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『ドバイ・ワクチン・ロジスティクス・アライアンス』を設立し、新型コロナワクチンの開発途上国への世界的な流通を促進

PR TIMES / 2021年2月15日 19時15分

アラブ首長国連邦(UAE)首相兼副大統領、ドバイ首長のシェイク・ムハンマド・ビン・ラーシッド・アール・ マクトゥームが指導



[画像: https://prtimes.jp/i/52636/66/resize/d52636-66-257755-0.jpg ]




エミレーツスカイカーゴ、ドバイ空港、DPワールド、インターナショナル・ヒューマニタリアン・シティが協力して陸・海・空でワクチンを配布
グローバルな空路、海港、物流ネットワークと専門知識を組み合わせることで、特に発展途上国へのワクチン展開を加速
ドバイのワクチン保管・流通施設が強化され、製薬業界のグローバルハブとしての地位を確立

アラブ首長国連邦(UAE)首相兼副大統領、ドバイ首長のシェイク・ムハンマド・ビン・ラーシッド・アール・マクトゥームの指導の下、エミレーツ航空による新型コロナワクチンの世界各地への配布を加速させるために、『ドバイ・ワクチン・ロジスティクス・アライアンス(ワクチン物流同盟)』を立ち上げました。


世界保健機関(WHO)のCOVAXファシリティ(感染症流行対策イノベーション連合であるCEPIとWHOが、コロナワクチンが世界に正当に供給されるよう主導する仕組み)の活動に賛同し、2021年に20億回分のコロナワクチンを公平に配布する取り組みを支援するため、『ドバイ・ワクチン・ロジスティクス・アライアンス』は、エミレーツ航空の専門知識とグローバルなネットワーク、DPワールドの世界的な港湾・物流ネットワーク、ドバイ空港とインターナショナル・ヒューマニタリアン・シティ(UAEのドバイを拠点とする人道援助のための物流センター)のインフラを組み合わせ、世界中にワクチンを配布します。特にパンデミックの影響を受けた人数が多く、医薬品の輸送や物流が困難な新興市場に重点を置いています。


このアライアンスは、ワクチンの輸送について、製薬会社、発送業者、政府機関など、その他より広範な関係者と協力しています。


アライアンスについての紹介動画はこちら(https://www.youtube.com/watch?v=BhOEEjP_gvs&feature=youtu.be)からご覧ください。


ドバイ民間航空局総裁、ドバイ空港会長であり、エミレーツ航空・グループ会長兼最高責任者であるシェイク・アハメッド・ビン・サイード・アル・マクトゥーム殿下は、次のように述べています。「私どもは現在、世界中の人々の生活を混乱させてきた新型コロナウイルス感染症というパンデミックに対抗するためのワクチンを世界中にお届けするための新しい計画を始める歴史的な瞬間の真っ只中にいます。UAEはコロナワクチンの展開において世界をリードしており、コミュニティの福利のためのグローバルソリューションを促進するというシェイク・ムハンマド・ビン・ラーシッド・アール・マクトゥームのビジョンに従い、『ドバイ・ワクチン・ロジスティクス・アライアンス』が主要な解決の鍵となり得る組織を集結し、緊急に必要とされるコロナワクチンを、ドバイ経由で世界的な輸送を迅速化することができるようにします。」


シェイク・アハメッド・ビン・サイード・アル・マクトゥーム殿下は、次のようにもコメントしています。「各アライアンスパートナーは、コロナワクチン流通における特定の補完的な強みと機能を提供し、ドバイのハブとしての物流とインフラの利点を組み合わせて活用する360度の包括的なソリューションを構築することができます。共に、一度に大量のワクチンを保管し、48時間以内に世界中の任意の場所にワクチンを持ち込んで配布することができます。」


ドバイに拠点を置く世界最大の人道支援機関で物流ハブであるインターナショナル・ヒューマニタリアン・シティ(International Humanitarian City)は、『ドバイ・ワクチン・ロジスティクス・アライアンス』の重要なパートナーとなり、インフラが限られた市場での食料や医薬品などの支援物資の人道的物流に関する幅広い専門知識をもたらすことになります。インターナショナル・ヒューマニタリアン・シティとエミレーツスカイカーゴは、すでに多くの人道支援物資輸送で提携をしており、2020年初頭には、人道支援便のためのより緊密な協力関係のためのMoU(合意文書)を締結しました。


インターナショナル・ヒューマニタリアン・シティ最高委員会会長のシェイク・モハメド・イブラヒム・アル・シャイバニは次のように述べています。「シェイク・ムハンマド・ビン・ラーシッド・アール・マクトゥーム殿下の指導の下、ドバイを拠点とするインターナショナル・ヒューマニタリアン・シティは、世界最大の人道的ハブに進化し、世界中の人道危機への初動対応を促進する上で極めて重要な役割を果たすまでに発展しました。現在の新型コロナウイルスによる世界的な危機が始まって以来、インターナショナル・ヒューマニタリアン・シティは、新型コロナウイルスとの戦いにおけるWHOの世界的な医療対応の80%以上の配布を促進してきました。」


「ドバイは『ドバイ・ワクチン・ロジスティクス・アライアンス』を通じ、緊急に必要とされるワクチンや医療品を世界の最も弱い立場にある地域社会が最も必要とする時に輸送することで、この戦いを続けることができるようにするのです。私たちは、このパンデミックを終わらせるために、できることをする責任があります。」


