【シリア危機:報道参考資料】紛争下の子どもたちに「日常」と「教育」を-新学期「バック・トゥ・ラーニング/スクール」キャンペーン

PR TIMES / 2013年9月6日 17時7分

シリア※、レバノン、イラクで日本人職員活動中・取材受付中

緊迫した情勢が続くシリアと周辺地域。シリア国内を脱出し、周辺国へ流出した人は、
200万人以上となりました。ユニセフは、シリアおよびヨルダン、レバノン、トルコ、
イラク、エジプトで、緊急支援活動を継続しています。



【2013年9月6日 シリア発】


2年半にも及ぶ紛争は、教育面に深刻な打撃を与えています。学校は学びの場であるばかりでなく、
子どもたちが安心して過ごせる場。紛争前は、シリアの初等教育純出席率が9割近く、
学校に通えることは多くの子どもたちにとって「日常」でした。

紛争下にありながらも、シリアの子どもたちが学び「日常」を取り戻せるよう、9月の新学期開始に
あわせ、ユニセフは、シリア及び周辺国で「バック・トゥ・ラーニング/スクール
(再び学ぼう/学校へ戻ろう)」キャンペーンの準備を進めています。

■3,000以上の学校が損壊・破壊
シリア国内では、内戦により3,000以上の学校が被害を受けるか破壊され、930以上の学校が
国内避難民のシェルターとなっています。戦闘が最も激しい北部のイドリブ県とアレッポ県では、
1,200以上の学校が損壊・破壊されました。

アレッポ県での初等教育出席率は23%、同じくイドリブ県では30%にまで低下。
授業を行っている小学校は、避難民の子どもたちであふれており、
教室や備品、教材、教師が不足しています。

■昨年度中退した子どもは全体の約4割に
シリア教育省の最新データによると1年生~9年生のうち、2012-2013年度、
約190万人の子どもたちが小学校を中退しています。
これは、在学していた子どもの全体の39%にもあたります。

参考:(出典 ユニセフ『世界子供白書2012』)
・紛争前のシリアの初等教育総就学率 男子125%、女子120% (2007-2010年調査)
・同じく初等教育純出席率 男子87%、女子86%(2005-2010年)
・同じく初等教育最終学年まで残る率 政府データ93%、調査データ100%(2005-2010年)


■自習プログラムの立ち上げ
シリア国内では治安情勢の悪化で通学ができない、学校が機能していないなどの理由から、
多くの子どもたちが学校に通えていません。一日に2~3時間であっても、子どもたちが学び、
守られ、できうる限り「日常」を感じられる必要があります。

ユニセフは、シリア教育省と国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)とともに、
自宅での自習学習プログラムを立ち上げます。本学習プログラムは、国のカリキュラムに
沿っており、プログラムに基づいて学習することで、その学習履歴が公的に認められ、
進級などが可能となります。このプログラムは、紛争で通学が困難な地域の子どもたちのうち、
40万人以上を対象としています。

  • 前のページ
    • 1
    • 2
  • 次のページ
PR TIMES

トピックスRSS

ランキング