Continental と NVIDIA、世界規模での AI 自動運転車の生産実現に向け協業
PR TIMES / 2018年2月6日 18時1分
NVIDIA DRIVE AI 車載コンピューターと Continental のセンサーをベースとした、Continental の自動運転車向けシステムの 2021 年市場投入を目指す
[画像: https://prtimes.jp/i/12662/69/resize/d12662-69-745304-0.jpg ]
カリフォルニア州サンタクララ/ドイツ・ハノーバー — (2018 年 2 月 5 日) — NVIDIA と世界最大手の自動車テクノロジ企業の 1 つである Continental は、NVIDIA DRIVE™ プラットフォームをベースとする完全な AI 自動運転システムの開発に向けて提携することを発表しました。これにより、2021 年からの市場投入を目指します。
本提携では、レベル 2 の自動機能から、車両にハンドルやペダルが搭載されていないレベル 5 の完全自動運転機能まで、幅広い AI コンピューター システムの生産を実現します。
各社の専門エンジニアリング チームが共同で、NVIDIA DRIVE プラットフォームをベースとする自動運転ソリューションの開発を進めます。DRIVE プラットフォームには、世界最高の性能を誇るシステムオンチップである NVIDIA DRIVE Xavier™ のほか、NVIDIA DRIVE OS (オペレーティング システム) や DRIVE AV (自動運転車向け) のソフトウェア スタックが搭載されます。
開発を目指すソリューションには、最も厳しい安全度水準「ASIL-D」に適合するシステム エンジニアリングやソフトウェア エンジニアリングで培った Continental の経験が活かされ、レーダー、カメラ、高解像度 3D Lidarをはじめとする同社の幅広いセンサー技術が組み込まれる予定です。
Continental の CEO であるエルマー・デゲンハート (Elmar Degenhart) 氏は、次のように述べています。「未来のクルマは、検知・プランニング・運転代行を司る、走るコンピューターになるでしょう。複雑な自律走行を可能にするには、AI スーパーコンピューターの演算処理能力を最大限活用するほかありません。クラウドから自動車までカバーする、NVIDIA の AI 自動運転ソリューションのパフォーマンスと柔軟性があってこそ、当社は新たなレベルの安全性、快適性、パーソナライズ性を未来のクルマで達成できるのです。」
NVIDIA の創業者兼 CEO であるジェンスン・フアン (Jensen Huang) は、次のように述べています。「これで、AI 自動運転車を開発から大量生産へと移行させるうえで鍵となるすべての要素の準備が整いました。当社の最新の DRIVE Xavier プロセッサ、幅広い NVIDIA DRIVE ソフトウェア、そして、テスト、検証、機能上の安全性における「Cloud-to-Car」アプローチと、Continental の専門知識やグローバルな事業展開を融合させることで、自動運転車を全世界に普及させたいと考えています。」
Continental システムの頭脳となる NVIDIA DRIVE Xavier は、わずか 30 ワットの消費電力で 30 TOPS (毎秒 1 兆回の演算) を達成するディープラーニング性能を備えています。自動運転車が実行しなければならないタスクに必要な、膨大なデータを処理するには、Xavier のかつてないレベルの性能が欠かせません。それらのタスクには、ディープ ニューラルネットワークを実行して周囲の状況を検知する、環境を認識する、高精細地図上で車両の位置を特定する、他の物体の挙動や位置を予測する、車両力学を計算する、安全な進路を計画することなどが含まれます。
オープンな NVIDIA DRIVE プラットフォームによりコラボレーションが可能に
Continental と NVIDIA は、幹線道路での周囲 360 度の状況把握や自動車線変更、さらには車の合流機能といった高度な自動運転機能から着手する予定です。また、システムには、車両が地図上で自己の位置を特定できるように高精細地図を取り入れるほか、地図の更新機能を搭載します。
高度運転支援システムにおける Continental の専門知識によって、多機能カメラ、サラウンド ビュー付き魚眼カメラ、短距離および長距離レーダー センサー、高解像度 3D Lidar技術に加え、支援運転・自動運転向け中央制御装置が統合されます。Continental の高度運転支援システムの売上は 2016 年に 12 億ユーロを突破し、2020 年には 25 億ユーロにまで成長すると見込まれています。
