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オラクル、Oracle Database 21cによってデータベース分野におけるリーダーシップを拡充

PR TIMES / 2021年1月14日 14時45分

200を超える新規イノベーションを導入し、オラクルのコンバージド・データベース・エンジンがさらに進化自動化された機械学習は、データベース上で直接推論を容易に実行

オラクルは本日、世界をリードするコンバージド・データベースの最新バージョンである「Oracle Database 21c」、同バージョンを含む「Oracle Autonomous Database」の「Always Free」を「Oracle Cloud」上で提供開始したことを発表しました。「Oracle Database 21c」には、変更不可能なブロックチェーン表、インデータベースJavaScript、ネイティブJSONバイナリ・データ型、インデータベース機械学習(ML)用AutoML、永続性メモリストアなどの200を上回る新規イノベーションと、インメモリ、グラフ処理パフォーマンス、シャーディング、マルチテナント、セキュリティの機能強化が盛り込まれています。クラウドまたはオンプレミス環境で提供されている単一用途の他社データベースとは異なり、「Oracle Database 21c」は単一の先進的なコンバージド・データベース・エンジン内でマルチモデル、マルチワークロード、マルチテナントの要件をすべてサポートします。



[画像: https://prtimes.jp/i/57729/77/resize/d57729-77-416394-0.jpg ]


News Release Summary
(本資料は米国2021年1月13日にオラクル・コーポレーションより発表されたプレスリリースの抄訳です)

オラクル、Oracle Database 21cによってデータベース分野におけるリーダーシップを拡充

200を超える新規イノベーションを導入し、オラクルのコンバージド・データベース・エンジンがさらに進化
自動化された機械学習は、データベース上で直接推論を容易に実行
無償で提供されるネイティブなブロックチェーン表は、トランザクションとプロセスの安全な監査証跡を提供
永続性メモリのサポートにより、画期的なデータベース・パフォーマンスを実現

2021年1月14日

オラクルは本日、世界をリードするコンバージド・データベースの最新バージョンである「Oracle Database 21c」、同バージョンを含む「Oracle Autonomous Database」の「Always Free」を「Oracle Cloud」上で提供開始したことを発表しました。「Oracle Database 21c」には、変更不可能なブロックチェーン表、インデータベースJavaScript、ネイティブJSONバイナリ・データ型、インデータベース機械学習(ML)用AutoML、永続性メモリストアなどの200を上回る新規イノベーションと、インメモリ、グラフ処理パフォーマンス、シャーディング、マルチテナント、セキュリティの機能強化が盛り込まれています。クラウドまたはオンプレミス環境で提供されている単一用途の他社データベースとは異なり、「Oracle Database 21c」は単一の先進的なコンバージド・データベース・エンジン内でマルチモデル、マルチワークロード、マルチテナントの要件をすべてサポートします。さらに、オラクルは本日、データドリブンのエンタープライズ・アプリケーションを迅速かつ容易に開発、展開するための新しいローコード・サービス「Oracle APEX (Application Express) Application Development」の提供開始を発表しました。このブラウザベースのローコード・クラウド・サービスにより、開発者は直観的なグラフィカル・インターフェイスを活用し、デスクトップおよびモバイル・デバイス向けの先進的Webアプリを作成できます。

オラクルのデータベース・サーバー・テクノロジー担当エグゼクティブ・バイスプレジデントであるアンドリュー・メンデルソン(Andrew Mendelsohn)は次のように述べています。「『Oracle Database 21c』は、世界で最も強力なコンバージド・データベース・エンジンの提供というオラクルの戦略を継続します。これは、先進的なJSONドキュメント処理パフォーマンスを提供し、Intel(R) Optane™ Persistent Memory(PMEM:パーシステントメモリ(永続性メモリ)、以下 永続性メモリ)のサポートによってオペレーショナル・データベースのブレークスルー・パフォーマンスを提供します。また、新たなインメモリ列ストアの自己管理、これまでで最も高いパフォーマンスのグラフ処理、機械学習モデルの開発を大幅に合理化するAutoMLにより、業界をリードするアナリティクス・データベース機能を提供します。さらに、改ざん防止SQLテーブル向けの変更不可能なブロックチェーン表を提供します。競合ベンダーは、これらの機能をサポートするために、JSONドキュメント、オペレーショナル、アナリティクス、グラフ、ML、ブロックチェーンのデータベースとサービスを個別に必要とします。オラクルのコンバージド・データベースのアプローチにより、新規アプリケーションの作成における開発者の生産性が大幅に向上し、後から新たなビジネス要件に合わせてアプリケーションを容易に進化させることができます。」

