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ペット向け健康管理アプリ「animo platform」、全国の専門獣医師の協力のもとでフルパッケージでのテスト運用開始

PR TIMES / 2024年9月26日 11時45分

-animal PHR/EHRを活用した獣医療における診療体験の向上および獣医師とペットオーナーの円滑なコミュニケーションの実現-



 シミックホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO 中村 和男、以下シミック)のグループ会社であり、人と動物の垣根を超えたヘルスケア・エコシステムの構築(One Health Platform)を目指しアニマルヘルスケア領域の事業を展開するanimo株式会社(本社:山梨県北杜市、代表取締役CEO 寺島 正美・COO 栗田 敦志、以下:animo)は、全国の専門獣医師およびペットオーナー協力のもとで開発中のanimo platform(animo owner app(*1) & animo for VET(*2))のテスト運用を開始しました。なお、animo owner app単体での実証テストは本年4月より全国の獣医師およびペットオーナー約45名の協力のもとで開始しており、今回はanimo for VETも含めたフルパッケージでのテスト運用開始となります。
 今回のテスト運用の後、2025年1月の正式リリースを予定しています。
(*1) animo owner app:ペットオーナーに利用頂くアプリケーション
(*2) animo for VET:獣医師に利用頂くwebアプリケーション
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/51375/67/51375-67-d9c184c8f5590984ed9755274311b6ec-1280x720.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


■animo platformについて
 animo platform(animo owner app & animo for VET)は日本獣医生命科学大学の長谷川大輔教授等、多くの専門獣医師およびペットオーナーの声を反映して開発を進めてきたものであり、シミックのグループ会社であるノックオンザドア株式会社が提供し、人のてんかん領域で広く普及している発作記録アプリ「nanacara(*3)」がベースとなっております。

 animo owner app(ペットオーナーに利用頂くアプリケーション)は非常に簡単な操作で日常生活下や症状発現時の状況(動画、画像、症状記録、服薬記録、生活イベントなど)を記録することが可能です。また、ペットオーナーの同意のもと、animo for VET(獣医師に利用頂くwebアプリケーション)を通じてかかりつけ医や遠隔の専門医にもそれらの記録を簡単に共有したうえで、リアルとオンライン両方で相談や診察を受けることができます。
 本アプリおよびサービスは、日常の症状記録の有無が治療に大きく影響すると共に専門的な知識を有する獣医師との繋がりが特に求められる領域の1つである“てんかん(神経病)“にフォーカスしながら開発を進めてきました。同様に、人と違って言葉を話さないペット達が見せる行動異常等が重要なメッセージとなる行動疾患(動物行動診療)やその他の疾患領域でも広く活用いただけるよう、サービスを展開する計画です。
 また、人の医薬品開発で使用するシステムに要求されるデータ管理レベルと同等の仕組みを実装し研究データ等として活用可能な質を担保することで、獣医療の発展に貢献することを目指します。

(*3) nanacara HP:https://knockonthedoor.jp/service/

今回、テスト運用に協力いただく動物病院および獣医師(一部)は以下の通りです。
(以下、五十音順)
- 小滝橋動物病院グループ(東京) 大竹 大賀 先生
- かば動物クリニック(静岡県浜松市) 國谷 貴司 先生
- 桑原動物病院/前橋アニマルメディカルセンター(群馬県前橋市) 桑原 孝幸 先生
- 日本獣医生命科学大学付属動物医療センター(東京) 長谷川 大輔 教授、浅田 李佳子 助教
- 北海道大学 動物医療センター(北海道札幌市) 笹岡 一慶 助教
- ルカどうぶつ二次診療クリニック(福岡県福岡市) 柴田 光啓 先生
- evergreen pet clinic EBISU(東京) 茂木 千恵 先生
- 小淵沢IKIGAI ペットセンター(シミックグループ運営施設)(山梨県北杜市)
その他、順次拡大中


■実証テスト協力獣医師のコメント
(以下、五十音順)

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/51375/67/51375-67-b9441ee8d5e76175ae74cf737469ee25-285x284.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

<小滝橋動物病院グループ 大竹 大賀 先生> てんかんの治療とその効果判定は、飼い主様のコンプライアンスに大きく依存します。animoを利用することで、発作の様子を収めた動画と発作頻度、および投薬状況を迅速かつ正確に把握することができ、そこから得られた情報を飼い主様にフィードバックすることで、診療がより適確に行えるようになると考えます。そして、獣医師間での情報共有も容易になるため、animoが広く認知され広まることでセカンドオピニオンや他院様からの紹介診療もよりスムーズになり、疾患への理解がさらに深まると考えます。また、てんかん診療以外の他疾患においても、飼い主と獣医師間において正確な情報をやり取りできるコミュニケーションツールとして活用できると思っています。




[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/51375/67/51375-67-9a09ef5e162e685342e4b238489b4036-294x294.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

