ラグビー界のスーパースター、デイビッド・ポーコック選手がアムネスティを応援

PR TIMES / 2014年1月20日 19時39分

ロシアで窒息寸前の表現の自由を取り戻すために

華やかなソチ五輪開催の陰で、法律によってデモ規制や市民団体への規制を強めるなど、強権的な政策を次々と打ち出しているロシア政府。特にセクシャル・マイノリティに対する差別助長はひどいもので、同性愛やトランスジェンダーの人びとの存在そのものを否定するような法律も導入された。こうしたロシアの人権状況を非常に憂慮するアムネスティは、ロシア政府に対し表現の自由を規制する法律の見直しを求める署名キャンペーンを行っている。ラグビーのオーストラリア代表チーム「ワラビーズ」で主将を務めたこともあるデイビッド・ポーコック選手は、この活動に賛同しアムネスティと一緒に署名を呼び掛けている。



ソチ五輪を間近に控え、ロシア政府は昨年末に囚人の恩赦法を成立させ、一部区域での抗議行動を認めるなど、人道に配慮した姿勢を見せている。しかしこれは人権侵害に対する国際的な批判をかわそうとする策であり、抜本的な見直しとは程遠い。

批判の中でもとりわけ各国の非難を浴びているのが、セクシャル・マイノリティに対する政策だ。昨年には「未成年者に向けた非伝統的な性的関係に関するプロパガンダ」を刑罰の対象にする法律を成立させ、政治家も差別を煽るような発言を繰り返している。こうしたことが同性愛嫌悪の風潮を広め、同性愛やトランスジェンダーの人びとに対する暴力が絶えない。各国の首脳たちも懸念を表明している。

デイビッド・ポーコック選手は、オーストラリアで同性婚が合法となるまで長年の恋人と結婚しないと公言するなど、セクシャル・マイノリティの権利を求めて積極的に発言していることで有名だ。ソチ五輪を楽しみにしているからこそ、五輪の精神とは程遠いロシアの状況を憂い、今回、アムネスティの活動に参加した。

ロシアの人権問題はそれだけではない。2012年に成立した法律では、国外から助成金を受けて「政治的な」活動を行っているとみなされたNGOは、「外国エージェント」として登録しなければならない。登録しなければ罰せられ、登録すれば厳しい監視対象となり、さまざまな不備を指摘されて罰せられる可能性がでてくる。これまでに1,000以上の団体が査察を受け、なかには高額の罰金を科せられたり閉鎖に追い込まれたNGOもある。政府に批判的な活動をしているNGOが一層標的にされる恐れがある。街頭集会に関する法律も改悪された。デモを開催すると重い罰金が科せられ、デモの許可自体もおりにくくなっている。2013年前半だけで600人以上が拘束された。

国際社会で高まる批判をかわそうとしてか、ロシア政府はプーチン大統領批判の歌を歌って有罪になったプッシー・ライオットのメンバーらを恩赦法に基づいて釈放したり、完全に禁止していたソチでの集会やデモを「抗議専用区域」で認めるなどとした。しかし、五輪という祭典が終われば表現の自由がますます弾圧される危険があり、問題だらけの法律の見直しには程遠い。華やかな五輪の陰で起きている人権問題を見過ごしてはならない。


▽ロシア政府に表現の自由を求める国際署名はこちらから
http://bit.ly/1890knj

▽デイビッド・ポーコック選手の手紙はこちらから
https://www.facebook.com/amnesty.japan

▽アムネスティの公式サイト
https://www.amnesty.or.jp

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