「企業と連携した授業づくり」を専門とする千葉大発のベンチャーNPOが、千葉市NPO活動大賞で受賞

国立大学法人千葉大学教育学部の藤川大祐教授が理事長を務める「NPO法人企業教育研究会」が、「企業と連携した授業
づくり ～誰もが教育に貢献する社会へ～」という活動で2月15日、千葉市NPO活動大賞の「ＮＰＯキラリと光る活動賞」
を受賞しました。




千葉市NPO活動大賞「ＮＰＯキラリと光る活動賞」を受賞　


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　千葉市では、１.市内において特定非営利活動を促進すること、２.特定非営利活動の知名度を向上すること、３.特定非営利活動に対する寄附を促進することを目的として、「千葉市ＮＰＯ活動大賞」を平成26年度より実施しています。
　2016年2月15日に行われた平成27年度千葉市NPO活動大賞の表彰式において、NPO法人企業教育研究会の理事長藤川大祐教授が「ＮＰＯキラリと光る活動賞（先駆性・独創性・将来性の観点から有識者に高く評価された活動）」を受賞しました。
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＜評価された活動内容＞
■学校 − 企業 − 大学(学生) を 結んだ 教育活動
キャリア教育、情報教育、食育、科学教育など、様々な企業と連携した授業や教材を、全国の小中高校に無償で提供しています。活動に関わるのは、主に教育学部などで将来教員や教育関係に携わることを目指す大学生や大学院生です。学生のうちから、学校や企業と一緒に活動することで、豊かな社会経験を身につけていきます。

■プロと触れ合う出張授業を全国の学校で
学校での学習内容が、社会の中でどのように活用されているかを教えたり、社会人が活躍するために必要な能力とのつながりを教えたりする出張授業を行っています。また、情報モラルや食育などの新しい課題については、学校の先生方が授業をするための教材の配布や、その活用法をお知らせする教員・保護者向けの研修会を実施しています。

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■活動実績（2014 年度）
・出張授業を受講した児童・生徒 313 校・30,513 名
・研修会を受講した教員・保護者 76 ヶ所・3,126 名
・授業や研修会で連携した企業の数 18 社・73 名
・事業に関わった大学生・大学院生 60 名


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■プログラム内容（一部）

ことばの授業（読売新聞）、食育の時間（日本マクドナルド）、千葉県の建設業の仕事（CCI ちば）、 キャリア教育支援プログラム（ソニー・コンピュータエンタテインメント）、 ウインナーの手作り体験教室（日本ハム）、携帯電話をデザインしてみよう！（ソニーモバイル）、 将来のシゴトとエコ（富士通）、音楽とアニメの仕事（ソニー・ミュージック） 考えよう、ケータイ（ソフトバンク）、数学が分かると未来が見える！？（日本 IBM） 他



NPO法人企業教育研究会とは


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　国立大学法人千葉大学教育学部の藤川大祐研究室を母体に、2003年3月にNPO法人認証を受けた千葉大発のベンチャーNPOです。主に学生たちの力で、企業と学校を結び、企業のリソースを活かして小学校、中学校、高等学校等に新しい授業プログラムや教材を届ける団体です。
　キャリア教育、食育、情報モラル教育、言語技術教育、科学技術教育等、学校が単独で実施することが難しいテーマの授業を中心に授業のプログラム・教材を開発しています。活動する学生は教育学部の学生が中心で、企業との連携や各地の学校との連絡調整、さらには多くの教室での授業実施を経験して、これからの学校教育を担う広い視野と実践力を身につけ、卒業生の多くが教員として活躍しています。
　他方、教員養成系以外の学生も参加しており、NPOでの活動を糧にして力をつけ、卒業生は各界で活躍しています。学校には新しい内容の授業が提供され、企業には自社のリソースを活かした社会貢献活動を可能にし、学生には他では学べない貴重な学習の場となっているのが、NPO法人企業教育研究会です。
　多くの企業や大学が活動に参画する現在、20 以上の授業プログラムがありますが、学校の教育課程の一部を行っているだけです。将来的にはすべての教育内容が社会とのつながりを持った授業になるように、開発・実践を進めていきたいと思っています。また、卒業した学生が教員として NPO を活用する活動を経験した学生が将来的に教育現場に勤務するようになり、今度は教員として出張授業を活用したり、プログラム開発に参加したりするようになればと思っています。


関連リンク

NPO法人企業教育研究会
http://ace-npo.org/

千葉市NPO活動大賞
https://www.city.chiba.jp/shimin/shimin/jichi/npo/vote2015.html


本件に関するお問い合わせ

千葉大学教育学部 　藤川 大祐　[e-mail]

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