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キャップジェミニ アジアパシフィック・ウェルス・レポート2018:APAC地域の個人富裕層の資産は2025年までに42兆ドルを超えると予測

PR TIMES / 2018年12月17日 17時40分

この地域の資産管理マネージャーに対する満足度は、世界水準と比較するとかなり低いままです。BigTechによる混乱を考慮すると、ウェルスマネジメント企業の成功には、ハイブリッドモデル(*1)の優先順位付けと顧客との密接なつながりが、不可欠です。




[画像1: https://prtimes.jp/i/25250/79/resize/d25250-79-509860-0.jpg ]



【2018年11月28日:パリ発】
本日、キャップジェミニは2018年版アジアパシフィック・ウェルス・レポート(APWR)を発刊しました。レポートによると、アジア太平洋地域は、2017年に世界の個人富裕層(HNWI)の41.4%を生みだしており、HNWIの一大生産拠点といえます。この地域は、HNWIの人口増加率12.1%、資産の増加率14.8%であり、2025年に42兆米ドルを超えると予測されています。そのために必要とされる平均成長率は2016年の9.2%から8.7%へ縮小しています。
2018年版アジアパシフィック・ウェルス・レポート(APWR)は以下よりご参照ください。
http://www.asiapacificwealthreport.com/


新興市場がアジア太平洋地域の成長を後押し
新興市場(*2)が、地域の成長を加速します。新興市場が地域の新たな増加資産の半分(52.9%)以上を占めており、特にインド(HNWIの人口ランキングで11位を獲得)においては、資産と人口の両面で20%以上という最速の成長をもたらしました。韓国、香港、台湾、シンガポールのような成熟した市場でも、デジタルHNWIの人口は2倍に増加し、2017年にはHNWIが88,200人になりました。


HNWIと資産管理マネージャーの間にはより一層の個人的なつながりが必要
多少の改善が見られるものの、アジア太平洋地域(日本を除く)のHNWIの資産管理マネージャーに対する満足度は70%を下回り、他の国の水準よりもかなり低いです。超HNWIは、ハイリターンを獲得したにもかかわらず、最も満足度の低い投資家クラスでした。満足度が低い理由の主なものは、次のとおりです。ウェルスマネジメント企業からの包括的サービスの欠如に対する懸念。付加価値の低い管理手数料。資産管理マネージャーとの個人的なつながりが低いこと。自分の資産管理マネージャーと強いコネクションを持っている、アジア太平洋地域(日本を除く)のHNWIの95.7%は、資産管理マネージャーを中心に資産を集約する可能性が高いと語っており、顧客との親密性を高める好機だと言えます。


BigTech参入の可能性が高まりハイブリッド・アドバイス・モデルの変革が加速
強い需要に直面して、ウェルスマネジメント企業は、ハイブリッドアドバイスへの変革活動を大きく前進させました。しかし、レポートによると、半数の企業がまだ変革を「定義している」、あるいは「概念化している」と回答しているため、より一層ペースを上げて加速する必要があります。実際、非金融サービス企業における経験の改善によってHNWIの期待が上がり続けたため、ハイブリッドアドバイスサービスに関する前年比の満足度は現実には低下しました。


BigTechプレイヤーが市場に参入した際には、彼らに対するHNWIの関心が高まる中で、ハイブリッドへの変革を加速することが特に重要です。BigTechの極めて直感的な顧客経験と低コストのビジネスモデルに惹かれ、大多数のHNWIは、Google(60.8%)やAlibaba(52.6%)などの企業とのウェルスマネジメントについての関係を発展させることに高い関心を示しました。

キャップジェミニの金融サービス戦略ビジネスユニットCEO、グループ執行取締役メンバーであるAnirban Boseは次のように述べています。「繁栄している市場においてウェルスマネジメントの満足度が低い今こそ、ウェルスマネジメント企業はデジタルによる変革に目覚めるときです。業界の動向は、すべてコラボレーション関連であり、特にBigTechとアジア太平洋地域のウェルスマネジメント業界の境界を超えることに関係しています。ウェルスマネジメント企業は、現状維持か、業界変革の準備を始めるのか、選択する必要があります。


レポート方法論

アジアパシフィック・ウェルス・レポート2018は、オーストラリア、中国、香港、インド、インドネシア、日本、マレーシア、シンガポール、韓国、タイ、台湾の11の中核市場に焦点を当てています。また、2018年のグローバル・ハイ・ネット・ワース・インサイトズ・サーベイ(Global High Net Worth Insights Survey)の調査結果は、世界の主要な19のウェルス市場で2,600人のHNWIに質問しました。オーストラリア、中国、香港、インド、インドネシア、日本、マレーシア、シンガポールの8大市場でアジア太平洋地域で1,200人以上のHNWIを調査しました。


ハイブリッド・アドバイス・モデルにより、お客様はライフ・ステージとニーズに基づいたウェルス・マネジメントと財務計画のアドバイスをモジュール化された、パーソナライズされた、ペイ・アズ・ザ・ゴー・ウェイの方法で活用できます。
新興のアジア太平洋市場には、中国、インド、インドネシア、タイが含まれます。



[画像2: https://prtimes.jp/i/25250/79/resize/d25250-79-779200-1.jpg ]


キャップジェミニについて
キャップジェミニは、コンサルティング、テクノロジーサービス、デジタルトランスフォーメーションのグローバルリーダーとして、イノベーションの最前線に立ち、進化を続けるクラウド、デジタル及び各種プラットフォーム分野で、顧客のあらゆるビジネス機会に対応致します。キャップジェミニは、50年にわたり蓄積してきた優れた実績と業界固有の専門知識を基に、戦略から運用まで、弊社の一連のサービスを通じて、顧客企業が目指すビジネスビジョンの実現をご支援致します。キャップジェミニの信念は、「テクノロジーに関わるビジネス価値は人を通じて具現化される」ことであり、この信念こそが弊社の原動力となっています。キャップジェミニは、世界40ケ国以上、20万人のチームメンバーで構成される多文化企業です。キャップジェミニ・グループ全体の2017年度売上は、128億ユーロです。

キャップジェミニ株式会社については、以下をご覧ください。
 https://www.capgemini.com/jp-jp/
キャップジェミ二株式会社のソーシャルアカウント
 Twitter: https://twitter.com/CapgeminiJapan
 Facebook: https://www.facebook.com/CapgeminiJapan/

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