「Beyond BioLAB TOKYO研究助成制度」追加採択者として、Shojinmeat Projectの支援を開始
PR TIMES / 2019年11月19日 17時15分
市民科学によるオープンソースなバイオテク研究を後押し
Beyond Next Ventures株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:伊藤毅、以下「当社」)は、優れた研究を行う研究者を対象に、当社が運営するシェア型ウェットラボ「Beyond BioLAB TOKYO」の無償利用の権利を提供する「Beyond BioLAB TOKYO研究助成制度」の特別枠採択者として、「Shojinmeat Project」を採択したことをお知らせします。当該Projectは「バイオ技術と細胞農業の民主化」を目指して、オープンソース細胞農業の技術を開発する市民科学の団体です。
[画像: https://prtimes.jp/i/17460/63/resize/d17460-63-385627-0.jpg ]
■Shojinmeat Projectとは
Shojinmeat Projectは、純肉やバイオの技術が特定利益ではなく、民意によって使われる世界を作るべく、バイオ技術の研究開発と細胞農業の社会コミュニケーション活動を行う有志の市民団体です。
近年、畜産業に内在する資源面や衛生面、倫理面などの課題を解決すべく様々な方法で人工培養肉の生産が試みられていますが、人工培養肉が広く世間からの理解を得るためには、一部の企業によるクローズドな開発ではなく、一般市民にも開かれた立ち位置での研究や啓蒙活動が必須です。
Shojinmeat Projectでは、こうした背景を受け、一般の方でも簡単に入手ができる材料を用いて人工培養肉を精製し、そこで得られた技術をオープンソース化することにより、広く開かれた人工培養肉の研究を行っています。現在は、実験活動にとどまらず、生命科学、倫理学、文化人類学など分野ごとに「クラスタ」を作り、それぞれのクラスタで勉強会の実施、アート作品の制作発表、出版や登壇などの社会コミュニケーション活動なども行っています。
■本制度の背景と目的
本制度は、当社がこれまで活動の中心として行っている、技術系シーズの事業化支援をさらに加速するためには、広く基礎的研究活動についても支援し、20~30年後の研究環境を育むことが重要であるとの考えによりスタートした研究者支援のプログラムです。本制度の中で、将来の事業シーズとなる基礎研究の支援だけではなく、一般の人々が研究活動にアクセスしやすくなる環境整備も科学技術の発展には必要という想いから、Shojinmeat Projectの活動に共感し、今回の研究助成制度に特別枠を設け、追加採択を決定しました。
オープンソースでバイオテック研究を進めるコミュニティの中核として、DIYバイオ・細胞農業の普及活動を本ラボを通じて広めていって欲しいと考えています。
■採択者コメント
素晴らしい設備での研究機会を与えて下さりとても感謝しています。自分達の研究に一生懸命取り組むのはもちろん、シェアラボの良さを活かして他の入居者の方と積極的に交流し、良い影響を与えられたらと思います!
Shojinmeat Project 概要
ウェブサイト : https://shojinmeat.com/wordpress/
団体紹介資料 : https://www.slideshare.net/2co/2019-127817694
Beyond BioLAB TOKYO 概要
所在地 : 東京都中央区日本橋本町2-3-11 日本橋ライフサイエンスビルディング B101
面積 : 412.7平方メートル (約125坪)
設立日 : 2019年3月
用途 : 実験スペース、オフィススペース
ウェブサイト : http://biolab.beyondnextventures.com/
Beyond Next Ventures株式会社 概要
本社 : 東京都中央区日本橋本町1-4- 3 日本橋ムロホンビル1
代表者 : 代表取締役社長 伊藤 毅
設立日 : 2014年8月
ウェブサイト : http://beyondnextventures.com
【Beyond Next Venturesについて】
Beyond Next Venturesは、2014年8月に創業した、技術系スタートアップへのインキュベーション投資に特化した独立系アクセラレーターです。大学シーズの事業化支援から、ベンチャー投資、成長支援までに渡る豊富な投資経験と優れた運用実績を有する、国内でも数少ない当分野におけるリーディング企業の1社であり、JSTの大学発新産業創出プログラム(START)における事業プロモーターや、NEDOの研究開発型ベンチャー支援事業の認定を受けています。2015年2月に設立した1号ファンド、2018年10月に設立した2号ファンドを合わせて累計150億円超と、アクセラレーターとしては国内最大のファンドを運用し、多数の技術系スタートアップへの投資と、その事業化・成長支援を手掛けています。
また、「BRAVEアクセラレーションプログラム」(URL: http://brave.team/)を通じて革新的な技術の事業化を目指す大学や研究機関などの研究者/起業家に対し、経営人材候補とのマッチング、事業化実現のための知識や人材ネットワーク・成長資金を提供しています。アカデミア発のテクノロジーに特化したアクセラレーションプログラムでは国内最大規模であり、2017年度JSTのSTART事業の第2サイクルでは、BRAVE出身プロジェクトが4件(全体の採択件数は5件)採択されるなど、実践的なプログラムを受講した成果を残しています。2018年からは、東京都からの委託を受け、創薬系ベンチャーの起業や創薬系ベンチャー企業の成長を支援するアクセラレーションプログラム「Blockbuster TOKYO(ブロックバスタートーキョー)」(URL:https://www.blockbuster.tokyo/)も運営しています。
加えて、2019年3月に、研究開発を含めた事業化支援を提供する拠点として、東京都中央区にシェア型ウェットラボ「Beyond BioLAB TOKYO」を開設しました。主に医療・ライフサイエンス領域の技術系スタートアップに対し、起業とその急成長を促進する環境を提供しており、現在、ラボ利用者を募集しています。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
【産業用酵素の革新へ】株式会社digzymeはシリーズAラウンドでの7.3億円の資金調達が完了しました
PR TIMES / 2024年4月23日 10時15分
-
「Nakanoshima Qross(未来医療国際拠点)」にラボ・オフィスを開設
PR TIMES / 2024年4月16日 17時15分
-
細胞培養や細胞毒性試験業務など、バイオ業界に携わる人材を育成、日研トータルソーシング株式会社 R&D研修センター バイオ研修サイトにて研修を開始
PR TIMES / 2024年4月15日 13時15分
-
菌タンパク質「kin-pun」のフェルメクテス 国内最大規模を誇る起業支援プログラム「1stRound」支援先に採択
PR TIMES / 2024年4月9日 11時15分
-
カルネット コンソーシアム、「日本初の培養肉製造ライン」の整備方針について検討、東京女子医大 清水教授も交えて細胞農業の基礎研究から事業化までの取り組みを議論
PR TIMES / 2024年3月25日 11時15分
ランキング
-
1リッチモンド、顧客満足度1位に「なっちゃう」神髄 目指さずとも…要因は"委ねる"から生まれる主体性
東洋経済オンライン / 2024年4月23日 10時30分
-
2いなば食品、大炎上でも「不買運動」が起きぬ理由 キリンはあれだけ盛り上がったが…どこに違いが?
東洋経済オンライン / 2024年4月23日 18時10分
-
3「会社の飲み会」を避ける人は大損している…飲み会は無駄という若手が知らない"お値段以上のリターン"
プレジデントオンライン / 2024年4月23日 6時0分
-
4【要注意】自宅に「エコキュートの無料点検をします」と突然の来訪! 悪徳業者の「詐欺」の場合もあるの? 正規業者との見分け方や注意点を解説
ファイナンシャルフィールド / 2024年4月22日 5時0分
-
5今から家買う人は知らないとマズい「耐震」の真実 過去の大地震の被害データを分析してわかること
東洋経済オンライン / 2024年4月23日 13時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください