【東洋大学】生命科学部 伊藤政博教授の研究グループ、神経科学の分野で注目される新規のイオンチャネルを発見

PR TIMES / 2014年11月12日 10時51分

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東洋大学 生命科学部の伊藤政博 教授の研究グループ
神経科学の分野で注目される新規のイオンチャネルを発見

●好アルカリ性細菌から新規の非選択性陽イオンチャネルを発見
●電依存性チャネルの新たなイオン選択フィルターを発見
●神経情報伝達や遺伝的疾患を引き起こす原因解明にもつながる、  
 電位依存性ナトリウムチャネルの理解に貢献する発見 
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 東洋大学生命科学部(群馬県邑楽郡板倉町)の伊藤政博教授の研究グループは、ハーバード大学及びマウントサイナイ医科大学との共同研究により、神経科学の分野で注目される電位依存性ナトリウムチャネルファミリーから、ナトリウムイオン以外が流れる新規のイオンチャネルを発見しました。

●好アルカリ性細菌から新規の非選択性陽イオンチャネルを発見
●電依存性チャネルの新たなイオン選択フィルターを発見
●神経情報伝達や遺伝的疾患を引き起こす原因解明にもつながる、
 電位依存性ナトリウムチャネルの理解に貢献する発見

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研究成果概要
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 東洋大学生命科学部生命科学科の伊藤政博教授の研究グループは、ハーバード大学医学部・ボストン小児病院のDavid Clapahm教授のグループ、およびマウントサイナイ医科大学のTerry Krulwich教授と共同で、極限環境微生物の好アルカリ性細菌Bacillus alcalophilus(バチルス・アルカロフィラス)からNaChBacファミリーに属する新規な電位駆動非選択性陽イオンチャネル(Voltage-gated non-selective Cation channel、NsVBa)を発見しました。

 今回のタンパク質は、結果としてナトリウムイオン(Na+)、リチウムイオン(Li +)以外にカリウムイオン(K+)、ルビジウムイオン(Rb + )、 カルシウムイオン(Ca2+)、ストロンチウムイオン(Sr2+)、バリウムイオン(Ba2+)といった陽イオンを輸送することができる新規な非選択性陽イオンチャネルであることがわかりました。

 今回の発見は、これまでの未解明な点が多かった電位依存性ナトリウムチャネルの選択的イオン透過機構の常識を覆す研究報告で、神経情報伝達や電位依存性ナトリウムチャネルに起因する遺伝的疾患を引き起こす原因の解明にもつながるものです。東洋大学生命科学部とバイオ・ナノエレクトロニクス研究センターでは、これまで極限環境微生物の生態および分子生物学的解析とその利用を他の大学に先駆けて積極的に展開してきました。今回の成果はその現れといえます。
※本研究の一部は、文部科学省科学研究費補助金・新学術領域研究「運動超分子マシナリーが織りなす調和と多様性」研究No. 24117005によってサポートを受けました。

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