で2~3つの決め事を持つことで後悔のない就職ができるよう、皆さんの明るい未来を応援していますとエールを送り、講演を結びました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/21569/55/resize/d21569-55-316383-2.jpg ]


■臨床を経験したからこそ今がある。多様な職域で活躍する獣医師
次にペットフードメーカーで働く3名の獣医師が登壇し、企業で働く獣医師の多様な業務内容を紹介しました。ロイヤルカナン ジャポン学術担当の北中卓は、「獣医師と連携し基礎研究を行い論文発表することで、色々な先生方とともに小動物獣医療を盛り上げていくことにやりがいがある。大学卒業後2年半の間、小動物臨床に携わっていたが、その時の経験があったからこそ、今企業を舞台に活躍できている」と自身のキャリアを紹介しました。
また、同ベテリナリー事業部営業担当の萩原ひかるは、獣医師や動物看護師に対して栄養学に関するセミナーを実施し、さらには、ロイヤルカナン製品取り扱い企業である共立製薬営業担当者へ学術的なサポートを日々行っています。「食事を通して犬や猫の健康状態が良くなったと聞けた時に大きなやりがいを感じる」と話し、後輩の学生に対して「獣医師は職種の幅があって悩むこともあるが、どの職種も動物のためにあるという本質は変わらない」と伝えました。

■大動物臨床は内科、外科、繁殖科も診療するオールラウンダー。全てにおいて大学で学んだ学問が役立っている
次に、大動物臨床で働く先輩として飯島恵先生が登壇。産業動物獣医師の1日の業務の流れや、自身も含めて職場にはママさん獣医師も多く活躍していることなどを紹介しました。牛や豚は経済動物であるため、ときに診療の中止など厳しい判断を求められることに難しさを感じる一方、食の安全を守るためにどうすれば牛や豚が病気にならないか、生産性が上がるかといった観点で診療に取り組み、農家に対し飼育環境の改善や飼養管理のアドバイスも行っていることを紹介しました。産業動物獣医師は内科、外科、感染症、繁殖科も行うオールラウンダーであり、大学で学んだ一つ一つの学問全てが今役立っていると伝えました。

■多様な職場、職種を経験できるのは公務員ならでは
続いて、現在沖縄県庁の職員(公衆衛生分野)として勤務する獣医師の今井隆之先生が登壇しました。沖縄県での最初の勤務地となった宮古島の家畜保健所以降、沖縄県庁畜産課で牛乳やアグー豚などの畜産物の流通業務を担当、その後は、北部家畜保健所、食肉衛生検査場など公務員ならではの2~3年周期での異動に伴う、多様な職場での経験について紹介しました。公務員を目指した理由については、小動物、大動物両方の臨床に携わったことで、より良い獣医療を提供するためには行政を理解する必要があると感じたためとし、獣医学生に対して、重要な役割を担う公務員にも是非興味を持ってほしいと伝えました。

■何年経っても変わらず実感する、疾患を抱える動物を治療した際のやりがい
最後に動物病院で働く先輩として、正岡久典先生(志村坂下動物総合医療センター)と、辻川俊介先生(オハナペットクリニック)が登壇しました。12年のキャリアを経た今でも、疾患を抱える動物を治療した際に感じる高いやりがいや、年に2回取り組む健康診断で獣医師と動物看護師が一丸となって目標を達成する喜びなど、小動物臨床の現場で感じる思いを述べました。また最近では、エビデンスに基づく治療や、人の医療を参考に動物へ応用するなど、治療法が高度に変化してきていることや、労働条件が良くないのではないかと誤解していた動物病院の福利厚生が、実際には一般企業と変わらない環境だったことなど、学生時代に抱いていたイメージとの違いを紹介しました。最後に学生に対して、大学での勉強も重要だが、アルバイトやサークルでの活動など勉強以外にも多くの経験を積むことで、人間関係や社会常識が身に付き、将来の職場での業務に活かされるとメッセージを送りました。

■動物と飼い主の幸せな姿を見ることができ嬉しい。獣医師は恵まれた仕事
各獣医師の講演後に行われた座談会では、「学生時代にしておけばよかったと思うこと」というお題に対して太田先生は「もっと病理学や解剖学を学んでおけばよかった」と答えたほか、他の獣医師からも「積極的に授業を受けておくべきだった」「動物病院での実習に早くから参加すべきだった」など、もう少し精力的に勉学に励むべきだったという本音や、「コミュニケーションスキルを高めるための経験を積む機会を設ける」といった声も聞かれました。
また、「今の仕事をやってよかったと実感するとき」というお題には、「動物の病気が治り、飼い主も動物も幸せになった姿を見ると嬉しい。それを続けることで結果としてビジネスもうまく進み、獣医師は恵まれた仕事だと感じる」といった声もありました。
また「企業に入社する場合、ファーストキャリアとして小動物臨床を経験した方が良いでしょうか?」という学生からの質問には、ロイヤルカナンで働く獣医師が「最初から企業に勤めたとしても、そこで得られる経験や知識もあるはず」と回答しました。

今後もロイヤルカナンは、年2~3回のイベント開催を通して、獣医学生のキャリアサポートを継続する予定です。また、栄養学に限らず様々な卒後教育を充実させ、獣医学生、若手獣医師を包括的にサポートしていきます。そして、獣医療の更なる発展と未来を考え、様々な取り組みを通してサポートを行い、共に歩みを続けて参ります。

■講師プロフィール
[画像2: https://prtimes.jp/i/21569/55/resize/d21569-55-781425-0.jpg ]

太田亟慈先生 (一般社団法人Team HOPE代表 / 犬山動物総合医療センター代表)
北里大学卒業 獣医師 獣医学博士 D.V.M. Ph.D
獣医療が日進月歩の速さで進んでいる中、動物たちが「健康で美しく長生きできる社会」を目指して、 獣医療だけではなく様々な形で社会に貢献したいと考えている。

各分野で活躍する獣医師

[画像3: https://prtimes.jp/i/21569/55/resize/d21569-55-806112-14.jpg ]

左より、飯島恵先生(産業動物獣医師)、今井隆之先生 (主任技師)、正岡久典先生 (志村坂下動物 総合医療センター、辻川俊介先生 (オハナペットクリニック)、荻原ひかる(ロイヤルカナン ジャポン)

ロイヤルカナンについて
ロイヤルカナンは、50年以上にわたり、犬と猫に真の健康を提供することに尽力しています。1968年、フランス人獣医師ジャン カタリーにより創設されて以来、世界中の栄養学者、ブリーダー、獣医師と協働・連携を行ってきました。ペットの専門家との連携を通して栄養学と知識の限界を押し広げることにより、個々の犬と猫に健康で幸せな生活をもたらすことが、私たちの使命です。ロイヤルカナン独自のアプロ-チで、常に犬と猫の栄養ニーズをイノベーション・プロセスの中心に置いています。個々の犬と猫特定の栄養ニーズに応える特定のフードを生産するために、年齢、ライフスタイル、身体のサイズ、品種、活動レベルについて、科学に基づいた観察を行っています。ひとつひとつにきめ細かくこだわり、栄養学に基づいてつくられた製品は、世界中のペットショップや動物病院でご購入いただけます。南フランス・エマルグを拠点に、100カ国以上の市場で展開するロイヤルカナン。世界中で7,800名を超えるスタッフが、日々、犬と猫のことを第一に考えています。
ロイヤルカナンに関する詳細は、https://www.royalcanin.com/jp

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