業界アナリストのコメント
IDCのデータ管理ソフトウェア担当リサーチ・バイスプレジデントであるカール・オロフソン(Carl Olofson)氏は次のように述べています。「『Oracle Database 21c』の発表により、多様なデータ型とワークロードを広範にサポートし、オラクルはフラッグシップであるデータベースの集約を新たなレベルに引き上げました。変更不可能なブロックチェーン表やインデータベース機械学習用AutoMLなど、新規に組み込まれた200のイノベーションにより、『Oracle Database 21c』の機能は新たなレベルに引き上げられ、これらのジョブの実行に、サイロ化された特別なクラウド・サービスやツールは必要なくなります。ユーザーは、組織で普段使いされるクラウド・サービスが追加されるたびに生じるコストと操作の複雑さを回避できます。このように、オラクルはシンプルで、技術的によりエレガントな統合的アプローチによって、このまとまりのないサービス・セットを効果的に切り離しています。これは、2021年のエンタープライズ・ニーズにより相応しいものです。」

ESGのプリンシパル・アナリスト兼プラクティス・ディレクターであるマーク・ピーターズ(Mark Peters)氏は次のように述べています。「オラクルの最新のコンバージド・データベースである『Oracle Database 21c』は、ユーザーと開発者の両方の業務を劇的に容易にすることに重点を置いています。幅広いデータ・モデルとワークロードをサポートおよび統合し、ビルトインの機械学習により、企業はデータのすぐそばにあるデータベース上で推論を直接実行できるため、個別のツールやサービスが不要になります。これは、顧客がそれぞれ異なるAPI、ETLアプローチ、データ統合プロセスへの対応を必要とし、十数種類の異なるデータベースを持つAWSなどを利用している組織にとっては、新鮮な対照となります。『Oracle Database 21c』は、複数の、分離された、本質的に非コンバージドなデータベース・アプローチの障壁を超越しています。」

お客様企業のコメント
ロンドンに本社を置くAonは、リスク、退職金、健康に関する幅広いソリューションを提供する46B米ドル規模のグローバル・プロフェッショナル・サービス企業です。AonのGlobal Reporting Leadであるリスベス・ムルダー(Liesbeth Mulder)氏は次のように述べています。「すべてのオラクルの販売およびマーケティングデータを1つの統一されたシステムで確認できるようになりました。これは本当に画期的なことです。『Oracle Autonomous Data Warehouse』と『Oracle Analytics Cloud』を使用することで、パフォーマンスが50~60倍向上し、500人のパワーユーザーからの複雑な販売クエリーへの応答時間が大幅に短縮され、分析コストがオンプレミスのビジネス・インテリジェンス・ツールよりも大幅に削減されました。」

Angelini Pharmaは、イタリア最大の製薬会社の1つです。Angelini Pharmaのデジタルおよびイノベーション責任者であるピエトロ・ベッレトーニ(Pietro Berretoni)氏は次のように述べています。「ブロックチェーン・テーブル・ソリューションに基づくデータ・セキュリティ・ツールとウェアラブル・デバイスの統合の試行という当社のIoT戦略において、Quinaryo XRingソリューションは重要な進展でした。このソリューションでは、オラクルのブロックチェーン表を活用することで、複雑な新規インフラストラクチャの準備を必要とせずに、他のアプリケーションと簡単に統合できる改ざん防止レコードを提供できるようになります。『Oracle Database』にはすでに利用しているすべてのツールとブロックチェーン表のような新機能も含まれ、XRingでの知覚データの収集に活用できます。」

「Oracle Database 21c」の新規イノベーション
「Oracle Database 21c」は、「Oracle Autonomous Database」、「Oracle Exadata Database Service」、「Oracle Exadata Database Cloud@Customer」、「Oracle Exadata Database Machine」をはじめとする、クラウドおよびオンプレミスのすべてのオラクルのデータベース・サービスのデータベース・エンジンです。最新版には、データベース集約を新たなユースケースにまで拡張し、パフォーマンスを最適化し、開発者、アナリスト、データ・サイエンティストの生産性を向上させる200を上回る新規イノベーションが盛り込まれています。主なイノベーションは次のとおりです。

変更不可能なブロックチェーン表:ブロックチェーン表は、ブロックチェーン・テクノロジーのセキュリティ上の主要メリットをエンタープライズ・アプリケーションに提供します。オラクルの「Crypto-Secure Data Management」の一部であるブロックチェーン表は、行が暗号化の上で連結された変更不可能な挿入専用のテーブルを提供します。改ざん検出および防止機能を「Oracle Database」に直接提供することで、管理者やユーザーに成りすますインサイダーやハッカーによる不法な変更を防止できます。ブロックチェーン表は、標準SQLでアクセスできるコンバージド・データベースの一部であり、アナリティクスとトランザクションをフルにサポートするため、既存のブロックチェーン実装と比較して、利用が格段に容易になり、より機能的です。ブロックチェーン表は、「Oracle Database」のすべてのエディションにおいて無償で提供される機能です。