IHS Markit のリサーチおよびアナリスト ディレクターであるルカ・デ・アンブロッギ (Luca De Ambroggi) 氏は、次のように述べています。「NVIDIA との協業によって、Continental は高度運転支援システムにおけるリーダーとしての地位を超えて飛躍し、現在の NCAP 要件からレベル 5 に至るまで、幅広い自動運転車向けシステムを提供できるようになるでしょう。」
Continental について
Continental は、人々と商品の持続可能かつコネクテッドなモビリティーの実現を目指し、先駆的な技術とサービスの開発を手掛けるテクノロジ企業です。1871 年に創業し、車両、機械、交通、輸送向けに安全で効率的な、低コストのインテリジェント ソリューションを提供しています。2017 年には概算で約 440 億ユーロを売り上げ、現在 56 カ国で233,000 人以上の従業員を雇用しています。
NVIDIAについて
NVIDIAが 1999 年に開発した GPU は、PC ゲーム市場の成長に拍車をかけ、現代のコンピューターグラフィックスを再定義し、並列コンピューティングを一変させました。最近では、GPUディープラーニングが最新のAI、つまりコンピューティングの新時代の火付け役となり、世界を認知して理解できるコンピューター、ロボット、自動運転車の脳の役割をGPUが果たすまでになりました。今日、NVIDIAは「AIコンピューティングカンパニー」として知名度を上げています。詳しい情報は、http://www.nvidia.co.jp/ をご覧ください。
NVIDIA についての最新情報:
プレスリリース:http://www.nvidia.co.jp/page/newsandevents.html
ブログ:https://blogs.nvidia.co.jp/
Facebook: https://www.facebook.com/NVIDIA.JP/
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
BEV販売に急ブレーキ!新たな局面を迎えた中国 存在感増すスマートカーとファーウェイ系NEV
東洋経済オンライン / 2024年4月21日 5時20分
-
BEV販売に急ブレーキ!新たな局面を迎えた中国 存在感増すスマートカーとファーウェイ系NEV
東洋経済オンライン / 2024年4月20日 7時20分
-
こっそり実施だったのに超満員! 5年ぶりのNVIDIA日本開催イベント「GeForce Day」に行ってきた
マイナビニュース / 2024年4月16日 19時11分
-
AnsysとNVIDIA、コンピュータ支援エンジニアリングの新時代を切り拓く~協業拡大が推進するアクセラレーテッドコンピューティングとジェネレーティブAIがもたらすシミュレーションの未来
Digital PR Platform / 2024年4月11日 10時1分
-
中国DJI系、「14万円」の先進運転支援システム投入 エントリークラスのEVにまで搭載拡大を狙う
東洋経済オンライン / 2024年4月3日 18時0分
ランキング
-
1【速報】1ドル=155円を突破 円安止まらず 日米金利差「縮まらない」見方から円売り・ドル買い強まる
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年4月24日 21時19分
-
2目印は「エコだ値」シール、セブン-イレブン“見切り品”値引き拡大へ 食品ロス削減へ…客「貢献できて嬉しい」【Nスタ解説】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年4月23日 20時0分
-
3IHI、エンジン燃費改ざん 4千台超、80年代からか
共同通信 / 2024年4月24日 23時26分
-
4「東大理3受かった子」に共通する"意外な性格" 日本イチ頭いい子供たちはどう勉強している?
東洋経済オンライン / 2024年4月24日 5時40分
-
5「大事な大事な退職金2,000万円が“NISA”でみるみる溶けた。」年金月20万円の65歳元サラリーマン、老後計画崩壊で大後悔…「もう、生きていけない」【FPの助言】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年4月24日 11時45分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください