エフセキュアが2012年第三四半期のモバイル脅威レポートを発表
PR TIMES / 2012年11月13日 9時10分
エフセキュア・コーポレーション (本社: ヘルシンキ フィンランド、 CEO: クリスチャン・フレデリクソン) は、2012年第三四半期におけるモバイルの脅威を分析したレポート「Mobile Threat Report Q3 2012」を発表しました。モバイル環境における攻撃対象の中心はAndroidですが、Symbianを対象とするマルウェアも続いていることを報告しております。
ヘルシンキ発 - フィンランド本社発表資料抄訳
2012年第3四半期には51,000件を超えるAndroidマルウェアのユニークサンプルが検出されました。これは第2四半期の10倍以上にもなります。エフセキュア セキュリティ研究所は、このうち42種の新しいマルウェアファミリーおよび既存の新たな亜種を特定しました。サンプル数の増加は、Googleが2012年初めにGoogle Playアプリケーションをスキャンしてマルウェアを検出するシステムBouncerを導入した後も続いています。同研究所は、増加の原因がAndroidスマートフォンの販売台数が継続して大きく伸びたことの必然の結果と見ています。今期に特定されたAndroidに対する新しい脅威の多くは、SMS送信行為または感染したデバイスの情報を搾取することによって利益を生み出すことを目的に設計されています。Androidマルウェアはモバイルマルウェア全体の66%を占めています。
第3四半期には、21種の新しいSymbianマルウェアファミリーおよび既存のファミリーの亜種が検出されており、第2四半期に比べて17%増加しています。Symbianデバイスのグローバル市場におけるシェアは4.4%にすぎませんが、Symbianマルウェアはモバイルマルウェア全体の約30%を占めています。Symbianに対する脅威のほとんどは、金銭的な利益を目的に中国で作成されており、Androidマルウェアと同様にSMSの送信行為に関わるものです。エフセキュア セキュリティ研究所は、特に開発途上国において、従来のSymbianベースのハンドセットを今も使用しているユーザーが多いことから、Symbianマルウェアの活動は今後もしばらく続くものと見込んでいます。
トロイの木馬は、第3四半期における脅威の70%以上を占めており、いまだマルウェアの主流です。リスクウェアが7.5%、続いてモニタリングツールが6%、Trojan Spy 4.5%、アドウェア、スパイウェア、ハッキングツール、Trojan-Downloaderがそれぞれ3%以下となっています。
Blackberryを対象とした新しいトロイの木馬、iOSなどを対象とした新たな脅威など、最新のモバイル脅威についての詳細は、以下の「Mobile Threat Report Q3 2012」完全版をご覧ください。
http://www.f-secure.com/weblog/archives/00002450.html
*エフセキュアの社名、ロゴ、製品名はF-Secure Corporationの登録商標です。
*本文中に記載された会社名、製品名は各社の商標または登録商標です。
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