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「日本橋 母乳バンク」開設1周年イベントを9月29日に開催

PR TIMES / 2021年9月29日 21時45分

ドナーミルクを使用された赤ちゃんのご家族は「正しく理解してベストな選択を」とプレパパ・プレママへメッセージを送る

ピジョン株式会社(本社:東京、社長:北澤 憲政)は、一般社団法人 日本母乳バンク協会(代表理事:水野 克己)の活動に賛同し、支援活動の1つとして開設された「日本橋 母乳バンク」の1周年を記念したイベントを2021年9月29日(水)ピジョン株式会社本社にて開催しました。



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[画像2: https://prtimes.jp/i/48454/62/resize/d48454-62-9939487791af14ebdb91-4.png ]



・ピジョン株式会社 代表取締役社長 北澤より「母乳バンク開設1周年への想い」について、その後、一般社団法人 日本母乳バンク協会 代表理事水野先生より「日本橋 母乳バンク開設後の実績」についてお話をいただきました。その中では、開設後、ドナーミルクの提供件数・提供量が増え着実に実績を積み重ねていることが語られた一方、今後さらに母乳バンクを日本で普及させていくためには、社会の理解や継続的な支援の必要であることをお話されました。

・公益財団法人 田附興風会 医学研究所 北野病院 小児科 未熟児・新生児部門 部長 水本 洋先生からは、ドナーミルクの提供した実際の症例を紹介いただき、ドナーミルクの必要性について説明いただきました。

・ピジョン株式会社 コーポレートコミュニケーション室の手塚からは、昨年に続き実施したプレママとママを対象にした調査の結果において、母乳バンクの認知度は上がっているものの、引き続き、母乳バンクの仕組みや必要性について、より多くの方により深く正しく理解してもらう必要性などが示されました。この調査の結果からわかったことや日本母乳バンク協会の運営状況に基づき、母乳バンクへの支援活動を拡充することを発表しました。

・トークセッションでは水野先生に加え、ドナーミルクを使用した赤ちゃんとご家族にオンラインで参加いただき、ドナーミルク使用当時のお気持ちを伺いました。ご家族は、「当時、母乳バンクの存在を全く知らなかったため、ドナーミルクの話を最初に先生から聞いた時は戸惑いや抵抗感が強かったが、今元気にすくすく育っているのはドナーミルクのおかげだと思っています。これからママやパパになる方には、ドナーミルクがどんなものなのか、そして小さく生まれた赤ちゃんにとって母乳がどれだけ有効なのかを正しく理解いただき、お子さんにとってベストな選択をして欲しいと思います。」と話してくださいました。

主催挨拶:
【ピジョン株式会社 代表取締役社長 北澤 憲政】

[画像3: https://prtimes.jp/i/48454/62/resize/d48454-62-97c8a5e857327232c654-5.png ]

私は2018年、ブラジルで母乳バンクを訪問した際に、小さく早く生まれた赤ちゃんにとって母乳は“薬” のように大切なものだと、母乳の重要性を再認識し、ゴールドスポンサーとして母乳バンクの支援を開始しました。そして昨年9月に、日本で2拠点目となる「日本橋母乳バンク」が開設して、1年が経過しました。先日、低体重で生まれた赤ちゃんがドナーミルクによってすくすくと成長される姿を目にして、母乳バンクを支援してよかったと思いました。
当社は、この世界をもっと赤ちゃんにやさしい場所にするため、今後も日本での母乳バンクの普及に向けた支援、また、母乳バンクの仕組みを確立するための包括的な支援を推進してまいります。

日本母乳バンク協会の実績報告と今後の活動について:
【一般社団法人 日本母乳バンク協会 代表理事 水野 克己先生】

[画像4: https://prtimes.jp/i/48454/62/resize/d48454-62-137de0bb423138163037-6.png ]

母乳バンクは、お母さんの母乳が出ない場合に、赤ちゃんに母乳を提供すること、1,500g未満の極低出生体重の赤ちゃんが障がいなく元気に育つことを実現すること、小さな命をみんなで助ける社会の実現すること、という3つのミッションを持っています。この母乳バンクは、昨年開設した時点では私と妻の二人で家内操業という状況でしたが、本当に手厚いご支援のおかげで現在は技術担当者8名、事務担当者2名の計10名で運営することができるようになり、より多くの赤ちゃんにドナーミルクを提供できています。実績としては、ドナーミルクを使っている施設数は2019年から11、24、36と順調に増加しており、ドナーミルクを使用した赤ちゃんも2019年から倍々で増え、本年度は昨年の2倍以上のおよそ500人に提供できることを見込んでいます。それだけ多くの赤ちゃんにドナーミルクを提供するためには、より多くのドナーの方が必要であり、コロナ禍で遠くのドナー登録施設を訪れることも難しいという背景もあるため、ドナー登録施設を増やすことが喫緊の課題だと考えています。今後も、より多くの赤ちゃんにドナーミルクを使っていただけるように、最終的にはこの日本社会全体で小さな命を守っていけるように、母乳バンクの活動に取り組んでまいります。

ドナーミルクを利用した症例の紹介:
【公益財団法人 田附興風会 医学研究所 北野病院 小児科 未熟児・新生児部門 部長 水本 洋先生】

[画像5: https://prtimes.jp/i/48454/62/resize/d48454-62-916ab19f75a288977582-7.png ]

私が経験したドナーミルクを利用した症例では、お母さんの病気により、24週に帝王切開でのご出産となり、生まれた赤ちゃんは528gでした。
出産後お母さんの体調が急変し、この先、母乳をたくさん得ることは難しいと判断し、母乳バンクにドナーミルクの相談をしたところ、メールをしてから1時間後に書類が届き、相談からわずか4日後にはドナーミルクが到着、生後9日目に使用開始することができました。そしてその後順調にミルクを増量し、生後180日で退院をするときには体重は4,100gにまで増え、大きな合併症を発症することもなく、退院後も成長発達ともに順調です。
私自身もドナーミルクのシステムがこんなにも身近で、必要な時に迅速な対応・サポートを受けられることを初めて知りました。

<参考URL>
ピジョンちいさな産声サポートプロジェクト特設サイト:https://www.pigeon.co.jp/csr/tinycry/
日本母乳バンク協会:https://jhmba.or.jp/

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