フィリップス、画像診断領域のヘルスケアITソリューションを拡充
PR TIMES / 2020年5月11日 12時55分
ケアストリームヘルスから買収したヘルスケアIT事業を統合し、画像診断業務の効率化やデータの統合管理を実現する製品やサービスを提供
株式会社フィリップス・ジャパン(本社:東京都港区、代表取締役社長:堤 浩幸、以下 フィリップス)は、「2030年までに30億の人々の生活を向上させる」をビジョンに掲げ、健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアにいたるヘルスケア・プロセスのすべてにイニシアティブを持ち「もっと健やかな未来へ」をコンセプトとして、すべての人の健康に貢献していきたいと努めております。
このたびフィリップスは、ヘルスケアITソリューションを拡充し、画像診断部門の業務効率化や医用画像や関連データの統合管理を実現する製品ポートフォリオを強化しましたのでお知らせします。
フィリップスは、ケアストリームヘルス株式会社のヘルスケアITソリューション事業を買収し、薬機法の許認可を取得しました。新たに加わったのは、医用画像管理システム(PACS)、統合アーカイブ(VNA)、放射線情報システム(RIS)、医用画像クラウドサービスを中心とするソリューションです。これらのソリューションは、フィリップスが従来から提供してきた画像解析ワークステーション、読影レポーティングシステム、心血管部門向けの動画管理システムといった製品とともに画像診断に関わるIT製品のポートフォリオを構成します。
今回の製品ポートフォリオの強化により、画像診断で必要とされるソリューションの大半をフィリップスで提供できるようになります。フィリップスは、このポートフォリオによって、画像診断業務の効率化とデータの統合管理による精密な診断の環境を提供し、医療従事者の環境の改善や、患者のよりよい健康の実現を目指していきます。
主な新しいヘルスケアITソリューション
Vue PACS(医用画像管理システム)
Vue PACSは画像診断装置で撮影された画像を保管・管理・参照し、さらに3Dや解析機能を搭載しながら、読影効率を向上するユーザビリティを実現しています。前回検査と比較表示する際、高速な3次元位置合わせ処理により、リンクするスライスを自動検出する「自動レジストレーション」や、画像表示のレイアウトを柔軟に設定可能な「ディスプレイプロトコル」、柔軟なショートカットキーやメニューカスタマイズにより、読影時間を短縮します。
[画像: https://prtimes.jp/i/19698/88/resize/d19698-88-294324-0.png ]
Vue Archive(統合アーカイブ)
これまで日本では、PACSとVNAは独立した別のシステムとして考えられてきました。さまざまな標準インターフェースを備えたVue Archiveは、複数の部門システムに保存されているデータや、JPEG、MPEG、PDFなどの非DICOMのファイルを統合管理するVNAとして運用しながらも、放射線部門の画像診断業務に使用するVue PACSのサーバとしても運用できます。医療機関内のあらゆる画像データを単一のプラットフォームで管理できます。
INGENT RIS(放射線情報システム)
放射線部門の業務フローを管理するRISは、医療安全や関係者間での情報共有に配慮した画面デザインを特長とします。フィリップスの既存製品である診療統合レポーティングシステム「INGENT Report」と製品ブランドを統合。検査のオーダー情報から画像診断の所見まで、幅広いデータを「INGENT」製品群で管理することができるようになります。
Vue Cloud Service(医用画像クラウドサービス)
世界で初めて運用を開始した医用画像クラウドサービス。PACSバックアップというシンプルなご要望から、関連施設との画像の共有や読影の連携といったクラウドデータの活用まで、ご要望に応じて必要な機能を、必要な範囲でご提供します。
フィリップスについて
1891年オランダで創業し、ビジネスモデル変革と長い歴史の中で培った技術と知見を生かしながら、健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアという「一連のヘルスケアプロセス」においてイノベーションを実現してきたヘルスケア・カンパニーです。フィリップス・ジャパン(旧フィリップス エレクトロニクス ジャパン)は、超高齢者社会を迎える日本の健康と医療の問題に貢献したいと、2017年10月1日より社名を変更し、ヘルステックカンパニーとして、ヘルスケア分野の変革に取り組んでいます。今後、「病院」というプロフェッショナルな分野におけるフィリップスの先進医療機器と、パーソナルヘルスと呼ばれるオーラルヘルスケア(電動歯ブラシ)、AED、在宅呼吸器などがクラウド上で繋がり、デジタルプラットフォーム上でビッグデータが解析されることで、総合的な医療、リアルタイム分析、付加価値サービスが可能になります。これにより、人々の健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアという「一連のヘルスケア・プロセス」において、革新的な医療ソリューションを提供し、医療従事者の皆様、患者様だけでなく、すべての人々の健康な生活への貢献を目指しています。(https://www.philips.co.jp)
ロイヤル フィリップスについて
ロイヤル フィリップス(NYSE:PHG, AEX:PHI)は、人々の健康の向上にテクノロジーで貢献するヘルステック分野のリーディングカンパニーです。健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアという一連のヘルスケアプロセスを通じて、先進的なテクノロジーと、医療従事者および消費者のインサイトを基に、人々の健康を改善し良好な結果をもたらすための包括的なソリューションを提供しています。主な事業領域は、画像診断、画像誘導治療、生体情報モニター、ヘルスインフォマティックスのみならず、パーソナルヘルスや在宅医療まで、さまざまな領域に渡ります。フィリップス ヘルステック事業の2018年の売上高は181億ユーロ、オランダを拠点に全世界に77,000人の従業員を擁し、世界100ヵ国以上でビジネスを展開しています。フィリップスに関するニュースはこちらからご覧ください。(http://www.philips.com/newscenter/)
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