ネイティブJSONデータ型:オラクルは、強力なSQL/JSONクエリーとインデックス付けのサポートを長年にわたって提供してきました。「Oracle Database 21c」では、新たにJSONデータ型表現が追加され、スキャンが最大で10倍、アップデート処理が最大で4倍高速になります。全体として、これらの機能向上により、「Oracle SQL/JSON」は、YCSBベンチマークにおいてMongoDBやAWS DocumentDBと比較して2倍高速になりました。従来のリリースと同様に、JSONと他のデータ型を透過的に結合できます。迅速なOLTPのために任意のJSON要素へ索引付けができ、すべての形式にまたがる宣言型の並列SQLアナリティクスを利用できます。複数のJSONドキュメントおよびコレクションにまたがって複雑な結合を実行でき、これらすべてを、カスタム・アプリケーション・コードなしで実行できます。

インデータベース機械学習用AutoML:機械学習モデルを規模に応じて自動的に構築および比較し、専門家以外による機械学習の利用を促進します。新しいAutoMLユーザー・インターフェイスにより、専門家以外のユーザーもインデータベース機械学習を容易に活用できるようになります。オラクルは、広く利用されているインデータベース機械学習アルゴリズムの広範なライブラリに、新たに異常検出、回帰、ディープラーニング分析用のアルゴリズムを追加しました。

インデータベースJavaScript:開発者が最先端のプログラミング言語で効率的に作業できるようにします。組み込まれているGraal Multilingual Engineにより、データが存在するデータベース内でJavaScriptデータ処理コードを実行し、コストのかかるネットワーク利用を排除します。さらに、JavaScriptコード内から簡単にSQLを実行でき、JavaScriptデータ型はオラクル・データベース・データに自動的にマッピングされます。

永続性メモリのサポート:データベース・データとREDOログをローカルの永続性メモリに格納することで、IOバウンド・ワークロードのパフォーマンスが飛躍的に向上します。SQLは、直接マッピングされた永続性メモリ・ファイルシステムに格納されたデータに対して直接実行されるため、IOコード・パスと大規模バッファ・キャッシュが不要になります。さらに、新しいデータベース・アルゴリズムが、永続性メモリへの部分的または一貫性のない格納を防止します。

高パフォーマンスのグラフ・モデル:データを関係に基づいてモデリングできるようにし、ソーシャル・ネットワークやIoTなどのつながりやパターンを調べることができます。メモリ最適化のさらなる向上により、大規模グラフの分析に必要なメモリの量が削減され、既存アプリケーションの実行が変更なしで高速化されます。さらに、Java構文を使ってユーザーが開発したグラフ・アルゴリズムを作成または拡張でき、これらはコンパイルし最適化されるため、ネイティブ・アルゴリズムと同様に実行できます。

データベース・インメモリの自動化:オラクルは、同一テーブル内の行・列両形式をサポートするため、同一テーブルでのアナリティクスとトランザクションの同時実行が可能です。「Oracle Database 21c」には、「インメモリ列ストアの自己管理」が搭載されています。これは、インメモリ列ストア内のオブジェクトの配置と除去を自動的に管理し、使用パターンの追跡と、列ストアからのオブジェクトの移動と削除を行うことで処理を合理化し、効率を向上させます。さらに、列は使用パターンに基づいて自動的に圧縮されます。「Oracle Database 21c」には、複雑なクエリーを高速化するための新しいインメモリ・ベクトル結合アルゴリズムも搭載されています。

シャーディングの自動化:ネイティブ・データベース・シャーディングは、ハイパースケールなパフォーマンスと可用性を提供します。また、世界中の企業は、データ主権とデータ・プライバシーの規制に容易に適合できます。データ・シャードはハードウェアまたはソフトウェアを共有せず、オンプレミスまたはクラウド上に常駐できます。シャーディングの設計と利用を簡略化するために、「Oracle Database 21c」にはシャーディング・アドバイザー・ツールが用意され、データベース・スキーマとそのワークロード特性を評価し、パフォーマンス、拡張性、可用性に合わせて最適化されたシャード・データベース設計を提供します。シャード間のバックアップと復元も自動化されます。

オラクルについて
オラクルは、広範かつ統合されたアプリケーション群に加え、セキュリティを備えた自律型のインフラストラクチャをOracle Cloudとして提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、www.oracle.com をご覧ください。

【本件に関するお問い合わせ先】
日本オラクル株式会社 広報室 石山
Tel: 03-6834-4837/ Fax: 03-6834-6129/ E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルームhttps://www.oracle.com/jp/corporate/press/index.html

* OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。本文書は情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。

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