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高品質な果実づくりと働く人が心身ともに健やかに農業できる環境を実現 小豆島でオリーブ・柑橘畑の真ん中に新農舎設立

PR TIMES / 2021年9月30日 15時25分

~多様な人材が集う新しい農業の形を目指して~

小豆島のオリーブと柑橘の農園、井上誠耕園(所在地:香川県小豆郡小豆島町池田、園主:井上智博)は、小豆島・池田地区でオリーブや柑橘を栽培している畑の真ん中に新農舎を設立しました。10月1日(金)より正式に稼働する予定です。農業の機械化・デジタル化を取り入れて、今後より新鮮でおいしい農作物をお客様にお届けできるようになるとともに、働く人が健やかに農業に従事できる環境を整備しました。



■ものづくりを究め、誰もが働きやすい農業へ
[画像1: https://prtimes.jp/i/34929/64/resize/d34929-64-0113d88f217bd85fc9db-0.jpg ]


一般的には収穫した農作物を処理するための小屋として知られる農舎ですが、オリーブと柑橘を育てる井上誠耕園では、第一に小豆島ならではのより高品質な果実を世にご提供すること、そして第二に誰もが働きやすく心身ともに健やかに農業ができる環境を整えることに理念を置いて、農舎の建築を始めました。
その考えから、農舎内に以下4つの設備を整えました。

[画像2: https://prtimes.jp/i/34929/64/resize/d34929-64-a4d9bc224a4c238c9572-1.jpg ]


■1.オリーブ果実を選別できるオリーブ選果機を導入

オリーブ選果機は熟し具合を色で判別し、選果を行える機械で、選果機導入により例年よりも果実の選別にかけていた約1000時間の労働時間を削減できる予定です。オリーブは果実から搾る油であるため、果実の品質が何よりも大事であり、新鮮な果実を搾油することが良質のオイルを作る一つの条件でもあります。選果機の導入により、オリーブ果実を収穫から搾油するまでの時間を大幅に短縮でき、鮮度が命であるオリーブをより新鮮な状態で搾油することが可能になります。


[画像3: https://prtimes.jp/i/34929/64/resize/d34929-64-d0d1fa36857d1d29ac97-2.jpg ]

また、新農舎選果場にフォークリフト・ハンドリフトを導入して、今まで人の手で運んでいたオリーブや柑橘の運び入れも容易になります。このように労働環境を整え、「農業は体力がないとできない」という認識を無くしていき、女性や高齢者も農業に従事できる新しい農業の形に挑戦していきます。


■2.温湿度管理を自動でできる柑橘の貯蔵庫を併設
[画像4: https://prtimes.jp/i/34929/64/resize/d34929-64-9ce11d649a068082f656-3.jpg ]

新農舎には貯蔵庫が併設されています。みかんなどの柑橘は、以前までは旧園主宅の地下で貯蔵していました。ある程度、温度・湿度は一定であったものの、正確な管理は出来ず、腐らせてしまう柑橘もありました。しかし、新農舎は3重シャッターの貯蔵庫があり、冷気を漏らしません。温度・湿度管理も正確に行えるようになります。特別な経験や技術を必要とせず、農業未経験者でも管理出来る体制になりました。


■3.働く人が快適に過ごせる休憩室とシャワールームを設置

井上誠耕園の農舎は働く人の環境を良くすることを大きな目的として設立しました。
農園スタッフはこれまで、旧園主宅を農舎兼休憩室として使用してきましたが、休憩室は小さく、毎年季節労働者が大勢集まる収穫期には、なかなか利用が難しい状態でした。さらに、老朽化による耐震問題もありました。
[画像5: https://prtimes.jp/i/34929/64/resize/d34929-64-9eadc103caca8f67e4b3-4.jpg ]

一方新農舎は、広々とした木目を基調とするフローリングルームです。木造建築の温かみを感じながら休憩を取ることができます。また、シャワールーム(男用3女用1)やキッチンも設置しました。このような仕組みで農業の「きつい・汚い・危険」という3Kのイメージを覆し、誰もが安心して働ける農業の在り方を目指します。


■4.農業のデータを蓄積できる事務所を完備
[画像6: https://prtimes.jp/i/34929/64/resize/d34929-64-09da494dee3488b3b092-5.jpg ]


井上誠耕園では、味や品質の良い柑橘を育てるための研究にも力を注いでいます。現在、オリーブや柑橘栽培の際に降雨量・日照量を見ながら肥料や水やりの量を変え、その都度データを蓄積して適切な栽培方法を確立する取り組みをしています。新農舎には1階と2階の一つずつ、2ヵ所に事務所を完備。これまで農園スタッフが積み重ねてきた技術を絶やすことなく次の世代にも残していきたいという想いから、人の手で丁寧に栽培する職人技を究めていくことはもちろん、同時にデジタル化を進め、過去の栽培データを用いて栽培管理ができる体制を目指しています。農作業をするだけが農業ではなく、IT技術を持つ人や農作物栽培を研究したい人など、様々な人材が農業を軸に力を発揮できる企業になりたいと考えています。


■この農舎で人が賑わう風景を見たい

井上誠耕園は、地域の人や農業に新規参入をしようとする人にとってのモデル企業を目指しています。新農舎設立はその一歩です。農業で収益を上げるために大切なのは、労働生産性を上げることです。選果場の機械化や農業のデジタル化、農舎による労働環境の充実、さらには果実の収穫の際に、農園の隅々まで軽トラックが走れるように道路整備を行うことや、木々の合間を乗用草刈り機が通れるように整地を行うことなど様々な取り組みで労働生産性を上げ、従来の農業のあり方を変えていきます。
新しい農業形態を目指すこの農舎で、人が賑わう風景こそ新しい農業の始まりなのです。


■施設概要
[画像7: https://prtimes.jp/i/34929/64/resize/d34929-64-0113d88f217bd85fc9db-0.jpg ]


(有) 井上誠耕園 Lプレイス(農舎)
【住所】:香川県小豆郡小豆島町池田字笹谷5141-14
【構造】:木造
【延床面積】:607.10m2
【総事業費】約1億5000万円
【設備】自動選果機、冷温貯蔵庫、シャワールーム、IHキッチン
URL▼
https://www.inoueseikoen.co.jp/press/?p=1479


■井上誠耕園とは
[画像8: https://prtimes.jp/i/34929/64/resize/d34929-64-88cc4c753289d111f894-6.jpg ]

瀬戸内海に浮かぶ香川県・小豆島は、古くから海上の要所として栄え、近年はオリーブの島として多くの観光客が訪れます。井上誠耕園はここ小豆島で昭和15年から三代に渡って農業を営んでいます。初代園主・井上太子治(たすじ)の時代から柑橘とオリーブを育て、平成28年にはオリーブ植栽70年を迎えました。現在は三代目園主井上智博のもと、約170名のスタッフが柑橘とオリーブの栽培から加工・販売までを一貫体制で行っています。

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