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横浜市で初となるSIBモデル事業に産婦人科・小児科オンラインが参画致します

PR TIMES / 2020年8月26日 12時15分

~港北区の妊産婦を対象とした「遠隔健康医療相談による産後うつ予防効果」を検証~

このたび、横浜市では初めてとなる民間資金を導入したSIBモデル事業実施にあたり、株式会社Kids Public(東京都千代田区 代表:橋本 直也)は、同社が運営する「小児科オンライン」及び「産婦人科オンライン」を提供することとしました。

このモデル事業では、妊娠期から特に不安が強くなりやすい産後4か月までの間に、オンラインで気軽に専門の医師・助産師に相談ができる環境を提供し、母親の産後うつのリスク軽減効果を検証します。



[画像1: https://prtimes.jp/i/19477/70/resize/d19477-70-832983-1.png ]

●ソーシャルインパクトボンド(Social Impact Bond: SIB)とは、官民連携の仕組みの一つで、行政や民間事業者及び資金提供者等が連携して、社会課題の解決を目指す成果志向の取り組みです
SIBは海外で近年注目を集めている取り組みで、社会課題の解決を目的としたものです。特に、その事業成果(社会的コストの効率化部分)を支払の原資とすることを目指すという特徴があります。ヘルスケア領域でも実施例が増えてきており、日本でも最近では複数の実施例がありますが、その質は様々なことが現状です。

●オンラインによる健康医療相談の提供により、妊娠期~産後の不安を低減し、産後うつのハイリスク者の減少を目指します
本事業では、妊娠初期から「産婦人科オンライン」、「小児科オンライン」が利用可能であり、妊娠期の様々な疑問や不安を気軽に産婦人科医や小児科医へ相談できる環境作りを目指します。かかりつけの医療機関を主軸に妊娠管理がなされますが、「産婦人科オンライン」はあくまでもこれをサポートする立ち位置で、補完的な情報提供や不安の傾聴を行います。上のお子さんがいる場合には、妊娠中でも小児科への相談が可能です。いざ出産を迎えると、自身のからだや不安だけでなく、育児や子どもの健康に関しての不安や悩みが急増します。ここで、「小児科オンライン」を通じて小児科医への相談が可能な環境を提供することで、育児不安の軽減を目指します。さらには、自身の精神的不調や辛さに関しても「産婦人科オンライン」の医師や助産師に気軽に相談できます。必要時には、行政と連携して対応にあたります。これら産前から産後の切れ目ないケアにより、「産後3ヶ月時点での産後うつハイリスク者*の低減」を目指します。

*ハイリスク者:エジンバラ産後うつ質問票(EPDS)の合計スコアが9点以上の方

●学術機関が参画することで客観的評価を行い、産後うつ低減効果についてのエビデンス構築に貢献します
平成30年度に横浜市で実施したモデル事業では、110名の方に、妊娠後期から産後3ヶ月までの「産婦人科オンライン」、「小児科オンライン」を提供しました。利用者での産後うつハイリスク者の割合が産後2ヶ月時点で11.9%だったものが、3ヶ月時点で3.6%に減少しており、産後うつの予防効果に寄与する可能性が示唆されました。しかしながら、これは「サービス非利用者と比較できていない」という限界があり、産後うつ予防効果があるという質の高い証拠とは言えませんでした。
本事業では、SIBとしての成果を評価するだけでなく、学術機関として東京大学大学院医学系研究科が参画します。また、今回はサービス利用者と非利用者の比較(ランダム割付)が可能なため、科学的評価に耐えうる研究としての面も有していると言えます。弊社は、本事業を通じて、日本における遠隔健康医療相談のエビデンス構築に貢献したいと考えています。

<本SIB事業の流れ>
[画像2: https://prtimes.jp/i/19477/70/resize/d19477-70-928610-2.jpg ]


●産婦人科オンライン代表 産婦人科医 重見大介コメント
私たちは、妊産婦さんや子どもたちは社会全体で守っていくべき存在だと考えています。そして、医療者が病院で待っているだけでは手が届かない不安や孤立があり、その解決をしたいという思いで、産婦人科・小児科オンラインを運営しています。これまで3年間に渡って、横浜市のご協力を得ながら小規模に実証実験を重ねてきました。その過程で、「妊娠期から産後までのオンラインによる健康・育児支援は、安全性を保ちつつ、産後の身体的・精神的負担を軽減できうる」という結果を得ることができました。今回の事業では、その有効性を検証することを目的の1つとしています。科学的評価に耐えうる検証を実施するため、ランダム化比較試験というデザインをとり、学術機関としてアカデミアにも参画していただく中で、安全かつ有効性のある遠隔医療相談を提供できるよう全力で取り組んでいく所存です。

●補足:スマホで相談「小児科オンライン」「産婦人科オンライン」とは

[画像3: https://prtimes.jp/i/19477/70/resize/d19477-70-500589-3.png ]

産婦人科オンライン、小児科オンラインはスマホから直接、産婦人科医、小児科医、または助産師に相談ができるサービスです。2020年8月現在、157名の産婦人科医、小児科医、助産師が在籍しています。必ず専門家が回答する点が最大の特徴です。
スマホのLINEアプリを使用してビデオ通話、音声通話、メッセージチャットのうち好きな方法で、直接産婦人科医、小児科医、助産師にリアルタイムで相談ができます。
対応時間:18時~22時(月~金の平日のみ)
※本サービスは遠隔健康医療相談サービスであり、医療行為ではありません。診断や薬の処方はできません。

●本件に関するお問い合わせ先
株式会社Kids Public 広報室
■所在地:東京都千代田区神田小川町1−8−14 神田新宮嶋ビル4階
■TEL:03-4405-9862
■E-Mail:contact@syounika.jp
■設立日:2015年12月28日
■代表者:代表取締役社長 橋本 直也(小児科医)
■事業内容:「子育てにおいて誰も孤立しない社会の実現」を理念として、インターネットを通じて子どもの健康や子育てに寄り添う。遠隔健康医療相談サービス「小児科オンライン」(https://syounika.jp/)「産婦人科オンライン」(https://obstetrics.jp)及び医療メディア「小児科オンラインジャーナル」(https://journal.syounika.jp/)「産婦人科オンラインジャーナル」(https://journal.obstetrics.jp/)を提供。

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