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「アート&プロジェクトマネジメント講座」開講!~展覧会・芸術祭のプロジェクトマネジメントを座学と実地で学ぶ~

PR TIMES / 2021年9月30日 13時0分

多様なアートプロジェクトを、科学的かつ論理的なプロジェクトマネジメントの手法を使って実現できる人材を育成

株式会社ロフトワーク(本社:東京都渋谷区 代表取締役:諏訪 光洋)と、エヌ・アンド・エー株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役:南條 史生)は、多様なアートプロジェクトを、科学的かつ論理的なプロジェクトマネジメントの手法を使って実現できる人材を育成する「アート&プロジェクトマネジメント講座」を2021年11月より(全8回)開講します。



[画像1: https://prtimes.jp/i/4703/74/resize/d4703-74-75168858b67b2536761a-3.jpg ]

この事業は両社により設立(2021年10月)された、NINE有限責任事業組合(NINE LLP)が実施・運営するもので、2社がこれまだ構築してきたアート事業のノウハウと、プロジェクトマネジメントの方法論の双方を学べるユニークなカリキュラムを用い、講義・演習、展覧会構築の実地体験を通してアートマネジメントに特化したプロジェクトマネジメントを研修します。さらに芸術祭の実地学習を通して、展覧会を構成する舞台裏とプロジェクトマネジメントの実情を実務担当者から学びます。

受講生の募集は2021年9月30日(木)から開始、本講座は11月5日(金)から開講します。なお、受講修了者には、修了書を発行します。

受講生は、「FUJI TEXTILE WEEK /織りと気配」「TEXTILE & ART 展」(2021年12月10日-2022年1月9日 山梨県富士吉田市にて開催。詳細は10月下旬発表予定)への視察を予定。


「アート&プロジェクトマネジメント講座」募集ページ

https://awrd.com/award/2021artandpm



設立の背景

~不足するアート分野のプロジェクトマネージャー。個人の経験に頼らない科学的な方法で論理的にプロジェクトの成功を担う人材を育成する~

日本では昨今、全国各地で地域芸術祭が開催され、美術館の新設も続くなか、多数のアートプロジェクトが企画され進行する状況です。その一方でアートプロジェクトの現場を、論理的・科学的な方法で安定的にマネジメントできる人材は非常に不足しているのが実情です。

アート業界のプロジェクトマネージャーは、キュレーター、作家、コーディネーターとのコミュニケーション、運営チームの構築、スケジュールや予算管理、教育、運営、広報事業など膨大な領域の業務を統括・管理する重要な責任を負っています。これまで、このような知識と経験は個人に蓄積されてきましたが、今日ではプロジェクトマネジメントの手法をもって、より多くのマネージャーがこの責務をこなせるようになることが求められています。


監修者/共同発起人:南條史生


[画像2: https://prtimes.jp/i/4703/74/resize/d4703-74-d7acbe8d2c2de407aec1-2.jpg ]


このほど、「アート&マネジメント講座」を開講する運びとなったことは、大変喜ばしいことです。私自身長年にわたり美術館の運営、また地方芸術祭やパブリックアートプロジェクトを手がけてきましたが、その過程でプロジェクトマネジメントの重要性を感じていました。

この機会に是非、本講座ご参加いただきプロジェクトマネジメントの手法を通して、アートの発展に貢献していただきたいと思います。



共同発起人:諏訪 光洋


[画像3: https://prtimes.jp/i/4703/74/resize/d4703-74-c6d213a8e938d442c46c-1.jpg ]


日本のアート業界におけるプロジェクマネジメント手法の実装に関しては、IT業界やデザイン、建築などの業界と比較し、遅れているように思われます。ロフトワークは、クリエイティブ業界の中でいち早く世界標準のプロジェクトマネジメントの知識体系「PMBOK(R)(ピンボック)」を導入*してきました。デジタルからスタートし、現在はデザイン思考のメソドロジーと共にプロダクトデザインやサービス業、展示デザイン、空間デザインの提案やディレクションなど、より広い領域でイノベーションをもたらしています。

ロフトワークは日本を代表するキュレーターである南條氏率いるエヌ・アンド・エーと共にNINE有限責任事業組合を設立し、PMBOK(R)に基づくアートの「プロジェクトマネージャー」を育成し、これからの社会により多くのアートプロジェクトを実現させていこうと考えています。

*参考記事:書籍『Webプロジェクトマネジメント標準』を全文PDF無償公開
https://loftwork.com/jp/news/2015/10/08_pmbok



講座概要


■募集期間
2021年9月30日(木)ー2021年10月28日(木)12:00 受付分まで

■場所
オンライン(Zoom) ※現地視察含む

■特徴
・アート業界において実績ある2つ事業社のノウハウを取り込んだプロジェクトマネジメントのフレームワークやツールを提供します。
・座学のみならず、リアルな芸術祭の現場を題材に議論を体験できます。

■募集対象
・アートプロジェクトを実現したい社会人
・将来アート業界で働きたい学生
・文化事業にかかわる行政、企業の担当者・関係者

■参加条件
・18歳以上
・最低6回の授業に参加できること
・アートプロジェクトの仕事に興味があること

■定員
・15名
※応募者多数の場合は事務局での審査の上、受講当選者を決定します。

■料金
・受講料:社会人 18万円(税込) 、学生 9万円(税込)

