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【松坂屋名古屋店】史料室第29回企画展 宮永 岳彦~銀座の百貨店が輝いていた時代~

PR TIMES / 2017年5月25日 13時35分

昭和20~30年代、松坂屋銀座店はモダン銀座の象徴でした。銀座に集うファッショナブルな女性たちを、洋画家、宮永岳彦が描いた松坂屋のポスターと共にご紹介いたします。

平成29年5月27日(土)~8月29日(火) 松坂屋名古屋店南館7階 松坂屋史料室にて開催



2017年4月、松坂屋銀座店の跡地に「GINZA SIX」が誕生しました。百貨店の「暖簾」は下ろしましたが、関東大震災の翌年大正13年(1924)、復興の先頭を切って銀座初の百貨店として誕生した銀座松坂屋の先進性や革新性は、「GINZA SIX」へ受け継がれています。

「百貨店」が最も輝いていた大正から昭和の時代。松坂屋銀座店は常に時代の先端を行き、モダン銀座の象徴でした。またそのイメージ戦略の担い手が、当時松坂屋銀座店宣伝部に所属していた宮永岳彦でした。「光と影の華麗なる芸術」と謳われ、油絵、ポスター、童画、表紙絵、挿絵、そして水墨画などの分野で多彩な作品を残した宮永。昭和11年(1936)に松坂屋名古屋店に入社し、終戦復員後の昭和21年(1946)から銀座店勤務となりました。松坂屋のグラフィック・デザインの仕事と並行して洋画家としても活躍し、二紀展等で受賞を重ねていきます。昭和20年代~30年代にかけて、ポスター、油絵ともに多く描いたモチーフは、銀座を舞台にした女性たちの姿でした。日本で最もファッショナブルな街と、そこに集う女性たちの姿からは、戦争が終わったという解放感と新たな時代への希望が感じられます。


宮永岳彦の描いた女性たち
宮永の作成した松坂屋のポスターに最も多く描かれているのは、最新のファッションを纏った女性の姿です。鮮やかな色使いで描かれた、時代の先端をいく女性像でありながら、水墨画の技法による柔らかさが人々の心に残る画風になっています。それぞれの催事の特徴を充分に宣伝しながらも洗練されたイメージに仕上がっています。

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宮永岳彦の描いた子どもたち
銀座店宣伝部に配属された宮永が最初に描いたのが童画のポスターでした。敗戦で荒んだ人々の心が少しでも和むようにと描かれた童画は、銀座の町を行き交う人々の心に郷愁と明日への希望を与えたのでした。紺絣の着物姿は宮永の子ども時代の姿です。
[画像6: https://prtimes.jp/i/25003/72/resize/d25003-72-575839-6.jpg ]

[画像7: https://prtimes.jp/i/25003/72/resize/d25003-72-174560-7.jpg ]

[画像8: https://prtimes.jp/i/25003/72/resize/d25003-72-898703-8.jpg ]



宮永岳彦 (1919-1987) 略歴
大正 8年(1919) 静岡県磐田郡に生まれる
昭和 7年(1932) 名古屋市立工芸学校に入学
昭和11年(1936) 松坂屋名古屋店に入社
昭和21年(1946) 軍隊から復員。銀座店に配属
昭和22年(1947) 二紀会創立展に出品
         褒章を受け同人に推挙される
昭和33年(1958) 銀座店宣伝部の嘱託となる
昭和61年(1986) 社団法人二紀会理事長に就任
昭和62年(1987) 死去。勲三等瑞宝章を受章

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