非小細胞肺がん患者さんにおける治療選択に関する意識調査結果を発表

PR TIMES / 2019年5月9日 16時40分

日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:青野吉晃)と3Hメディソリューション株式会社(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:安藤 昌、以下、3Hメディソリューション)は、「非小細胞肺がん患者さんの治療選択に関する意思調査」を実施しました。本調査は、2018年12月13日~12月16日に、非小細胞肺肺がんの治療経験のある患者さん139名を対象に、インターネットによるアンケート形式で実施しました。




患者さんは、より長い生存期間を得られる可能性のある治療を望んでいる
薬剤を選ぶにあたり参考にした情報は、8割以上の患者さんが「医師の説明」と回答し、最も多い
二次治療で使う薬剤について説明されている患者さんは約3割で、約7割の患者さんには治療の全体像が示されていない
約4割の患者さんは医師からの説明を十分と感じていない
患者さんの7割は、生存期間延長のためならば再生検*を受けたいと考えている
約9割の患者さんが「リアルワールドエビデンス(RWE)**のデータを知りたい」と回答

調査からは、がん治療を行う上で患者さんが最も望むことは生存期間の延長であることが改めて確認されました。また、薬剤選択の際に参考にした情報として8割以上の患者さんが「医師の説明」と回答するものの、約4割の患者さんは医師からの説明を十分だと感じていない現状が示されました。
非小細胞肺がんにおいて長期生存を期待する状況の中、患者さんには一次治療のみの情報でなく二次治療を含めた長期の治療戦略を知りたい要望があることが示されました。

*再生検:初回治療の耐性後に、再度、腫瘍組織を採取して検査すること
**リアルワールドエビデンス(RWE):診療報酬請求(レセプト)データや診療録(電子カルテデータ由来)、健診データなどの実診療行為に基づくデータ、またはそのデータベースのこと。こうしたリアルワールドデータ(Real World Data:RWD)から導き出されたエビデンス(科学的根拠)をリアルワールドエビデンス(Real World Evidence:RWE)と呼ぶことがある。

調査結果概要


患者さんは、より長い生存期間を得られる可能性のある治療を望んでいる
薬剤を選ぶにあたり参考にした情報は、「医師の説明」「患者さんのブログ」「学会からの情報」。最も多いのは「医師の説明」で、8割以上の患者さんが回答
約4割の患者さんは、医師から薬剤による効果の差についての説明を受け、さらにその2割の患者さんは、生存期間に関する説明を受けた
二次治療で使う薬剤について説明されている患者さんは約3割で、約7割の患者さんには治療の全体像が示されていない
約4割の患者さんは、医師からの説明を十分と感じていない
患者さんの7割は、生存期間延長のためならば再生検を受けたいと回答
約9割の患者さんが「RWEのデータを知りたい」と回答

肺がんは、2018年の予測罹患数は約125,100例で、死亡数は男女計1位です。近年は肺がん治療法の開発が進み、非小細胞肺がんにおける薬物療法は、遺伝子変異の有無により選択できる治療が異なり、同一の遺伝子変異であっても複数の治療選択肢が存在します。

本調査結果を受けて、埼玉医科大学リサーチアドミニストレーションセンター 教授 小林国彦先生は下記の様に述べています。

この調査からQOLを保ちつつ長期生存を望む患者さんの姿が明らかになりました。また、初回治療だけではなく、次治療も含めた治療の全体像を説明してもらいたいという様子がうかがえます。特に重要な情報源は医師からの情報ですが、十分な説明がなされていないと感じている患者さんも少なくはなく、医師と患者さんのコミュニケ―ションギャップが見てとれるため、一人ひとりの希望を聞きながら患者さんと一緒に治療選択を進めていく重要性が確認されました。

主な調査結果は以下の通りです。

調査の詳細
■がん治療を行う上で最も望むことは、生存期間の延長
がんの治療を行う上で望むことは『生存期間が延びること』 (28.8%)が最も多く、次いで『進行/再発しない期間が延びること』(23.7%)『これまでと変わらない生活ができること』(23.7%)でした。

Q がんの治療を行う上で、望むことの上位3つに、順位をつけてください。(1位の結果)
n=139/単位:%

[画像1: https://prtimes.jp/i/13827/64/resize/d13827-64-747017-0.png ]

■薬剤を選ぶにあたり参考にした情報は、「主治医の説明」「患者さんのブログ」「学会からの情報」。最も多いのは「医師の説明」で、8割以上の患者さんが回答
薬剤を選ぶにあたり参考にした情報は『主治医の説明』 (85.6%)が最も多く、次いで『患者さんが書いているブログ』(36.0%)『学会からの情報(ガイドライン等)』(32.4%)でした。
Q 薬剤を選ぶにあたり、参考にした情報を教えてください。(複数回答)
n=139/単位:%

[画像2: https://prtimes.jp/i/13827/64/resize/d13827-64-298691-1.jpg ]


■約4割の患者さんは、医師から薬剤による効果の差についての説明を受け、さらにその2割の患者さんは、生存期間に関する説明を受けた
患者さんの41.7%は『薬剤による効果の差』について説明を受け、そのうち『生存期間』について説明を受けた患者さんは22%に留まった。

Q 治療を開始する際、薬剤に関して、先生から説明があった内容を教えてください。(複数回答)
n=139/単位:%

[画像3: https://prtimes.jp/i/13827/64/resize/d13827-64-457607-2.png ]


Q 「薬剤による効果の差」と回答頂きましたが、具体的な内容を教えてください。(複数回答)
n=58/単位:%

[画像4: https://prtimes.jp/i/13827/64/resize/d13827-64-289744-3.jpg ]


