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【2021年度 新入社員4,535名のキャリアに対する意識調査】「上司に相談できる機会をつくってほしい」が49.7%で過去最高

PR TIMES / 2021年4月21日 13時45分

コロナ禍前(2019年調査)と比較し、11.0ポイントの大幅増加

業界初*の定額制の社員研修「Biz CAMPUS Basic」を提供する株式会社ラーニングエージェンシー(旧トーマツ イノベーション株式会社、本社 東京都千代田区、代表取締役社長 眞崎大輔)は、当社が開催した研修(会場型・オンライン型)を受講した2021年度入社の新入社員4,535人を対象にキャリアに対する意識調査を行い、その傾向をまとめました。 * 2010年3月東京商工リサーチ調べ



[画像1: https://prtimes.jp/i/5749/66/resize/d5749-66-549341-0.png ]


背景
新型コロナウイルス感染症は、いまだ企業活動に大きな影響を与えています。帝国データバンクが今年4月に公表した『新型コロナウイルス感染症に対する企業の意識調査(2021年3月)』では、自社の業績に「マイナスの影響がある」と見込む企業は74.5%となり、2020年3月以降13カ月連続で7割を超えています。こうした中、厚生労働省と文部科学省が発表した『令和2年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査』によると、2020年10月1日時点での大学生の就職内定率は5年ぶりに70%を下回り、コロナ禍による企業活動の先行き不透明感は、学生にとって重要な就職活動にも、大きな変化をもたらしました。
ラーニングエージェンシーでは、こうした“コロナ禍就活”が新入社員のキャリアに対する意識にどのように影響しているのか、2021年度入社の新入社員4,535人を対象に意識調査を実施し、過去の調査結果との比較分析を行いました。
なお、本調査は、2014年から毎年実施しており、前回調査(2020年4月発表)に続いて今年で8回目となります。

調査結果の概要
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1.「今の会社で働き続けたい」新入社員の割合は減少し、56.5%。
  コロナ禍(2020年調査)で急増するも、今年は再び減少に転じる。

2.「上司に相談できる機会をつくってほしい」新入社員の割合は49.7%で過去最高。
  コロナ禍前(2019年調査)と比較し、11.0ポイントの大幅増加
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[画像2: https://prtimes.jp/i/5749/66/resize/d5749-66-793707-5.png ]


調査結果の詳細
1.「今の会社で働き続けたい」新入社員の割合は減少し、56.5%。
  コロナ禍(2020年調査)で急増するも、今年は再び減少に転じる。
今の会社での勤続意向について尋ねたところ、56.5%の新入社員が「できれば今の会社で働き続けたい」と回答し最多となりました(図1)。昨年、新型コロナの影響で新入社員の“安定志向”が強まり、5年ぶりに大幅増加が見られた同項目ですが、今年は2.9ポイント減少し2017年と同水準にまで戻っています。
[画像3: https://prtimes.jp/i/5749/66/resize/d5749-66-638653-1.png ]



2.「上司に相談できる機会をつくってほしい」新入社員の割合は49.7%で過去最高。
  コロナ禍前(2019年調査)と比較し、11.0ポイントの大幅増加
キャリア形成支援について会社に期待することを尋ねる質問では、「上司に相談できる機会をつくってほしい」と回答した新入社員が2年連続で増加し、49.7%で過去最高となりました(図2)。コロナ禍前の2019年と比較し11.0ポイントの大幅増加となります。
また、「上司以外の社員に相談できる機会をつくってほしい」と回答した割合も、過去最高の31.1%となり、昨年に引き続き、多くの新入社員が「相談の機会」を求めていることがわかりました。
[画像4: https://prtimes.jp/i/5749/66/resize/d5749-66-110202-4.png ]



3.将来「組織を率いるリーダーとなり、マネジメントを行いたい」割合が26.9%と2年連続増加
将来会社で担いたい役割を尋ねた質問では、「組織を率いるリーダーとなり、マネジメントを行いたい(管理職)」と回答した新入社員の割合が26.9%となり、2年連続で増加となりました(図3)。
また、「まだはっきりしておらず、今後決めていきたい(22.1%)」と回答した割合は、3年ぶりの減少となっています。
[画像5: https://prtimes.jp/i/5749/66/resize/d5749-66-190359-2.png ]




続いて、「組織を率いるリーダーとなり、マネジメントを行いたい(管理職)」と回答した新入社員を対象に、リーダーになりたいと考えた理由を尋ねたところ、「仲間と仕事をするのが好きだから」と答えた割合が29.7%で過去最高となりました(図4)。
一方で、「将来経営層として会社を引っぱっていきたいから」と答えた割合は25.2%となり、調査開始以降最も低い割合となっています。
[画像6: https://prtimes.jp/i/5749/66/resize/d5749-66-848976-3.png ]



まとめ
今回の調査では、キャリア形成支援として会社に「相談の機会」を期待する新入社員の割合が、2年連続で増加する結果となりました。特にコロナ禍前の2019年と比較すると「上司に相談できる機会をつくってほしい」への回答は11.0ポイント大幅に増加しています。
また、将来会社で担いたい役割では「組織を率いるリーダーとなり、マネジメントを行いたい」割合が2年連続で増加。その理由としては「仲間と仕事をするのが好きだから(29.7%)」が過去最高となりました。チームでの仕事、メンバーとの関わりを前提とする傾向が見られ、コミュニケーションの取りにくい環境での就職活動を通して、より「人とのつながり」を重視する意識が強まっていると考えられます。
今年の新入社員は、就職活動という社会に出る前の過渡期をコロナ禍で過ごしたことにより、キャリアに対する意識に大きな影響があらわれています。人とのつながりが希薄になる期間を経て、より「コミュニケーションの機会を重視する」のが、今年の新入社員の特徴と言えそうです。
新入社員を受け入れる企業には、意図的にコミュニケーションの機会をつくり、一人ひとりのキャリアに対する意識を確認することが求められます。


調査概要 2021年度新入社員のキャリアに対する意識調査(速報値)

[表1: https://prtimes.jp/data/corp/5749/table/66_1.jpg ]


*各設問において読み取り時にエラーおよびブランクと判断されたものは、欠損データとして分析の対象外としています
*本調査を引用される際は【ラーニングエージェンシー「2021年度新入社員のキャリアに対する意識調査」】と明記ください


[表2: https://prtimes.jp/data/corp/5749/table/66_2.jpg ]


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