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日本電色工業がポータブル水質測定器の試作・量産に プロトラブズの切削加工・射出成形サービスを採用

PR TIMES / 2017年7月12日 11時30分

製品開発における多くの課題をスピーディーに解決へ導く ICTと人的サポートを融合する、プロトラブズのオンデマンド受託製造サービス

プロトラブズ合同会社 (本社:神奈川県座間市、社長 トーマス・パン、以下プロトラブズ)は、日本電色工業株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役 岩本康一、以下日本電色工業)が開発したポータブル水質測定器「WA-2/WA-2M」の試作・製造において、プロトラブズの切削加工と射出成形サービスが採用されたことを発表しました。



日本電色工業は、日本で初めて「色彩」を数値化する測定器を販売して以来、色と光の関連機器のパイオニアとして業界をリードしており、濁度・色度測定(液体の濁りと色みを同時に測定する)の水質測定器においては、日本でトップシェアを誇ります。

WA-2/WA-2Mでは、試作品パーツの製作(切削加工)から、最終製品の量産品(射出成形)までの工程で、プロトラブズの製造サービスが採用されています。
[画像1: https://prtimes.jp/i/2818/60/resize/d2818-60-953215-0.jpg ]



■導入背景
日本電色工業では、約40種類の製品ラインアップに加え、新製品も年間2機種開発しており、現場では常に過密な日程で製品開発が進められています。そのため、同社ではこれまでの製品開発環境に、スピード面での課題を感じていました。WA-2/WA-2Mの試作品製造にあたり、プロトラブズの無料オンライン見積もりを試したところ、従来2-3週間かかっていた切削加工が、以前より低コストでありながら最短1日で実現できることがわかりました。この圧倒的なスピードが、プロトラブズの製造サービスを採用するきっかけとなりました。

■「ICT技術」と「人的サポート」が、多くの課題をスピーディーに解決へと導く
当初は試作パーツを作る工程でのみプロトラブズの利用を想定していましたが、量産品と同じ材料が試作時より利用できることから、最終製品の量産品においてもプロトラブズの射出成形サービスを利用することになりました。金型設計を伴う射出成形でも、3週間で2サイクル評価を可能とするプロトラブズの製造スピードと、高い品質が評価されました。

その一方で、射出成形では、当初の案がアンダーカット数の多い複雑な形状だったため、金型製作が予算を大幅に超えてしまうことが課題でした。この課題解決に貢献したのが、プロトラブズのタイムリー且つインタラクティブなサポート体制です。具体的には、3D設計図をPC上で共有し、電話で議論しながら形状変更を微調整しました。1パーツにつき約7回以上のやり取りがありましたが、全てスムーズに進み、結果として強度やデザインを妥協せずにアンダーカットを減らし、予算内で金型を製作することができました。
同機の開発に携わった、日本電色工業 技術部技術開発課 主任の内野 誠氏は次のように述べています。「流線的な形状を主体とした発案当初のデザインを崩さず完成形にたどり着けたのは、プロトラブズのスペシャリストたちの設計支援のおかげです。悩んだときいつもその場で的確な解決策を示してくれるので、集中力が持続し、発想力も高まりました。結果として、多くの課題をクリアし、量産化を素早く実現できました。」

■インサート成形で、従来品よりも高い堅牢性を実現

WA-2/WA-2Mの内部にある「試料室」の部分は、少しのたわみが測定精度に影響を与えるため、高い強度が求められます。そのため、樹脂パーツの機械的強度を高めるため、今回プロトラブズのインサート成形サービスが利用されています。また材料自体も、ガラスファイバーの入った樹脂(PA66-GF30%)を使うことで、高い堅牢性を実現することができました。「素材を選定するにあたり、プロトラブズの素材サンプルがとても役に立ちました。強度や重さの確認に加え、水にぬれたり、薬品につけたりする部品なので、実際のサンプルで確認することができました。」 と内野氏は述べています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/2818/60/resize/d2818-60-245254-1.jpg ]



日本電色工業は、今後の製品アップデートおよび新製品開発でも、プロトラブズの利用を検討しています。プロトラブズは、今回の日本電色工業での実績を活かし、プロトラブズ独自のICT技術を駆使した「デジタルマニュファクチュアリングシステム」を軸に、設計開発者が抱える課題解決へと導く設計サポートを、今後も提供いたします。
(以上)

ポータブル水質測定器「WA-2/WA-2Mについて
日本電色工業のポータブル水質測定器「WA-2/WA-2M」は、重さ約600gという携帯性の高いサイズでありながら、液体の濁度、色度、残留塩素、透視度の4項目の測定をオールインワンで可能にしています。
特筆すべき点は屋外での使用環境(急激な気温変化や電源入り切りの繰返し)における高い安定性能です。日本電色工業の強みである「高性能」「実用的でデザイン性が高い」「メンテナンスフリー」のトータルバランスを融合した測定器となっています。主に上下水道の水質検査、屋外での貯水槽検査、配管工事の洗管後の検査、学校プール水の検査、海洋検査、温泉成分の調査に利用されます。

プロトラブズについて
プロトラブズはICTを駆使した独自のデジタル マニュファクチャリング システムにより、カスタムパーツの試作から小ロット生産をオンデマンドかつ画期的な速さで受託製造する会社です。最先端のICTテクノロジーを最大限に駆使することにより、CNC切削加工、射出成形パーツを数日で製作します。国内では2,300社様以上が利用しており、日本全国の製品開発者に、他に類を見ない早さでパーツを入手できるという価値をお届けしています。プロトラブズに関する詳細は、http://www.protolabs.co.jp をご参照下さい。プロトラブズの会社概要は、http://www.protolabs.co.jp/about で確認いただけます。

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