【プレスリリース:8月1日~8月7日は世界母乳週間】母乳育児は赤ちゃんの健康を守る最も費用対効果が高い取り組み

PR TIMES / 2013年8月1日 17時38分

8月1日から8月7日までは「世界母乳育児週間」です。
ユニセフは、母乳育児が子どもの命を守る最も費用対効果が高い取り組みである点に
注目していますが、6ヶ月間の母乳のみで育てられる、いわゆる完全母乳の赤ちゃんは半数未満です。
母乳育児をすすめるには、強いリーダーシップが不可欠です。



ユニセフ事務局次長のグレタ・ラオ・グプタは「母乳育児ほど、母親と子どもにとって効果が高く、
政府にとっても経済的である方法は他にありません。母乳は赤ちゃんにとって、免疫を得ることが
できる人生で最初の“予防接種”であり、最も費用対効果が高い、命を守る方法なのです」
と述べています。

■生存率を14倍も高める母乳

完全母乳で育った子どもは、そうでない子どもに比べて、生後6ヶ月を生き延びる確率が
14倍も高くなります。生後すぐに母乳を与えられた赤ちゃんは、新生児期に死亡する
リスクが最大45%も減ります。

加えて、母乳育児は子どもの学習能力を高め、肥満や慢性疾患などの予防にも効果があります。
アメリカとイギリスにおける最新の研究では、母乳で育てられた子どもは、そうでない子どもに
比べて病気にかかることが少なく、医療費負担が少ないことがわかりました。

赤ちゃんに対する利点だけではありません。完全母乳育児を行った母親は、
産後6ヶ月間に妊娠する可能性が低くなり、回復も早く、より早く産前の体重に戻ることができます。
産後うつにかかる可能性や、子宮がんや乳がんにかかる可能性も低くなります。


■完全母乳で育つ子どもは2.5人にひとり

世界的に母乳育児の利点は大きいものの、2012年に、完全母乳で育てられた6ヶ月以下の子どもは
わずか39%です。母乳育児率が低い地域が多いことや、母乳育児を行っている母親への支援体制が
欠如していることにより、過去数十年に渡って、完全母乳育児率に大きな改善はみられません。

一方、母乳育児に対して支援方針を定め、すべてのコミュニティに対する包括的なプログラムを
行っている国々では、母乳育児率は著しく向上しています。

中国の完全母乳育児率はわずか28%です。消費者は他国でも粉ミルクを買占め、現地で粉ミルクが
不足するといった事態も起きました。

世界第一位の人口を有する中国で、完全母乳育児率を上げるために、ユニセフと中国女性と子どもの
保健センターは、5月に「10m2of Love(愛の10平方メートル)」キャンペーンを開始しました。
母乳育児への意識と支援を高めるため、基準を満たした授乳室を設け、
専用ウェブサイト(unicef.cn/10m2)に登録し、広報しています。
現在、授乳室の場所を探せる携帯電話専用のアプリも開発中です。

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