<桑原動物病院/前橋アニマルメディカルセンター 桑原 孝幸 先生(院長)> 「animo」では、発作の頻度、持続時間や環境要因などを簡単に記録・管理でき、獣医師と家族との情報共有がこれまで以上にスムーズになります。その結果、家族は動物の状態を正確に獣医師に伝えることができ、より適切な診断や治療が受けられるようになるため、動物の健康管理に対する安心感が増すと感じています。
 また、てんかんの管理だけでなく、他の慢性疾患にも応用可能な拡張性を備えているため、動物の健康状態を包括的に管理できるプラットフォームとしての進化が期待されます。「animo」で収集されたデータが、動物の疾患や健康に関する研究に役立つと聞いて、とても期待しています。特に、動物のてんかんについてはまだ未解明な部分も多いため、データが研究に役立ち、新しい治療法の開発や病態の理解が進むことに大きな価値を感じています。
 さらに、「animo」の将来的な拡張機能にも期待を寄せています。例えば、AIやチャットボットが導入されれば、24時間いつでもアドバイスを受けられるようになり、非常に心強いです。特に緊急時や診療時間外でもサポートが受けられることで、安心感が格段に高まります。また、他のIoTデバイスとの連携も想定されており、より詳細な健康情報を得ることが可能になり、動物の健康管理がより一層充実すると思います。




[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/51375/67/51375-67-56aa271586382030dd6bb2c7e9150eaf-285x284.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

<北海道大学 動物医療センター 笹岡 一慶 助教> 発作の記録という診断にも治療にも重要な情報を飼い主-獣医師間で共有することができるアプリであり、てんかん治療での有用性が想定されるアプリと考えます。臨床家としては北海道での診療では遠隔地からの患者様が多いため、アプリを通しての遠隔診療への期待があります。
 さらに、人のアプリをベースとして開発されており、本アプリを通して蓄積された臨床データは医薬品等の使用成績調査にも利用できるデータの堅牢性を備えているため、研究者としても期待をしています。




[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/51375/67/51375-67-c1cad45f82aa18c6d1608e4c455e2f65-283x282.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

<evergreen pet clinic EBISU 茂木 千恵 先生> 行動の異常は、ペットたちからの重要なメッセージです。飼い主様がそのメッセージに気づき、正確に記録することで、獣医療チームはペットたちの健康状態をより深く理解し、適切なサポートを提供することができます。
 animoのアプリを通じて、行動観察の記録だけでなく、施用した薬剤やサプリメントの影響を画像データとともに経時的に蓄積することが可能になります。これは、効果効能の検証を加速させ、エビデンスに基づいた治療やケアの提供につながるだけでなく、動物たちの健康に関する貴重なデータ収集を促進し、さらなる安心と安全を追求することに役立つと確信しております。獣医療における研究の発展にも貢献できるこのアプリの可能性に大いに期待しております。獣医師として、微力ながら私もanimoのデータ分析や情報発信を通じて、貴社の取り組みに協力させていただきたいと考えております。




 なお、日本獣医生命科学大学付属動物医療センター 長谷川 大輔 教授及び浅田 李佳子 助教のコメントについては、下記プレスリリースを参照ください。

- シミックグループにアニマルウエルネスに特化したanimo株式会社を設立

 3月26日「Animal Purple Day:動物のてんかん啓発の日」から本格始動
 https://www.cmicgroup.com/news/20240326-01

■animo株式会社について
 CMICグループがこれまで培ってきた医薬品開発支援およびヘルスケアソリューション開発・提供の実績をもとに、“人と動物の垣根を超えたヘルスケア・エコシステムの構築(One Health Platform)”をMissionとして、「ヒト」と「動物」の医療資源を共有し共に病気に向き合い、寄り添い理解し合えるパートナーと位置付けた上で、医療・ヘルスケア領域における新たなプロダクト、サービスを創造していきます。
 詳しくはウェブサイトをご覧ください。https://www.cmicgroup.com/solution/animo

■シミックグループについて
 シミック(CMIC)は、1992年に日本で初めてCRO(医薬品開発支援)事業を開始し、今では開発から製造、営業・マーケティングまでの医薬品に関する総合的な支援業務を提供しています。製薬・バイオテクノロジー・医療機器等の海外企業の日本市場参入や、アジアでの臨床試験実施、米国と日本における医薬品開発および製造のサポートなども展開しています。また、シミックは個人や自治体を支援する新しいヘルスケアソリューションを提供しており、製薬企業のバリューチェーンを全面的に支援する豊富な経験と実績を基盤として、“個々人の健康価値を最大化”する事業モデルPHVC("Personal Health Value Creator”)の展開を目指しています。シミックグループは、世界中に7,500人を超える従業員とグループ会社28社を擁しています。詳しくはウェブサイトをご覧ください。https://www.cmicgroup.com

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