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千田翔太七段、JT杯初陣を飾る!次戦は四国大会(9月25日)で藤井聡太二冠と対戦!

PR TIMES / 2021年8月29日 9時45分

8月28日(土)ABEMAスタジオで行なわれた一回戦第四局、羽生善治九段対千田翔太七段戦は、72手で千田七段が「JTプロ公式戦」初出場初勝利を拳げた。次戦は四国大会(9月25日)で藤井聡太二冠と対戦予定。



羽生善治九段(先手)対 千田翔太七段(後手) 結果 : 72手にて千田七段の勝ち

■初出場の千田七段、羽生九段を破り二回戦進出
振り駒は歩が3枚で羽生九段の先手と決まる。角換わりから相早繰り銀に。お互いに▲5六角△6四角と打って激しい斬り合いの中盤戦へと進行する。後手は△4四銀~△5五銀上と先手の角にプレッシャーをかけたのが功を奏し、先手のミスを誘う。△4六角~△3六角が決め手で、千田七段が初出場で二回戦進出を決めた。

【対局前の両者のコメント】
羽生善治九段:『JTプロ公式戦』は将棋ファンの皆様の前で対局する特別な棋戦ですが、今回北海道大会中止に伴い、無観客対局になってしまったのは残念に思います。千田七段はソフトを活用しての研究で有名です。将棋は定跡形あり力戦ありで、非常に幅の広い居飛車党だと思っています。早指しですので、勢いのある将棋をお見せできればと思います。
千田翔太七段:私は2004年の大阪で開催された将棋日本シリーズのこども大会で優勝したことがあります。今回『JTプロ公式戦』の出場が決まったときは、とうとう出られるんだと感慨深いものがありました。和服の羽生九段と対戦できるのはタイトル戦のようでうれしいです。羽生九段は流れを作ることができる棋士だと思っています。自分としてはそれに耐えて対応したいと思います。

【勝利棋士 千田翔太七段のコメント】
難しい将棋だったと思います。途中、先手は手の選択が難しくて迷いやすく、後手はリスクはありますが対応はしやすい感じだった気がします。41手目▲7二歩はちょっと意外でしたが、玉を早逃げして桂を跳ねるのは自然な手です。51手目▲7二とに手抜いて良くなったと思いました。次の△4六角~△3六角を軽視されていたのかもしれません。次は藤井二冠ですが、対策というよりも自分の力を出せるようにすることが大事だと思います。

■講評
角換わりの相早繰り銀になりました。先手が▲3五歩△同歩▲同銀と仕掛けると、後手から△8六歩▲同歩△8五歩の継ぎ歩があります。27手目▲6六歩は△8六歩を▲同銀と取る意味があります。お互いに▲5六角△6四角と打って、激しい斬り合いになりました。リスクを背負いますが、スリリングな将棋を見せようという両対局者の気持ちを感じます。
「▲7二とのタイミングがどうだったか」という羽生九段の感想がありましたが、▲7二とを手抜かれて△5六銀~△5七銀右成と踏み込まれては勝負あり。途中までは紙一重の勝負だったので急転直下の決着になりました。初出場とは思えない千田七段の堂々とした戦いぶりが見事だったと思います。  野月浩貴八段談

■北海道の7自治体が対局棋士・出演棋士に「どさんこ名産品」を贈呈
本対局は北海道での開催予定であったが、緊急事態宣言が発出されたため、ABEMAスタジオでの開催に変更となった。北海道開催の場合、「将棋日本シリーズ」北海道大会記念イベントを開催し、北海道の7自治体からの名産品が紹介され、対局棋士・出演棋士に贈られる予定であった。開催地が変わり北海道大会の「開催記念」ではなくなったが、各自治体の好意により、対局棋士と出演棋士に名産品が贈呈された。(詳細は後述資料に掲載)


JTプロ公式戦(一回戦第四局)結果
     【投了図】 羽生善治九段(先手)対  千田翔太七段(後手) 投了図は2三同歩まで
[画像1: https://prtimes.jp/i/44150/70/resize/d44150-70-90a4986c646bbe3c2db5-0.png ]

【棋 譜】  羽生 善治 九段(先手)対 千田 翔太 七段(後手)
▲7六歩 △8四歩 ▲2六歩 △8五歩 ▲2五歩 △3二金 ▲7七角 △3四歩 ▲6八銀
△7七角成 ▲同 銀 △2二銀 ▲1六歩 △1四歩 ▲3八銀 △3三銀 ▲3六歩 △6二銀
▲7八金 △7四歩 ▲3七銀 △7三銀 ▲4六銀 △9四歩 ▲9六歩 △6四銀 ▲6六歩
△5二金 ▲5八金 △7五歩 ▲同 歩 △同 銀 ▲2四歩 △同 歩 ▲2五歩 △7六歩
▲8八銀 △6六銀 ▲2四歩 △2二歩 ▲7二歩 △4二玉 ▲7一歩成 △7三桂 ▲5六角
△6四角 ▲3五歩 △4四銀 ▲3四歩 △5五銀上▲7二と △5六銀 ▲8二と △5七銀右成
▲7一飛 △5八成銀 ▲同 玉 △4六角 ▲同 歩 △3六角 ▲4九玉 △4七銀不成▲3一角
△同 金 ▲3三銀 △同 桂 ▲同歩成 △同 玉 ▲3一飛成 △3二歩 ▲2三歩成 △同 歩
まで 72手で後手の勝ち

お問合せ
「将棋日本シリーズ」総合事務局 TEL/03-5166-0290 E-mail/info@jt-shogi.jp
〒104-6038東京都中央区晴海1-8-10晴海トリトンスクエアX棟(株)I&S BBDO内

<資料提供> 将棋日本シリーズ総合事務局
■北海道の7自治体から贈呈された「どさんこ名産品」について
「将棋日本シリーズ」北海道大会の開催を記念して、旭川市、帯広市、北見市、釧路市、札幌市、苫小牧市、函館市の7自治体から、まだまだ知られていないイチオシご当地めしなど、 「これぞっ!」という名産品をご紹介いただく「どさんこ名産品PR道場」と称した現地イベントを対局棋士・出演棋士を交え開催する予定でした。北海道大会の中止に伴いイベントの開催は見送りになりましたが、北海道の魅力を存分に味わって、『食』から元気になって頂き、コロナウイルスが終息した後、実際に食べに来て欲しいとの願いを込め、各自治体様からのご好意により、一回戦第四局の対局棋士・出演棋士の皆様への贈呈となりました。


[画像2: https://prtimes.jp/i/44150/70/resize/d44150-70-db062c17d427b82ec390-3.jpg ]

            (写真)北海道の名産品の目録を手に笑顔の千田七段
■勝利棋士の千田翔太七段が対局棋士・出演棋士を代表して北海道の7自治体の名産品を受け取りました。
羽生九段に勝利し、記者会見に臨んだ千田七段は、次戦(四国大会)での藤井二冠との対戦について聞かれ、「自分の力を出し切るだけです」と力強く抱負を語りました。記者会見の最後に、名産品の目録を代表して受け取り、「とてもうれしいです」と満面の笑みを浮かべていました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/44150/70/resize/d44150-70-be3aa48f6c9e02fcf1e2-2.png ]



 

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