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「旧奈良監獄の保存及び活用に係る公共施設等運営事業」優先交渉権獲得のお知らせ

PR TIMES / 2017年5月29日 19時28分

~109年の歴史ある重要文化財の刑務所を史料館・宿泊・商業施設へと再生、奈良の新たな観光施設へ~



全国で宿泊施設を展開するソラーレ ホテルズ アンド リゾーツ株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役社長:井上理、以下当社)を代表企業とするグループは、本年3月31日をもって閉鎖された奈良少年刑務所(旧奈良監獄、以下当刑務所)を保存・活用を目的としたコンセッション事業である「旧奈良監獄の保存及び活用に係る公共施設等運営事業」の優先交渉権を獲得したことをお知らせいたします。

当刑務所は、監獄の近代化を示す煉瓦作りの重厚な建物であり、奈良監獄として1908年(明治41年)に完成。1946年(昭和21年)より少年刑務所となり、更生教育を重視する矯正施設として機能していました。明治政府により建設された5大監獄の1つとして、ほぼ当時のまま現存する唯一の刑務所であり、本年3月末をもって109年の歴史に幕を閉じました。奈良市般若寺町の閑静な住宅地に、10万6千m2 の広大な敷地を有し、2016年には国の重要文化財に指定されています。地元に愛される刑務所として地域とともに長い時を刻んできました。施設の老朽化に伴い、法務省の当刑務所閉鎖後の建物の保存活用に関する公募にあたり、当社グループが提案した、1、重要文化財建物に対する保全計画 2、施設運営計画、3、プロモーション計画の3つが高い評価を得たものと考えています。

当社は、「街とともにお客様の人生をより楽しく、より豊かに。」というコーポレートミッションのもと、地域に根ざしたホテル運営を企業理念に掲げています。1300年の歴史を誇る古都・奈良における新たな観光・宿泊需要への寄与により、地域への送客貢献を目指します。また当社のビジョンは、「さあ、新しいホテルを創造しよう」というものであり、この2つの観点から「街」との共存、また、かつてない新しいスタイルのホテルを創造することを使命と捉え、当プロジェクトの企画を進めております。

当プロジェクトにおける当社の役割として、1、プロジェクト全体の管理、2、ホテル・レストラン等の付帯事業の運営を請け負うこととなります。当プロジェクトの主幹は当社ソラーレホテルズとなり、文化財の保全、集客などはグループ内各企業が請け負う事となります。

敷地内には、これまでの歴史や史料を保存し、次世代へ伝える史料館を主とし、ホテル、レストラン、カフェバー、温浴施設、商業テナントエリア等の付帯施設が併設されます。ホテルは、異なる3つのスタイルで展開します。ハビランドシステムと呼ばれる放射状に伸びた建物の配置(中央の監視台から5つの居室棟がすべて見渡せる機能的な設計)はそのままに、独房に改修を施し、「文化財ホテル」として活用。歴史的な建物の価値を残しつつもホテルの快適性を兼ね備えた宿泊施設となります。また新たなホテルの増設棟を「(仮称)そらみつ奈良」、病監をリノベーションした簡易宿泊型ドミトリー「(仮称)MUJI HOSTEL」とし、この3つの宿泊施設を当プロジェクト付帯事業の柱としています。

すべての外観を保持しながら、当初から使われている部材は最大限保持しつつ工事を進めてまいります。2019年秋に史料館が開館、2020年度中にホテルを含む全施設の開業を目指します。

ソラーレホテルズでは、この施設を、歴史と街が織り成す商業施設「(仮称)HISTERRACE奈良」として、新たな命を吹き込み、日本を代表する奈良の観光名所の1つとしていく所存です。


(仮称)HISTERRACE奈良プロジェクト概要

住所:〒630-8102 奈良県奈良市般若寺町18
開業予定:2020年度中予定 ※史料館(2019年秋開館予定)
ソラーレグループ一覧:
[表: https://prtimes.jp/data/corp/3280/table/96_1.jpg ]



<参考資料1>現施設写真
[画像1: https://prtimes.jp/i/3280/96/resize/d3280-96-853726-0.jpg ]


<参考資料2>当プロジェクト施設全体配置図(案)
[画像2: https://prtimes.jp/i/3280/96/resize/d3280-96-162469-1.jpg ]


<参考資料3>史料館および付帯施設(ホテル)について
◆生きた歴史を未来へと繋ぐ「建築行刑史料館」
旧奈良監獄が担ってきた役割と、日本の行刑・矯正の歴史を伝えていくための史料館を整備。本施設の設計者である山下啓次郎氏のストーリーを軸とすることで、法務行政へ馴染みの薄かった若者世代や外国の人に対しても、分かりやすい展示を行っていきます。

◆さまざまな観光ニーズに応える「3つの宿泊スタイル」
文化財リノベーションホテル
ホテルコンセプト
「生きた歴史」を未来へ繋ぐ体験型宿泊空間
旧監獄棟をリノベーションし、歴史的な重厚さは守りつつ、“ホテルとして快適である”空間を提供していきます。(約150室) (イメージ)
[画像3: https://prtimes.jp/i/3280/96/resize/d3280-96-808940-6.jpg ]


新築(増設)ホテル(仮称「そらみつ奈良」)
ホテルコンセプト
歴史を見つめ、歴史を紡ぐ、新時代のステージ
重要文化財を眺める特等席であること。既存棟との関係性を重要視し、さまざまな方向から美しい煉瓦建築の建物を眺められるビューを確保すると共に、このホテル自体が施設全体の景観を高められるデザイン性を持たせます。(約80室)       (イメージ)            
[画像4: https://prtimes.jp/i/3280/96/resize/d3280-96-230385-7.jpg ]

                          
簡易宿泊型ドミトリー(MUJI HOSTEL)
ホテルコンセプト
世界中の若者を刺激する文化と多様性の体験拠点
国内外で広く知られる「無印良品」ブランドのホステルを設置します。キッチンなどを完備し、長期宿泊に対応すると共に、文化的コミュニティーを育むカフェバーや、工房・アトリエなども同時に整備することで、アート活動や伝統工芸体験を支援していきます。(約60床)

■ソラーレ ホテルズ アンド リゾーツ株式会社について :-“ Nationwide for all occasions”
ソラーレ ホテルズ アンド リゾーツ株式会社は、「HOTEL the M」、「ホテル・アンドルームス」、「ロワジールホテル」、「チサン」などのブランドを有し、2017年5月現在、従業員約1,200名、ホテル数47軒、総客室数7,310室のホテル運営、フランチャイズ、アセットマネジメント事業を展開しています。

報道関係者からの問い合わせ
ソラーレ ホテルズ アンド リゾーツ株式会社
PR担当:増井Mail: kaori.masui@solarehotels.com TEL:03-6858-2330

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