※下記プログラム「7. 芸術祭の舞台裏と事例研究」は富士吉田での現場を見学する講座となります。現場での参加を希望される際の交通費・宿泊費は自費となります。現場に参加しない場合は、オンラインでの一部ダイジェストでの受講となります。

※学生の場合は学生証提示が必要です。

■申し込み方法
募集専用ページの応募フォームからお申し込みください。
URL:https://awrd.com/award/2021artandpm



プログラム


1)アートプロジェクトにおけるAPM(アートプロジェクトマネジメント)の重要性
11/5(金)18:00-19:30
南條講師及び諏訪講師から、本講座の背景について説明し、芸術祭や展覧会におけるプロジェクトマネージャーの必要性、並びに役割と意味について対談します。

2)アートプロジェクトマネージャーの仕事の諸領域について
11/12(金)18:00-19:30
プロジェクト・マネージャーがカバーする仕事の領域(目標設定、組織編成、スケジュール管理、予算管理、展示計画の管理、輸送手配、広報戦略、又開幕後の運営など)は多岐にわたります。こうしたアートプロジェクトの実務の全体像について説明します。

3)プロジェクトマネジメントの基礎
11/19(金)18:00-19:30
プロジェクトマネジメントの基礎的な知識とその基本的な考え方を伝えます。また具体的なプロジェクトを題材にして、マネジメントにおいては何が大切な要素なのかを論じます。

4)アートプロジェクトマネジメントの実装
11/26(金)18:00-19:30
アートプロジェクトをプロジェクトマネジメントの視点で分解・整理します。多岐にわたる作業をどう構築するのか、スケジュールはどう管理するのか、どこに曖昧な部分があるのか、そのリスクに対してどう対応すべきなのか、などについて事例をあげて学びます。

5)チームビルディングの原理とその意味
12/3(金)18:00-19:30
キュレーター、アーティスト、主催者・関係者、PR、設営、運営スタッフなど、多岐にわたるステークホルダーとコミュニケーションをとるアートプロジェクトマネージメントにおいては、チームビルディングが最も大切な要素です。そこでチームのパフォーマンスを最大化するチームの編成方法を学びます。

6)地域芸術祭のプロジェクトマネジメントシミュレーション
12/10(金)18:00-19:30
実際に2021年冬、開催される地域芸術祭「FUJI TEXTILE WEEK /織りと気配」「TEXTILE & ART 展」(2021年12月10日ー2022年1月9日 山梨富士吉田市にて開催)を事例として分析。アートプロジェクトの全体構想を、PMBOKのフレームワークを用いて構築します。

7)芸術祭の舞台裏と事例研究
12/11(土)13:00-16:00
「FUJI TEXTILE WEEK /織りと気配」「TEXTILE & ART 展」の現場を訪問。実際にキュレーターやコーディネーターの解説によって各作品を見学、芸術祭の現場、舞台裏でそのプロセスを学び、議論します。

*希望者はスタッフとして参加することも可能です

8)全講座のまとめとふりかえり
12/17(金)18:00-19:30
全講座の振り返りを行い、受講者の意見発表をもってコースの終了とします。

*内容は諸事情により変更する場合があります




講師陣(予定)



南條史生(N&A株式会社代表、森美術館特別顧問)
諏訪光洋(株式会社ロフトワーク代表)
田篭美保(森美術館展示・制作グループ シニア・コーディネーター)
原亮介(株式会社ロフトワーク シニアディレクター)
桑原康介(KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭プロジェクトマネージャー)
藤原さゆり(NINE 事務局)



NINE有限責任事業組合(NINE LLP)について


NINE LLPは、南條史生氏率いるエヌ・アンド・エー株式会社と、株式会社ロフトワークの合同事業として組織、運営されます。

9のnが集まり’NINE’と呼びます。「n’」「’nano」でありごくごく小さく、あるいは不定的な数字を表し、「n次元」に表されるように定まらない、数値を表します。一方、ヒンドゥー教や仏教ではn(吽)は宇宙を「閉じる」文字であり智慧の音でした。

NINE LLPは、アートプロジェクトにおいてキュレーターが描くアイデアとビジョンを現実世界に展開し、それを美しく開花させるための先進的なマネジメントの仕組みを目指します。NINEはアート世界におけるプラクティカルな実行者を目指します。




エヌ・アンド・エー株式会社について


現代美術をメインコンテンツとし、美術館や芸術祭のキュレーション・運営、パブリックアートやコーポレートアートのコンサルティング、シンポジウム・国際会議などのコーディネーション、出版編集を担当。

激しく社会が変革し、ビジネスや社会活動において、アートシンキングやアート教育の重要性が語られる今日、広く教育、観光、都市計画、国際協業に向けたプログラムを発展させ、社会のアートリテラシーを高め、新たな時代の変革に向けた柔軟な組織と人材のネットワーク構築をサポートします。 https://nanjo.com/



ロフトワークについて


オープンコラボレーションを通じてWeb、コンテンツ、コミュニケーション、空間などをデザインするクリエイティブ・カンパニー。

グローバルに展開するデジタルものづくりコミュニティ「FabCafe」、素材の新たな可能性を探求する「MTRL(マテリアル)」、オンライン公募・審査でクリエイターとの共創を促進する「AWRD(アワード)」などのコミュニティやプラットフォームを運営。様々な才能と共創することで、幅広いクリエイティブサービスを提供します。 https://loftwork.com/

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