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新素材「LIMEX」を開発するTBMは、総額31.2億円の資金調達を実施

PR TIMES / 2018年11月15日 16時40分

事業会社各社とシナジーを創出し、さらなる事業拡大へ

石灰石を主原料とし、原料に水や木材パルプを使用せず紙の代替や石油由来原料の使用量を抑えてプラスチックの代替となる新素材「LIMEX(ライメックス)」を開発・製造・販売する株式会社TBM(本社:東京都中央区、代表取締役CEO:山﨑敦義、以下TBM)は、伊藤忠商事株式会社、ゴールドマン・サックス、新生企業投資株式会社、大日本印刷株式会社、ディップ株式会社、凸版印刷株式会社、フランスベッドホールディングス株式会社、三菱鉛筆株式会社(※五十音順)に対して第三者割当増資を実施いたしましたのでお知らせいたします。



[画像: https://prtimes.jp/i/16815/61/resize/d16815-61-238913-0.jpg ]


■ 背景
 持続可能な開発目標(SDGs)やプラスチック問題の課題解決に向けて、企業の環境問題への配慮や対応が求められています。TBM は2015 年に経済産業省の支援を受けて、新素材 LIMEX を生産する第 1 号プラント(宮城県白石市)を完成。シリコンバレーの 3 大アクセラレーターの1つである、Plug and Play において年間を通して「世の中に最も社会的影響を与える企業-ソーシャルインパクトアワード-」を受賞。これまでLIMEX 製品の実用化に向けて大手事業会社との共同開発やパートナーシップを強化し、3,000社を超える企業にLIMEX製品の導入を進めて参りました。
 また今年に入り、TBMは世界各地でLIMEX の工場設立に向けた協議を進めておりますが、海外で使い捨てプラスチックを規制する動きが強まり、世界中から LIMEXに関して400 件以上の引き合いを頂くなど、プラスチックの代替素材として注目を集めています。ブリュッセルで開催された Brussels SDG Summit 2018 (主催;CSR ヨーロッパ)においては、パートナーに認定され、LIMEXの劣化やロスの少ないリサイクル性能の高さを活かし、シート状のものから射出成型品をつくる「LIMEXのアップサイクル」を紹介。(サーキュラー・エコノミーの推進)また、価格の安い石灰石を主原料に一部の生分解性樹脂から構成される「生分解性LIMEX」の開発を発表。エコノミーとエコロジーを両立しながら、循環型社会への移行を目指す取り組みを加速しております。

■ 資金調達の目的
 今回の第三者割当増資により、国内における生産量拡大および商品競争力強化のための量産工場(多賀城工場、2020年竣工予定)の立ち上げ、海外での事業展開を加速するためのマーケティングや人材採用及び研究開発や共同開発に対する積極的な投資を実施します。
 また割当先の事業会社各社と連携することでシナジーを創出し、LIMEX製品の共同開発やマーケティング、並びに海外展開における連携を図ります。新素材LIMEXのコア技術を保有する弊社と、関連領域において豊富な知見や開発・販売リソースを有する大手事業会社が連携することで、LIMEXの加速度的な成長を実現して参ります。

■ 本第三者割当増資の引受先
・伊藤忠商事株式会社
・ゴールドマン・サックス
・新生企業投資株式会社
・大日本印刷株式会社
・ディップ株式会社
・凸版印刷株式会社
・フランスベッドホールディングス株式会社
・三菱鉛筆株式会社
(※五十音順)

■ 新素材「LIMEX(ライメックス)」について
[ LIMEXとは ]
・ LIMEXは炭酸カルシウムを50%以上含む、無機フィラー分散系の複合材料であり、日本発の新素材。
・ 2013 年、経済産業省のイノベーション拠点立地推進事業「先端技術実証・評価設備整備費等補助金」に採択。
・ 2014 年、国内特許を取得。現在、日中米欧を含む20か国以上で登録済。
・ 2015 年、宮城県白石市に年産 6,000 トンの LIMEX を製造する第一工場を建設。
・ 2016 年、米国シリコンバレーの「Plug and Play」で初の 『世の中に最も社会的影響を与える企業ソーシャルインパクトアワード』を受賞
・ 2017 年、「第7回日米イノベーションアワード」において『イノベーション・ショーケース』を受賞

[ 紙の代替として ]
・ 通常、普通紙1トン生産する場合、樹木を約 20 本、水を約 100 トン使うが、LIMEX は原料に木や水を使用せず、石灰石 0.6~0.8 トンとポリオレフィン約 0.2~0.4 トンから LIMEX の紙代替製品(LIMEXシート)1トンを生産可能。
※国内の製紙業界においては、単に伐採するだけでなく海外で植林活動を実施。
※使用済みの LIMEX の紙代替製品を廃棄する場合は可燃ごみ扱い。(古紙回収に出さない)

[ プラスチックの代替として ]
・ 従来のプラスチックの原料は石油由来樹脂 100%であるが、LIMEX では主原料が石灰石であり、石油由来樹脂の使用量を大きく削減可能。
・ LIMEXは、石灰石を主原料に石油由来樹脂と構成されているが、石油由来樹脂を100%バイオ由来、かつ生分解性の素材に置きかえた生分解性LIMEXの検討を開始。
・ 単価の安い石灰石を主原料とすることで価格競争力を有する。
・ LIMEX の印刷物等のリサイクル材から、LIMEX 製のプラスチック成型品(LIMEXペレットを加工)を製造することが可能。(LIMEXのアップサイクル)

[ 資源としての石灰石の埋蔵量 ]
・ 日本でも 100%自給自足できる資源。世界各地の埋蔵量も豊富で、ほぼ無尽蔵。

■ 株式会社TBM
代表取締役CEO :山﨑 敦義
本社 :東京都中央区銀座 2-7-17-6F
設立 :2011 年
資本金 :91 億 9,480 万円(資本準備金含む)/ 2018 年 11 月時点
事業内容 :LIMEX 及び LIMEX 製品の開発・製造・販売
URL :https://tb-m.com/limex/

*本ニュースリリースに記載された会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
*本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

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