【朝日学生新聞社×アルクテラス】中高生の大学進学情報の収集法を調査
PR TIMES / 2018年1月13日 15時1分
情報収集は中学時代から、SNSや口コミより大学公式を使用/2020年新制度に不安、情報源にアクセスできていない?
株式会社朝日学生新聞社(東京都中央区、代表取締役社長・脇阪嘉明、www.asagaku.com )とアルクテラス株式会社(東京都世田谷区、代表取締役社長・新井豪一郎、www.arcterus.com )は、中学生・高校生を対象にアンケートを実施し、大学や受験の情報収集の方法を調査しました。
アルクテラスが運営する勉強ノートまとめアプリ「Clear(クリア)」ユーザーを対象にインターネット調査を2017年12月23日~2018年1月6日に実施、中高生ら714人から有効回答を得ました。回答者のうち中学生は52%、高校生は47%、男性が20%、女性が80%です。
■大学進学の情報収集は、半数が高校入学前から
■SNSや口コミも使うが、最大の情報源は大学の公式サイトやパンフレット
大学進学に関する情報は「積極的に集めている」が188人(26.3%)、「一応集めている」が277人(38.8%)と半数以上。「積極的に」「一応」集めている人のうち、高校1年から集め始めた人が172人(35.9%)で学年別では最多ですが、中学生から集めた人は計131人(42.2%)、中学入学以前からという人も23人(4.8%)で、半数が高校入学前に大学の情報を集め始めています(グラフ1、回答者479人)。
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情報を集める方法を複数回答で聞いたところ、「大学ホームページ」が356人(49.9%)、「大学パンフレット」が300人(42%)、「オープンキャンパス」が234人(32.8%)で、大学の公式な情報を参考にしていることがうかがえます。一方で、「進学情報サイト」260人(36.4%)、「SNS」が215人(30.1%)、「中学校や高校でのアドバイス」が200人(28%)、「先輩や友人や身内の口コミ」が163人(22.8%)で、第三者の意見も参考にしています(グラフ2)。
[画像2: https://prtimes.jp/i/21716/65/resize/d21716-65-442434-1.jpg ]
もっとも参考にしている情報源(グラフ3)は、大学ホームページ(19.7%)、大学パンフレット(16.7%)、オープンキャンパス(13.9%)が上位を占めました。SNS(8.3%)や口コミ(5.7%)、中学校や高校でのアドバイス(5%)は、情報収集手段としては使っているものの、参考にする度合いは低いことがうかがえます。しかし、自由回答では「オープンキャンパスはいいところしか言わないから、その大学の悪いところも知りたい」(高校2年・女子)、「大学の特色について、大学が開いているサイトでは主観的すぎて参考にしにくい」(高校3年・男子)など、大学の公式な情報以外を求める声が複数見られました。
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■SNSはTwitterで検索や大学公式をフォロー
■受験生や大学生のフォローをする中高生も
大学進学情報を調べる際に使うSNSの種類は、Twitterが311人で43.6%と人気です(複数回答)。Instagramは6%、LINEQは7.6%、facebookは2.8%でした。SNSでの調べ方を複数回答で聞いたところ(グラフ4、回答者594人)は「大学名で検索をする」が439人(73.9%)で最多ですが、「大学のアカウントをフォローする」(20.5%)「受験生のアカウントをフォローする」(12.3%)「大学生のアカウントをフォローする」(10.8%)といった使い方も一定数います。
なお、使っているSNSではgoogle+が47.6%でTwitterをしのぐ結果が出ましたが、SNSではなくgoogle検索と混同して回答したケースが多いかもしれません。そのため、調べ方でトップの「大学名で検索をする」には、SNSでの検索ではなく、googleなどの検索が含まれている可能性があります。
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進学先を選ぶ基準を優先度の高いものから3つ選んでもらったところ(グラフ5)、「学びたい学問領域」が437人(61.2%)、「国公立か私立か」が333人(46.6%)、「学力や入試科目」が262人(36.7%)。
「学費」は205人(28.7%)、「奨学金制度」は82人(11.5%)と、経済的なことを考える人もみられ、自由回答では「奨学金制度について知りたいが、わかりやすいパンフレットがない」(高校1年・男子)、「受験費用や交通費のことも心配」(高校2年・女子)など、奨学金や受験費用の情報を求める声が目立ちました。
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■悩みは2020年度の大学入試改革の情報がないこと
■新しい入試制度に詳しい新聞・雑誌、塾を情報源にしていないから?
自由回答では、高校1年生や中学3年生を中心に、2020年度から大学入試制度が変わることへの悩みが多くあがっています。「大学入試制度の変革に伴い、大学教育の方針も変えられていくのか」(高校2年・男子)、「入試が変わるので、浪人ができない。変わった後の入試制度もしっかりと早めに理解しておきたい(高校1年・女子)、「私の学年からセンター試験が無くなるので、新しい試験はどのような問題が出るのか、記述の問題はどのくらい出るのか、など、新しい試験について詳しく知りたいです」(中学3年・女子)などです。
新しい入試制度についての情報は、大学のパンフレットやホームページなどよりは、おそらく進学情報サイト、新聞や雑誌、塾などのほうが詳しく発信しています。しかし、情報収集の手段(グラフ2)を見ると、新聞や雑誌は64人(9%)、塾は137人(19.2%)と少ないため、中高生が情報をキャッチしきれていないと推測できます。
なお、進学を希望する学部や学科も質問しました(3つを選択)。外国語、教育学・教員養成、心理学が多い傾向にありますが、回答者の8割が女子ということが理由かもしれません。
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【回答者属性】
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https://prtimes.jp/a/?f=d21716-20180112-4172.pdf
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