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コンゴ東部からウガンダへ新たに37000人もの子どもが避難戦闘再燃による暴力から逃れるために

PR TIMES / 2013年8月5日 17時22分

コンゴ民主共和国東部の町カマンゴ(Kamango)近くでの戦闘により、66,000人以上の人が
隣国ウガンダへ避難しました。避難した人の55%は子どもです。反政府勢力による7月11日の
カマンゴへの襲撃以降、ウガンダのブバンブディ(Bubanbdi)にはコンゴ難民が押し寄せています。



【2013年8月2日 ゴマ、カンパラ、ジュネーブ発】


難民となった子どもたちの多くは、真夜中に武力攻撃が発生し、住民たちは混乱に陥り、
殺戮から逃れるために家族が散り散りとなって避難したと証言しています。
中には、混乱で両親や兄弟姉妹と離れ離れとなり、
自らウガンダとの国境を目指した子どもたちもいます。

ウガンダ赤十字は、これまでに少なくとも37,037人の子どもたちを難民として登録しました。
このうち122人は、家族と離れになった未成年で、
その約半数に当たる63人は、家族と再会できました。

コンゴ民主共和国東部では、多くの子どもたちが人道的に危機的な状況に置かれています。
2013年6月時点で、北キブ州の約2,000人を含む計4,500人もの子どもたちが武装勢力に徴用されている
とみられています。子どもたちを武装勢力に取り込み、兵士とすることは、子どもの権利の重大な
侵害行為とされていますが、子どもたちを徴用している武装勢力はこれまで訴追されていません。
また、ユニセフは、最近の武力衝突により、
負傷または死亡した子どもがいるとの報告も受けています。


現在、コンゴ民主共和国東部では、人道支援活動を行う場所までアクセスすることが阻まれ、
ユニセフとパートナーが、最も支援を必要としている人たちに支援を届けるのは困難な状況です。
2011年以来、人道的アクセスは376件拒否されたと記録されており、武力行為によって、
学校と医療施設113件が襲撃を受けています。こうした状況は続くと見られ、
ユニセフはすべての勢力に対し、子どもたちをあらゆるかたちの暴力、
搾取、虐待からか守ることを呼びかけています。


ユニセフは、コンゴから逃れてきた子どもたちのために、ウガンダで緊急支援を展開しています。

どこでも学校を始められる学用品一式をセットにした「スクール・イン・ア・ボックス」の配布や、
難民たちの住居となっていた学校での授業再開、「子どもにやさしい空間」の設置、
女性や子どもたちの病室を含む医療物資支援、ワクチン、救命物資、水やトイレ、
衛生面での支援も行っています。

コンゴ民主共和国で2年半以上に渡り、ユニセフとパートナーは、武装勢力に徴用されていた
子どもたち10,152人に一時的なケアを実施、家族のもとへ戻れるようにし、
社会経済的な再建を支援してきました。また、16,000人以上の子どもたちが、
心理社会的ケアと治療を受けてきました。


ユニセフは、ウガンダに逃れたコンゴ難民への人道支援のために、2013年末までの活動資金として
約750万米ドル(約7億4,250万円※)の支援を必要としています。これに加えて、
コンゴ民主共和国内での人道支援のために、引き続き約7,800万米ドル(約77億2,200万円※)の
資金を国際社会に要請しています。

※1米ドル=99円で換算

発信元:日本ユニセフ協会

___________________________________________

※本信は、ユニセフ本部から提供された情報を元に日本ユニセフ協会が作成・配信しています

※オリジナル(英語)は http://www.unicef.org/media/media_70069.html でご覧いただけます

■ 本件に関するお問い合わせ
(公財)日本ユニセフ協会 広報室
TEL:03-5789-2016  FAX : 03-5789-2036  Eメール: jcuinfo@unicef.or.jp  
または

Tanya Accone(ユニセフ・ウガンダ事務所)
Chief Communication, Innovation, Youth Engagement and Partnerships
UNICEF Uganda Tel: +1-646-229-2672 E-mail: taccone@unicef.org

Patrick McCormick(ユニセフ・ジュネーブ)
UNICEF Geneva Tel: +41 22 909 5713 E-mail: pmccormick@unicef.org

■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、世界36の先進工業国と地域で活動するユニセフ国内委員会の
ひとつです。1955年に設立され、ユニセフ本部との協力協定に基づき、民間団体として日本国内で
唯一ユニセフを代表する組織として、国内におけるユニセフの広報、政策提言(アドボカシー)、
ユニセフ募金の窓口としての役割を担っています。2012年(1月~12月)の1年間に、
日本から本部に届けられたユニセフ募金は130億円。過去数年にわたり、民間拠出(個人、企業、
団体、学校等からの寄付)として世界最高額の支援実績を残しています。www.unicef.or.jp

■ ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、世界の子どもたちの命と健やかな成長を守るために
活動する国連機関です。現在、150以上の国と地域で活動しています。ユニセフは、子どもの権利を
守る主要な機関として、保健、教育、栄養、水と衛生、保護、緊急支援などの支援活動を
実施しています。活動資金は、すべて個人や企業・団体・各国政府からの任意拠出金で
まかなわれています。www.unicef.org

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