DPワールドは、全大陸における港湾・ターミナル・ロジスティクス事業を展開するグローバル・サプライチェーン・ソリューションのリーダーですが、ドバイのコロナワクチンの輸送、保管、配布の取り組みに参加しています。DPワールドのロジスティクス業務は、ヨーロッパ、米国、インドなどの製造拠点からのワクチンの回収を容易にし、空港、海港、内陸港(ドライポート)への輸送を可能にします。DPワールドのグローバルでEUの医薬品の適正流通(GDP)ガイドラインに準拠した倉庫と配送ハブのネットワークは、時間や温度に敏感な病院や診療所への配送用ワクチンの保管に使用されます。DPワールドは、貨物の位置に関するリアルタイムの情報を提供し、継続的な温度管理と監視を行うために、「CARGOES Flow」と呼ばれる追跡技術を導入します。世界最大級の規模を誇るドバイのジェベル・アリを含むDPワールドの港やターミナルは、注射器や拭き取りティッシュなどの医療機器や備品の出荷、保管、配送に使用されます。


DPワールドのグループ会長兼CEOであるスルタン・アフメド・ビン・サリムは、次のように述べています。「人類がコロナウイルスを撲滅するには、コロナワクチンを世界中に届けねばなりません。世界のハブとしてのドバイの位置は、この世界共通の目標のために、我々のインフラと能力を組み合わせる責任があることを意味します。DPワールドは、新型コロナウイルスのパンデミックの間、貿易の流れを維持し、各国は必要とする重要な物資を確実に受け取ることができました。私どもは、私どもの港湾、ターミナル、スマートロジスティクスを利用してコロナワクチンや医療機器を配布し、パンデミック対策に貢献できることを誇りに思っています。」


2021年1月27日には、DPワールドとユニセフはまた、低・中所得国におけるコロナワクチンと関連する予防ワクチン用品の世界的な流通を支援するための広範なパートナーシップを発表しました。数百万ドル規模のこの新しいパートナーシップは、COVAXファシリティに代わって20億回分のコロナワクチンと補助的な予防ワクチン用品を調達・供給するというユニセフの主導的役割を支援するための、これまでで最大規模のものです。


エミレーツスカイカーゴは、ワクチンを含む温度に敏感な医薬品の航空輸送における世界的なリーダーです。この航空貨物輸送会社は、20年以上にわたって世界中で医薬品を輸送してきた経験を持ち、温度に敏感な医薬品を安全かつ迅速に輸送するための広範なインフラと能力を開発してきました。


「エミレーツスカイカーゴは、新型コロナウイルスによるパンデミックの間、医療用品とPPEの流通においてグローバルなリーダーシップを発揮してきました。エミレーツスカイカーゴは、コロナワクチンの保管と世界的な流通に特化した世界最大のエアサイドハブ【空港内、関係者のみ立ち入り出来る区域に専用の施設】をドバイの南側地区に開設もしました。当社の近代的なワイドボディ航空機、主要な医薬品ハブを含む6大陸135以上の都市へのネットワーク、医薬品輸送の取り扱いにおける専門知識があるので、『ドバイ・ワクチン・ロジスティクス・アライアンス』のパートナーと協力することにより、今後さらにコロナワクチンが世界の隅々、特に新興市場の都市に確実に届くようになるのです。」と、エミレーツ航空貨物部門上級副社長のナビル・スルタンは述べています。


エミレーツスカイカーゴは、ドバイのターミナルに医薬品用の15,000平方メートル以上の低温流通(コールドチェーン)保管スペースを有しており、コロナワクチンの物流にはすでに先行しており、2020年12月中に既にコロナワクチンを自社便で移動させています。


ドバイ国際空港(DXB)とドバイ・ワールド・セントラル(DWC)を運営するドバイ空港は、ドバイ国際空港(DXB)の専用施設に追加のスペースを提供することで、新たに設立された『ドバイ・ワクチン・ロジスティクス・アライアンス』の取り組みに貢献しています。再利用される貨物施設は、DXBとDWCでの相互に関連した事業を通じて輸送されるコロナワクチンの保管場所として機能しています。ドバイ空港は、エミレーツスカイカーゴおよびドバイ保健局と緊密に協力し、ワクチン保管用の追加容量がコロナワクチンの輸送に関する厳しい規制ガイドラインをすべて満たしていることを確認し、関係者およびビジネスパートナーとの関連プロセスが合理化されるようにしています。


ドバイ空港のCEOであるポール・グリフィスは次のように述べています。「ドバイの中心地は、世界の人口の約80%がわずか4時間以内に簡単にアクセスできることを意味します。今後数ヶ月の間に、効率的で安全かつ信頼性の高い大量の世界的な流通に対するコロナワクチンの需要が急増することは間違いありません。この提携は完璧なタイミングであり、世界的なニーズをサポートするだけでなく、旅行の未来をもサポートします。」


エミレーツについて
エミレーツ航空は2002年に日本への就航を開始しました。成田国際空港や関西国際空港からドバイまで、最も快適な空の旅を提供しています。エミレーツ航空はその商品やサービスが評価され、世界のアワードの数々を受賞しており、今年のワールド・トラベル・アワードでは「リーディング・エコノミークラス」「エアライン・リワード・プログラム」「ビジネスクラス空港ラウンジ」の3部門で受賞しています。また最近では、旅行、観光、ホスピタリティ業界におけるサプライヤーの取り組みを監視し、情報を提供する「セーフ・トラベル・バロメーター」で、世界で最も安全な航空会社として評価され、世界230社以上の航空会社の中でトップの座を獲得しました。


お問い合わせ先
エミレーツグループ 広報
REDHILL株式会社
青木
Email: ekjapan@redhill.asia

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