舶用燃料電池システムの開発を開始
PR TIMES / 2020年5月12日 13時15分
ヤンマーホールディングス株式会社(本社:大阪市、社長:山岡健人)及び同グループ会社のヤンマーパワーテクノロジー株式会社(本社:大阪市、社長:田尾知久)は、車両用燃料電池ユニットをベースにした船舶用水素燃料電池システムの開発に着手し、環境に配慮した新たなパワートレインの創出に取り組みます。
[画像: https://prtimes.jp/i/34384/61/resize/d34384-61-199767-0.png ]
船舶業界では、排ガス規制により航行を制限されるエリアが設置され、国際海事機関において今世紀中の温室効果ガス(GHG)排出ゼロを目指す「GHG削減戦略」が採択されるなど、世界的な環境規制強化が進んでいます。ヤンマーグループはこれまで、ディーゼルエンジンやデュアルフューエルエンジン※1において各国の排ガス規制にいち早く対応するなど、環境に配慮したものづくりに取り組んできましたが、今後は化石燃料に捉われないパワートレインも必要となります。
その取り組みの一環として、ヤンマーグループは水素燃料を利用した将来のパワートレインの技術開発に取り組んでおり、トヨタ自動車株式会社(本社:愛知県豊田市、社長:豊田章男)と覚書を締結し、トヨタ自動車製MIRAI用燃料電池ユニットと高圧水素タンクを使用した船舶用燃料電池システムの開発を開始します。同グループは、2020年度内を目標に、MIRAI用燃料電池ユニット等のマリナイズによる搭載性の向上及びより長い航続時間の実現を目的として自社製ボートによる実証試験を開始し、実用化と将来の多用な用途への適用に向けて開発を進めていきます。
※1デュアルフューエルエンジン:環境性に優れたLNG燃料と従来ディーゼル燃料の併用が可能なエンジン
<ヤンマーについて>
1912年に大阪で創業したヤンマーは、1933年に世界で初めてディーゼルエンジンの小型実用化に成功した産業機械メーカーです。「大地」「海」「都市」のフィールドで、産業用エンジンを軸に、アグリ、建機、マリン、エネルギーシステムなどの事業をグローバルに展開し、お客様の課題を解決するソリューションを提供しています。ヤンマーは“A SUSTAINABLE FUTURE-テクノロジーで、新しい豊かさへ。-”をブランドステートメントに掲げ、次の100年へ向けて持続可能な社会の実現に貢献していきます。
詳しくは、ヤンマーのウェブサイトhttps://www.yanmar.com/jp/about/をご覧ください。
<注記>
本紙に記載されている内容は、5月12日時点のものです。最新の情報とは内容が異なっている場合がありますのでご了承願います。
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