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香川高専と東京大学・松尾研究室がAIサマースクールを遠隔開講

PR TIMES / 2021年10月27日 16時45分

~AIやデータサイエンスに関する技術について全国高専へ遠隔配信~

香川高等専門学校(香川県、校長:田中正夫)は、東京大学大学院工学系研究科松尾研究室の講師による、AIの最新動向や様々な手法を習得する「AIサマースクール」を9月21日~29日(内、5日間)に遠隔開講しました。
【香川高専HPトピックスURL】https://www.kagawa-nct.ac.jp/topics-detail/?id=2805



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AIサマースクールとは
 AIサマースクールは、AI(人工知能)(※1)やデータサイエンスに関する技術について正しく理解するとともに、実際のプログラミング演習を通して深層学習(※2)モデルを実装できる能力を集中的に習得することを目的としています。
 講義は東京大学大学院工学系研究科松尾研究室で深層学習を研究している講師が行いました。例年、講師が本校(詫間キャンパス)に来校して対面講義を行っていましたが、昨年度より新型コロナウイルス感染症対策と本校以外の全国の高専からも受講できるように松尾研究室から遠隔配信により実施しました。
 本講座は、平成30年8月から毎年夏に開講しており、今年で4回目となります。
 過去の受講者には本スクールの受講がきっかけとなり、高専を卒業後に東京大学に編入学した学生や、ベンチャー企業を立ち上げて活躍している学生がいます(送電線の異常検知技術のシステムを開発する企業や、AIの技術と他のデバイスを組み合わせて情報のサイクルを上手に回すことのできるシステムを開発する企業)。
 今回は、21高専(本校含む)の学生および教職員と関係企業4社より、約120名の方が受講されました(内訳:本科3~5年生・専攻科生・教職員が多数、分野は電子・電気・機械・情報・通信・制御・商船・生物など多岐にわたる)。5日間という限られた期間ではありましたが、全国の高専関係者および地域の技術者・研究者のAI技術教育と、今後のAI人材育成へ結びつく有意義な講義となりました。
 今年度の本スクールの授業内容は、後日、高専機構内で無料配信を予定しています(現在調整中)。また、次年度は本校(詫間キャンパス)に講師を招いての対面講義を考えており、同時に遠隔配信も検討しています。
 
※1 AI(人工知能) :Artificial Intelligence(アーティフィシャル インテリジェンス)。人間の知能を人工的
            にコンピューターで再現した技術。
※2 深層学習 :別名、ディープラーニング。大量のデータをコンピューター自らが学習し、データが持つ特徴
        を見つけ出す手法。ニューラルネットワーク(※3)を多層化することで、データがもつ特徴を
        深く学習することができる。
※3 ニューラルネットワーク :人間の脳神経細胞の仕組みを真似たシステム。

講座内容
 AIは、近年目覚ましい発展を遂げており、エンジンやトランジスタに匹敵する極めて汎用性の高い重要技術であり、これからの生活に欠かせないものになると予想されています。そんなAIやデータサイエンスに関する技術について正しく理解するとともに、プログラミング演習を通して深層学習モデルを実装できる能力を全5日間(計30時間)で集中的に習得します。講座内容は次の通り。
 1.人工知能の歴史と現状についての概要
 2.データサイエンスの概要
 3.プログラミング言語Python(パイソン)(※4)の基本的な使い方と確立統計処理の方法
 4.機械学習の概要
 5.機械学習モデルの実装
 6.機械学習モデルを高性能化するための具体的なテクニック
 7.データサイエンスコンペ
 8.ニューラルネットワークの概要
 9.深層学習ライブラリの基本的な使い方
10. CNN(Convolution Neural Network)の概要
11. CNNを使用した深層学習モデルの実装
12. 画像認識プロジェクト
13. CNN以外の深層学習モデルについての理解
14. 画像認識プロジェクトの成果発表
15. 深層学習の最新動向と今後の展望
≪特別講演≫ 「人工知能の切り拓く未来社会」 東京大学大学院工学系研究科 松尾豊 教授

※4 Python(パイソン) :プログラミング言語の一つ。少ないコードで簡潔に書くことができる。AI開発の主流となっている言語。
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[画像5: https://prtimes.jp/i/75419/87/resize/d75419-87-0a98e80cd49929710ee7-4.png ]

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香川高専と松尾研究室の取り組み
 香川高専と松尾研究室は、平成30年8月に香川県三豊市との三者で、「AI(人工知能)技術による地域活性化・人材育成等に向けた連携協力に関する合意書」を交わし、それぞれが有する人的・物的・知的資源を有効に活用して協力することにより、AI(人工知能)技術による地域活性化・人材育成・社会実装を推進しています。
 平成31年4月には、「一般社団法人みとよAI社会推進機構MAiZM(マイズム)」を三者で設立し、人材育成や地域社会の課題解決に向けた取り組みをスタートしました。
本スクール以外にも、ディープラーニング講座やプログラミング指導者研修会、子ども向けプログラミング教室、地元学校へのICT支援などMAiZMを通して様々な活動を行っています。
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[画像8: https://prtimes.jp/i/75419/87/resize/d75419-87-0cddffa90650534cc903-7.jpg ]

実施概要
名称:AIサマースクール
内容:「人工知能の基礎的知識と技術」
講師:東京大学大学院工学系研究科松尾研究室DL(ディープラーニング)教育スタッフ
実施日:令和3年9月21日(火)・22日(水)・27日(月)・28日(火)・29日(水)の5日間 全30時間
実施場所:香川高等専門学校詫間キャンパスおよびZoomによる遠隔講義
         講義配信元:東京大学大学院工学系研究科松尾研究室
対象者:全国高専学生および教職員、MAiZM賛助会員
受講料:無料
主催:香川高等専門学校
協力:東京大学大学院工学系研究科松尾研究室
協賛:一般社団法人みとよAI社会推進機構(MAiZM)
【URL】https://www.maizm.or.jp/
後援:三豊市、三豊市教育委員会

香川高等専門学校について
 国立香川高等専門学校(香川高専)は、ともに長い歴史を持つ高松工業高等専門学校(高松高専)と詫間電波工業高等専門学校(詫間電波高専)が統合して2009年10月に発足し、2021年度の入学生は第12期生となります。本校には、本科7学科として、機械工学科、電気情報工学科、機械電子工学科、建設環境工学科、通信ネットワーク工学科、電子システム工学科、情報工学科、専攻科2専攻として、創造工学専攻と電子情報通信工学専攻を設置しています。高松キャンパスは創造工学系、詫間キャンパスは電子情報通信工学系とキャンパスそれぞれの特徴を活かしながら、両キャンパスの連携を強化することで、香川高専として魅力的な教育プログラムと教育環境を提供しています。

【学校概要】
 学校名:独立行政法人国立専門学校機構 香川高等専門学校
 所在地:香川県高松市勅使町355(高松キャンパス)
     香川県三豊市詫間町香田551(詫間キャンパス)
 校長名:田中 正夫
 設立:1943年10月
 URL:https://www.kagawa-nct.ac.jp/
 事業内容:高等専門学校・高等教育機関


【本リリースに関する報道お問い合わせ先】
 香川高等専門学校 総務課 地域連携係
 TEL:0875-83-8507
 e-mail:etiiki@t.kagawa-nct.ac.jp

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