第2回「梅棹忠夫・山と探検文学賞」に 『最後の辺境 チベットのアルプス』(東京新聞)が 決定いたしました

PR TIMES / 2013年3月12日 11時42分



インプレスグループで山岳・自然分野のメディア事業を手がける株式会社山と溪谷社(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:関本彰大)と、信濃毎日新聞社、株式会社平安堂の共催で一昨年創設された「梅棹忠夫・山と探検文学賞」の第2回の授賞作品が『最後の辺境 チベットのアルプス』に決定しました。これは、「梅棹忠夫・山と探検文学賞」委員会(委員長・小山修三国立民族学博物館名誉教授)による選考委員の協議によって、上記の著作を今年度の授賞作品として決定したものです。なお賞金は50万円で、授賞式等につきましては、後日お知らせいたします。


■授賞作品『最後の辺境 チベットのアルプス』

ヒマラヤ山脈の東には、アジアの大河であるプラマプトラ川、メコン川、揚子江、黄河源流などが併流し、政治的理由から長く禁断の地となっていました。著者である中村保氏は、1990年以来、30回以上にわたって現地を訪れ、多くの地理的な発見を重ね、人々の暮らしと歴史を明らかにしてきました。その「最後の辺境」には、いまなお未踏の6000メートル峰が270座以上存在していると言われています。本書は、21年間にわたって敢行してきた、広大な未踏地域を含む踏査行の集大成です。知られざる未踏峰群、チベットの人々の暮らし、「西部大開発」で進行するチベットの発展と変貌を紹介し、「最後の辺境」を明らかにしました。2008年、その偉業を称え、英国王立地理学協会は「Busk Medal 2008」を授与しています。


■著者 中村 保(なかむら・たもつ)

1934年、東京都生まれ。77 歳。一橋大学卒。在学中は山岳部に所属し、先鋭登山を目指しましたが、卒業後は石川島重工(株)に入社し、パキスタン、メキシコ、ニュージーランド、香港などに二十余年駐在。1990年から、「ヒマラヤの東」(雲南、四川、東チベットなど)に頻繁に赴き、堪能な語学力を駆使して調査を行ない、その成果を内外の山岳雑誌で発表してきました。特に海外で高い評価を受けています。日本山岳会の名誉会員で、同会の英文機関誌の編集のほか、アルパインクラブ(イギリス)、アメリカ、ヒマラヤンクラブ、ポーランドの各山岳会の名誉会員、英国王立地理学会フェロー等を務め、国内外で旺盛な講演活動を行なっています。著書に、『ヒマラヤの東』、『深い浸食の国』、『チベットのアルプス』(山と溪谷社)、『DIE ALPEN  TIBETS』(ドイツ出版社)などがあります。


■選考の経過
「梅棹忠夫・山と探検文学賞」の選考は、過去2年以内に出版された30冊を事務局で選定し、小山修三委員長のもと、2度の予備選考を進めました。最終候補作品として『最後の辺境 チベットのアルプス』(中村保著、東京新聞)、『未踏の南極ドームを探る 内陸雪原の13カ月』(上田豊著、成山堂出版)、『イエティ ヒマラヤ最後の謎“雪男”の真実』(根深誠著、山と溪谷社)、『梅棹忠夫 未知への限りない情熱』(藍野裕之、山と溪谷社)、『東日本大震災 津波詳細地図上下』(原口強他)と古今書院・『ふるさと石巻の記憶 空撮3・11その前・その後』(三陸河北新報社)のセットとして5冊にしぼられ、2月25日、山と溪谷社会議室で行なわれた最終選考によって、フィールドワークの重要性、地図の正確さなどの点から、『最後の辺境 チベットのアルプス』が第2回授賞作品に決定しました。

なお、選考委員は、委員長:小山修三(国立民族学博物館名誉教授)、委員:飯田卓(国立民族学博物館准教授)、井上裕子(信濃毎日新聞社文化部長)、江本嘉伸(地平線会議代表)、川崎深雪(山と溪谷社副社長)の5名です。


■「梅棹忠夫・山と探検文学賞」とは
生態学にはじまり、民族学、比較文明学などで学術的偉業を残した梅棹忠夫氏は、つねに行動し、未知の世界をさがしもとめていました。その姿勢の原点は山にあり、登山や探検行為を経て、さまざまな分野で独自の知的世界を構築してきたと言えるでしょう。

梅棹氏は旧制三高山岳部員として信州に足を踏み入れてから、夏、冬、春の休みごとに、その地で青春を過ごしてきました。2009年に刊行された『山をたのしむ』(山と溪谷社)で、彼は、「山は高さだけが問題ではない。未知への探求、これが一番大事なこと。未知のものと接したとき、つかんだときは、しびれるような喜びを感じる」と回想しています。

梅棹氏のたゆまない「未知への探求」と「探検」の復権とあらたな展開を期して、2010年3月に「梅棹忠夫・山と探検文学賞」が創設され、委員長に小山修三氏を、山の分野で齋藤惇生(元日本山岳会会長)氏、探検の分野で石毛直道(国立民族学博物館名誉教授)氏のお二人を顧問に迎え、信州にゆかりの深い信濃毎日新聞社、(株)平安堂、そして(株)山と溪谷社が協賛しています。事務局=長野県大町市平23010-3(担当=扇田)umesao-tadao.org.


【山と溪谷社】 http://www.yamakei.co.jp/
1930年創業。月刊誌『山と溪谷』を中心に、国内外で山岳・自然科学・アウトドア等の分野で出版活動を展開。さらに、自然、環境、エコロジー、ライフスタイルの分野で多くの出版物を展開しています。

【インプレスグループ】 http://impress.jp/
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:関本彰大、証券コード:東証1部9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「医療」「山岳・自然」「モバイルサービス」を主要テーマに専門性の高いコンテンツ+サービスを提供するメディア事業を展開しています。2012年4月1日に創設20周年を迎えました。


【本リリースについてのお問い合わせ先】
株式会社山と溪谷社
〒102-0073 東京都千代田区九段北3-2-11 住友不動産九段北ビル8階
TEL03-6744-1900 FAX03-6744-1928 (担当=神長)

企業プレスリリース詳細へ
PRTIMESトップへ

PR TIMES

トピックスRSS

ランキング