■二次治療で使う薬剤について説明されている患者さんは約3割で、約7割の患者さんには治療の全体像が示されていない
『次(二次)治療で使う薬剤について』説明を受けた患者さんは30.2%でした。

Q 治療を開始する際、薬剤に関して、先生から説明があった内容を教えてください。(複数回答)
n=139/単位:%

[画像5: https://prtimes.jp/i/13827/64/resize/d13827-64-929299-5.png ]


■約4割の患者さんは、医師からの説明に満足していない
初回の薬物治療開始時に先生から受けた説明の満足度を聞いたところ、37.5%の患者さんが、「どちらとも言えない」『あまり満足していない』『満足していない』と回答しました。

Q 初回の薬物治療開始時に先生から受けた説明に満足しましたか?
お気持ちに一番近いものをお選びください。(単一回答)
n=139/単位:%

[画像6: https://prtimes.jp/i/13827/64/resize/d13827-64-586153-6.jpg ]


Q 上記を選択した理由をお聞かせください。
『あまり満足していない』『満足していない』を選択した理由として、「説明不足だと感じた」「選択肢が無いように思えた」「知識がなく質問等ができなかった」等の回答が得られました。


■患者さんの7割は、生存期間延長のためならば再生検を受けたいと回答
遺伝子変異が見つかって薬剤を投与出来る方の割合がどのくらいであれば、再度、気管支鏡検査を受けたいと思うかについては、「何%でも再度気管支鏡検査を受ける」と回答した患者さんが70.5%にのぼり、多くの方が再生検を受けたいという意向を持っていることが確認されました。

Q 再発の際の遺伝子検査を受け特定の遺伝子変異が見つかった場合にのみ、使用できる薬剤があります。遺伝子変異が見つかって薬剤を投与出来る方の割合がどのくらいであれば、再度、気管支鏡検査を受けたいと思いますか?一番近い%を選んでください。(単一回答)
n=139/単位:%

[画像7: https://prtimes.jp/i/13827/64/resize/d13827-64-547647-7.png ]

※2pt未満はデータラベル非表示

■約9割の患者さんが「リアルワールドエビデンス/リアルワールドデータ」を知りたい」と回答
「リアルワールドエビデンス/リアルワールドデータ」について、先生から話を聞きたいとの回答が87.6%に上り、先生に説明してもらいたいという患者さんの意向が確認されました。

Q 先生からの治療説明の際、「リアルワールドエビデンス/リアルワールドデータ」に関しても話を聞きたいと思 いますか?(単一回答)
n=138/単位:%

[画像8: https://prtimes.jp/i/13827/64/resize/d13827-64-617505-8.jpg ]

※2pt未満はデータラベル非表示

【調査概要】
調査対象:
進行再発非小細胞肺がん患者で、現在薬物治療中または薬物治療終了から1年未満の方
調査実施期間:
2018年12月13日~2018年12月16日
調査方法:
がん情報サイト「オンコロ」にて募集を行い、インターネットによるアンケート調査を3Hメディソリューション株式会社が実施しました
有効回答数:139名

なお、調査のレポートは以下のURLよりご覧になれます。
https://www.boehringer-ingelheim.jp/sites/jp/files/documents/press_release_doc/201905_01.pdf

ベーリンガーインゲルハイムについて
ヒトと動物の健康を改善することは、研究開発主導型の製薬企業ベーリンガーインゲルハイムの使命です。私たちは治療選択肢が存在せず、未だ十分な治療法が確立していない疾患に焦点を合わせ、患者さんが健やかな生活を確保できる革新的な治療法の開発に専念しています。アニマルヘルスでは、先進的な病気の予防と早期発見・早期治療に注力しています。
ベーリンガーインゲルハイムは世界におけるトップ20製薬企業の1つで、1885年の設立以来、株式を公開しない企業形態を維持しています。約50,000人の社員が、医療用医薬品、アニマルヘルスおよびバイオ医薬品の3つの事業分野において、革新的な製品開発を通した価値の創出に日々取り組んでいます。2018年度、ベーリンガーインゲルハイムは約175億ユーロの売上高を達成しました。研究開発費は約30億ユーロとなり、売上高の18.1%に相当します。
株式を公開しない企業形態の特色を生かし、ベーリンガーインゲルハイムは世代を超え、短期的な利益ではなく長期的な成功を重視しています。したがって、私たちは、研究活動において、自社のリソースに加えて、オープンイノベーションと戦略的アライアンスを重視し持続的な成長を目指しています。ベーリンガーインゲルハイムは、私たちが関連するあらゆるリソースを尊重し、人類と環境に対する責任を果たしていきます。

詳細は下記をご参照ください。
http://www.boehringer-ingelheim.com/
(ベーリンガーインゲルハイム)
http://www.boehringer-ingelheim.jp/
(ベーリンガーインゲルハイム ジャパン)

3Hメディソリューションについて
3Hメディソリューションは、人(Human)の健康(Health)と幸せ(Happiness)をつなぐライフサイエンスグループである3Hグループにおいて、主に医薬・医療分野における被験者募集、患者調査、疾患啓発など、患者さんや企業、医療施設といったステークホルダーとのコミュニケーションを支援しています。82万人が登録する治験情報サイト「生活向上WEB」やがん情報サイト「オンコロ」、希少疾患情報及び、コミュニティサイト「RareS.」の運営などを通して、健康に関わる様々な課題を解決しています。詳しくは、 https://3h-ms.co.jp/をご覧ください。

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング