第8回マックスマーラ・アート・プライズ・フォー・ウィメン2019-2020最終候補アーティスト5名を発表

PR TIMES / 2019年10月17日 9時15分



ホワイトチャペル・ギャラリー、 コレツィオーネ・マラモッティ、およびマックスマーラは、第8回マックスマーラ・アート・プライズ・フォー・ウィメンの最終候補アーティスト5名を以下の通り発表いたします。


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アリソン・カッツ、ケイティ・シュワブ、タイ・シャニ、エマ・タルボット、およびハンナ・トゥーリッキです。

最終候補アーティストたちは、候補者発表式出席のため、および、第7回受賞者のヘレン・カモックによる大規模展示「ケ・シ・プオ・ファーレ(何が出来よう)」のオープニングを祝うため、今週末、イタリアのレッジョ・エミリアにある美術館コレツィオーネ・マラモッティへ旅立ちました。「ケ・シ・プオ・ファーレ」展は、今夏、同展が初開催されたホワイトチェペル・ギャラリーから場所を移しての開催です。

2019 - 2021年度本賞の最終候補アーティストは、ホワイトチャペル・ギャラリー館長の大英帝国四等勲爵士イヴォナ・ブラズウィックを審査委員長とし、画廊主(ギャラリスト)/コレクターのフローレンス・イングルビー、アーティストのシャンタル・ジョフィ、美術批評家のヘティ・ジュダを審査員とする審査員団によって選出されました。

マックスマーラ・アート・プライズ・フォー・ウィメンは、マックスマーラ・ファッション・グループの協賛の下、2005年にホワイトチャペル・ギャラリーによって創設されました。その目的は、英国を活動拠点とする新進女性アーティストをバックアップしてその潜在能力を開花できるようにすること、および、21世紀イタリアに関する新たな芸術的観点を引き出すことです。2020年早々に発表される受賞アーティストは、新作案を審査員団に提出後、イタリア国内での6カ月間の特別アーティスト・イン・レジデンス(現地作品制作)に携わります。その成果としての作品は、2021年にホワイトチャペル・ギャラリーで初公開されてから、伊レッジョ・エミリアのコレツィオーネ・マラモッティへと会場を移します。

ホワイトチャペル・ギャラリー館長でマックスマーラ・アート・プライズ・フォー・ウィメンの審査委員長である大英帝国四等勲爵士イヴォナ・ブラズウィックは次のように述べています。「このユニークな賞は、アーティストが潜在能力を開花させうる時と場所と資金を提供します。女性アーティストは、世に認められるべくあまりにも長きにわたって苦闘してきました。マックスマーラ・アート・プライズは、研鑽期間をイタリアの探求に費やす機会と、アーティストを国際舞台に立たせる委嘱大作を制作する資金とをさまざまな世代の実作者に提供します」。

マックスマーラ・アート・プライズ・フォー・ウィメン2019-21の最終候補アーティストは以下の通りです。


アリソン・カッツ(1980年生まれ)

アリソン・カッツは、カナダ・モントリオールで生まれ、現在はロンドンを拠点に活動しています。その創作活動は、絵画、陶芸、グラフィックアート、執筆にわたります。カッツの作品は、動物、人物像、静物といったなじみ深いイメージに抽象的でシュールな物語を織り込みます。カッツは、家庭的な小品から堂々たる大作に至るまでの絵画作品に砂や米をちりばめることによって、質感を添えます。語呂合わせや言葉遊びをふんだんに取り入れたその作品は、言葉とイメージの間のユーモラスなずれを利用して、逆説的かつ不条理なまでの錯綜を生み出します。このアーティストは、個人的体験と集合的イメージのバランスをとることを目指します。カッツは、カナダのオークヴィル・ギャラリーや米国ボストンのMITリスト・ビジュアル・アーツ・センター(2018年)、ドイツのクンストフェライン・フライブルク(2015年)で個展を開催してきました。その作品は、リーズ・アート・ギャラリー、ボナー・クンストフェライン、上海・宝龍美術館、ワルシャワ近代美術館(いずれも2019年)、テート・セント・アイヴス(2017年)、サーペンタイン・ギャラリー(2016年)、サウスロンドン・ギャラリー(2014年)でのグループ展に出品されてきました。


ケイティ・シュワブ(1985年生まれ)

ケイティ・シュワブはロンドンを拠点に活動しています。その作品は、制作を取り巻く社会的、歴史的、形式的コンテクストを取り込むことによって展開します。ワークショップやインタビューの取りまとめ、授業の実施、ツアーへの参加、記録資料や口承、見本帳の洗い直しといったプロセスを通して素養を培ってきたシュワブは、アーティスト、学生、美術館員、技術者、地元住民の間で共有されてきた知識や技能を記録します。シュワブの技法は、集団制作の考慮を共通軸として、タペストリー、陶芸、刺繍、家具、製版、動画等々、多岐にわたっています。最近の展示会としては、英国プリマスのギャラリー・アット・プリマス・カレッジ・オブ・アートでの「ア・ワーキング・ビルディング」展(2019年)があります。シュワブはこの展示会のために、セント・アイヴスにあるクリセード絹織物工場の歴史やプリマスのパブリックスペース訪問に触発された壁紙、刺繍ステッチやタフティングを施した生地、壁パネル、動画を制作しました。その他の展示会には、ロンドンのジャーウッド・スペースでのジャーウッド個展(2016年)、グラスゴーのグラスゴー・スカルプチャー・スタジオでの「メイキング・ザ・ベッド、レイイング・ザ・テーブル」展(2016年)、エディンバラのコレクティブでの「トゥギャザー・インナ・ルーム」展(2016年)などがあります。 近年のプロジェクトには、セント・アイヴスのテート・セント・アイヴスでのクロア・スカイ・スタジオ委嘱展「ディス・インタレスティング・アンド・ワンダフル・ファクトリー」(2018年)、ミドルズブラのmima(ミドルズブラ・インスティテュート・オブ・モダンアート)での「アトリウム・コミッションズ」(2017年)、ロンドンのサーペンタイン・ギャラリーでの「ア・ポータブル・ミュラル」(2017年)があります。これまでに、2016年度ナイジェル・グリーンウッド・アート・プライズ、セント・アイヴスの2017年度ウィルヘルミーナ・バーンズ=グレイアム・レジデンシー、2018/19年度ニュー・コンテンポラリーズ/SPACEスタジオ奨学金、プリマス・カレッジ・オブ・アートでの2017-19年度デザイン・レジデンシーを授与されています。


タイ・シャニ(1976年生まれ)

タイ・シャニはロンドンで生まれ、今もロンドンを拠点に活動しています。多ジャンルにまたがるその創作活動は、パフォーマンス、映像、写真、インスタレーションにわたっています。シャニが創り出す色鮮やかな彫刻は、手の込んだインスタレーション内に配置され、時には、アーティスト自身によって書かれた実験的なテキストが添えられます。シャニは、家父長制を否定する宇宙観・神話・歴史に裏打ちされた世界を背景に、女性の異質性を完全な全体性として再想像することを目指します。シャニは、英国内外で作品を展示してきました。近年の出展・委嘱作品としては、サンドレット・レ・レバウデンゴ財団美術館(2019年)、アテネ・ビエンナーレ(2018年)、ノッティンガム・コンテンポラリーでの「スティル・アイ・ライズ:フェミニズム、ジェンダー、レジスタンス」展(2018年)、グラスゴー・インターナショナル(2018年)、ワイシング・アーツ・センター(2017年)、ストックホルムのテンスタ・コンストハル(2016年)、ラフバラー大学の「レーダー」プログラム委嘱作品(2016年)、サーペンタイン・ギャラリー(2016年)、テート・ブリテン(2016年)、フランクフルトのシルン美術館(2015年)、ロンドンのサウスバンク・センター(2014-2015年)、ブリストルのアーノルフィニ(2013年)、ロンドンのマッツ・ギャラリー(2012年)、FRACノール・パ・ド・カレーおよびバルセロナのループ・フェスティバル(2011年)、ロンドンのバービカン・センター(2011年)、ロンドンのICA(現代美術館)(2011年)があります。シャニは、グラスゴー・インターナショナル2018への出展、リーズのザ・テトリーでの個展「DC:セミラミス」、およびグループ展「スティル・アイ・ライズ:フェミニズム、ジェンダー、レジスタンス」への出展により、2019年度のターナー賞にノミネートされました。2019年、著書『アワー・フェイタル・マジック』がストレンジ・アトラクター・プレスから刊行され、MITプレスによって販売されました。


