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地方公共団体等向けサービス「NaNaTsu(TM) AI-OCR with DX Suite」を神戸市、下関市、氷見市等7団体に提供開始

PR TIMES / 2019年11月26日 11時15分

 株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)は2019年10月31日より地方公共団体等向けAI-OCR(注1)サービス「NaNaTsu(TM) AI-OCR with DX Suite」を提供開始しました。2019年11月より、神戸市、下関市、氷見市等7団体に提供を開始し、2019年12月より、町田市、長岡市、つくば市、習志野市等6団体に提供を予定しています。また、トライアル版については、これまで横浜市等46団体が利用しています。
 本サービスは、AI inside株式会社(以下:AI inside社)の「DX Suite」(注2)をAI-OCRエンジンとして採用した、手書きの各種申請書類等をテキストデータに自動変換するもので、スマート行政の実現や働き方変革を支援するサービス「NaNaTsu」(注3)シリーズの一つとして提供します。地方公共団体専用のセキュアな閉域網LGWAN(注4)を活用し、安全にデータの授受が行えます。本サービスを利用することで、地方公共団体ごとにシステムを構築する必要がなく、従量制の年額利用料のみで紙資料のテキストデータ化が可能です。



【背景】
 近年、地方公共団体は、将来的な労働力不足を見据え、業務をAI・ロボティクスで自動化し、職員は市民サービスのさらなる拡充に注力する、スマート行政への転換の機運が高まっています。
 これまでNTTデータは、一部の地方公共団体と、WinActor(注5)導入の効果やAI-OCRの実用性について検証を進め、AI-OCRが地方公共団体の紙帳票のデジタル化に対して有効な手段の一つであることを確認してきました。しかしながら、自団体のサーバーを使用するオンプレミス型で独自にAI-OCRシステムを構築する場合、数千万円から1億円という初期構築費用がかかる点などが課題となっていました。
 そこで、2019年10月31日より、地方公共団体等に向けて、安全かつ安価にAI-OCRを活用できるサービス「NaNaTsu AI-OCR with DX Suite」を提供開始することにしました。


【NaNaTsu AI-OCR with DX Suiteについて】
 AI-OCRサービス「NaNaTsu AI-OCR with DX Suite」は、LGWAN-ASPサービス(注6)を利用可能な地方公共団体等向けのサービスです。スマート行政の実現や働き方変革を支援するサービス「NaNaTsu」シリーズの1サービスとして提供します。手書きの各種申請書類をスキャンした画像ファイルを、クラウド上に構築したAI-OCRサービスにアップロードするだけで、自動変換されたテキストデータをCSV形式で取得できるようになります。主な特長は下記のとおりです。

■RPAツールとの組み合わせにより作業時間の大幅な削減
 「WinActor」や「WinDirector(R)」などのRPAツールと組み合わせることにより、申請書類の入力から基幹システムでの受付処理まで、トータルに自動化することが可能です。

■セキュアな環境での利用が可能
 クラウドセンターとの接続は、閉域ネットワークLGWANを使用しています。また、読み取りエンジンもパブリッククラウドではなく、LGWAN上に構築しているため、セキュアな環境で利用することができます。

■システムの構築やソフトウエアのインストールは不要
 地方公共団体等ごとにオンプレミス型AI-OCRシステムの構築は不要です。また、Webブラウザーで「NaNaTsu AI-OCR with DX Suite」が動作するため、地方公共団体等が使用するパソコンに新たにソフトウエアをインストールする必要もありません。


【ファーストユーザーについて】
 2019年11月より利用を開始している地方公共団体は、神戸市、下関市、氷見市等7団体であり、以下の業務で「NaNaTsu AI-OCR with DX Suite」を活用しています。
 2019年12月より利用予定の地方公共団体は、町田市、長岡市、つくば市、習志野市等6団体です。(2019年11月26日時点)
 なお、これまで横浜市等46団体でトライアル版の利用をしています。(2019年11月26日時点)


[表: https://prtimes.jp/data/corp/16308/table/81_1.jpg ]


表:「NaNaTsu AI-OCR with DX Suite」活用例(一部)


【今後について】
 今後NTTデータは、スマート行政の実現や働き方変革を支援するサービス「NaNaTsu」シリーズを展開し、600団体への提供を目指します。


(注1)AI-OCRとは、従来のOCR技術とAIとを組み合わせ、学習した内容に基づいてルールを見出して読み取る技術のことで、紙や画像中に記載された手書きの漢字や数字などを、高い精度でテキストデータに変換します。

(注2)DX Suiteは、大量の紙書類を高精度で仕分け・データ化し、業務効率化を支援するAI-OCRソリューションです。NTTデータのサンプル帳票による読み取りテストでは、手書き文字の認識精度約98%という結果となりました。

(注3)NaNaTsuは、スマート行政の実現や働き方変革を支援する“自治体業務のお助けデジタル道具箱”として展開する一連のサービスのブランドの名称です。RPAツール「WinActor」とノウハウ共有サイトをセットにしたサービス名称でもあります。

(注4)LGWAN(Local Government Wide Area Network)とは、地方公共団体の組織内ネットワークを相互に接続し、地方公共団体間のコミュニケーションの円滑化、情報の共有による情報の高度利用を図ることを目的とする、行政専用のネットワークです。インターネットから切り離された閉域ネットワークであり、高度なセキュリティーを維持できます。

(注5)WinActorは、2010年にNTTアクセスサービスシステム研究所で生まれた技術をベースに、2013年にNTTアドバンステクノロジ株式会社が製品化に成功した、純国産のRPAソリューションです。

(注6)LGWAN-ASPサービスは、LGWAN のセキュアなネットワークを介して、利用者である地方公共団体の職員に各種行政事務サービスを提供するものです。


*「NaNaTsu」は日本国内における株式会社NTTデータの商標です。
*「WinDirector」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
*「DX Suite」は日本国内におけるAI inside 株式会社の登録商標です。
*「WinActor」は日本国内におけるNTTアドバンステクノロジ株式会社の登録商標です。
*その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

【参考】提供方法について
 NTTデータおよびNTTデータの「NaNaTsu AI-OCR with DX Suite」パートナーより、地方公共団体等に提供します。
 トライアルの要望、製品に関する問い合わせ、利用申し込み方法については、NTTデータまたはNTTデータの「NaNaTsu AI-OCR with DX Suite」パートナーにお問い合わせください。
 なお、2019年10月31日のサービス開始以降も、トライアル版の利用は可能です。

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