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三菱造船、大型高速フェリー2隻を受注

PR TIMES / 2019年9月25日 6時40分

新日本海フェリー向け

◆ 長崎本工場(立神)を活用して大型フェリー建造に対応
◆ 在来船比6%省エネ化、SOx排出規制対策スクラバー搭載で燃費性能、環境性能を向上

三菱重工グループの三菱造船株式会社(社長:大倉 浩治、本社:横浜市西区)は、大型高速フェリー2隻を新日本海フェリー株式会社から受注し、三菱重工業 長崎造船所の本工場(立神)で建造します。完成・引渡しは2021年の予定です。

本船は、長さ約222.5m、幅25m、深さ20.4m、喫水7.4m、総トン数約1万5,400トンです。旅客定員268人で、12mトラック約154台および乗用車約30台の積載能力があります。客室区画には、3層吹き抜けのエントランスがあり、シースルーエレベーターが装備されています。また、露天風呂や展望浴場にてクルージングしながらの温泉気分を味わえ、レストランやバーベキューコーナーで海を眺めながらの食事も楽しむことができます。

環境面への配慮では、新型最適船型の採用などにより在来船と比べ約6%の省エネルギーを実現。また、2020年から全海域が対象となるSOx(硫黄酸化物)の排出規制への対応策として主機関(4台)および発電機関(3台)に排ガス浄化装置(スクラバー)を搭載します。

現在、国内においては陸上輸送のCO2削減、長距離ドライバー不足・働き方改革の観点から、海上へのモーダルシフトが進行。それに伴ってフェリー・RORO船(※)などの需要が高まり、船舶の大型化のニーズも増大しています。
従来、下関造船所が得意としてきたフェリー・RORO船などの高密度艤装船の建造能力を増強するべく、長崎造船所の本工場においてもこれら船種の建造体制を整備し、さらに下関造船所の岸壁、クレーンなどの建造設備も拡充し、船舶の大きさや特性、納期に応じて両造船所にて対応できる体制を整え、お客様の多様なニーズに対応していきます。

三菱造船では、今後も引き続き、燃費性能・環境性能に優れお客様の安定運航に資する貨客船や輸送船を建造していくことにより、お客様とともに多様な課題を解決し、海上交通の活性化と環境保全に貢献していきます。

※ RORO船(Roll-on Roll-off ship):荷台部分に貨物を積載したトラックやトレーラーなどを自走で搭載・揚陸し輸送する船舶。

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