エマ・タルボット(1969年生まれ)

エマ・タルボットはロンドンを拠点に活動しています。タルボットの作品が探るのは自叙伝です。タルボットは、描画、絵画、インスタレーション、彫刻を通じて、記憶と心理状態を視覚的ポエムや連想的反芻として具象化します。作品内のイメージは直接的かつ手描きされ、心の目に映ったものの即物的で率直かつ独創的な表現を生み出します。タルボットは、自らの文章や他の出典の参照や引用を組み入れてテキスト、イメージ、パターンを融合し、象徴的なもの、隠喩的なもの、日常的なものを喚起します。その作品が探るのは、「政治的なこととしての個人的なこと」、社会政治、ジェンダー、「自然界」、そして、テクノロジーや言語との一体感です。タルボットは、バーミンガム・インスティテュート・オブ・アート&デザインとロイヤル・カレッジ・オブ・アートで学びました。近日開催の個展として、オランダのハーグ市立美術館での「サウンダーズ・オブ・ザ・デプス」(2019年)、イーストサイド・プロジェクト(2020年)、ダンディー・コンテンポラリー・アーツ(2020年)があります。近年の個展には、アートナイト2019委嘱作品であるウィリアム・モリス・ギャラリーでの「ユア・オウン・オーソリティ」/ロンドンE17にあるマース、マーヴェル・アンド・モードでの「ドゥ・ユー・シー・ユアセルフ・プロジェクテッド?」、ソルフォードのコースティック・コースタルとソルフォード・ラッズ・クラブでの「トウェンティファースト・センチュリー・スリープウォーク」(2018年)、アムステルダムのギャラリー・オンルストでの「ウーマン-スネーク-バード」(2018年)、ニコラス・クルップ・ギャラリーでのエマ・タルボット展(2018年)、ノイアー・アーヘナー・クンストフェラインでの「オープン・ソーツ」(2017年)、アムステルダムのギャラリー・オンルストでの「ザ・ワールド・ブロウン・アパート」(2017年)、ニューヨークのアルカディア・ミサでの「ステインド・ウィズ・マークス・オブ・ラブ」(2017年)があります。タルボットの作品は、パリのゲラン、バーミンガム美術館、デイヴィッド・ロバーツ・コレクション、サーチ・コレクション、ロンドン芸術大学、パースの西オーストラリア州立美術館、フリースラント州立美術館(オランダ)、アーネム美術館(オランダ)、KRCコレクション(オランダ)に収蔵されています。


ハンナ・トゥーリッキ(1982年生まれ)

英国ブライトン生まれのハンナ・トゥーリッキは、スコットランドのグラスゴーを拠点に活動するアーティスト、作曲家、パフォーマーです。トゥーリッキの創作活動は、声、ダンス、衣装、描画を融合したパフォーマンス、映像、マルチチャンネル・オーディオビジュアル・インスタレーションにわたっています。トゥーリッキの多ジャンルにまたがるプロジェクトは、「言葉を超えて身体がコミュニケートする方法」を探り、「人間と人間以上であれ、男と女であれ、古代と現代であれ、『その狭間』の空間へと引き寄せられます」。音楽やダンスの多様な文化的伝統内での「ミメーシス」 ― 「自然界」の模倣ないし擬態 ― に特に関心を寄せるトゥーリッキの作品は、特定の環境や生態系内で、民話、記憶、儀礼、テクノロジーの居場所を探ります。近年のプロジェクトには、ダンスにおける鹿の行動の模倣が男性的儀礼をどう構築するかを検討するオーディオビジュアル・インスタレーション「ディア・ダンサー」(2019年)、狂気、神話、ジェンダーを探る、スコットランド・ エッグ島の自然の「円形劇場」におけるヴォーカル・インプロヴィゼーションをフィーチャーした映像「クラウド-カッコウ-アイランド」(2016年)(2017年度英国作曲家賞の最終候補に選出)、インドの風景や、河川系と身体とクーリヤッタム舞踊劇との間の関係性にインスパイアされたオーディオビジュアル・インスタレーション「ソースマウス:リキッドボディ」(2016年)(ニュー・ミュージック・スコットランド・アワード2017受賞作)があります。

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