アルテラ、Stratix 10 FPGA & SoCのコア性能を2倍に向上
PR TIMES / 2014年5月7日 12時49分
・新しい「HyperFlex」アーキテクチャと、インテルの14nmトライゲート・プロセス技術により、卓越した性能向上を実現
プログラマブル・ロジック・ソリューションの世界的リーディング・カンパニーであるアルテラ・コーポレーション(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、社長、CEO兼会長:ジョン・デイナ、日本法人:東京都新宿区、代表取締役社長:ハンス・チュアン、NASDAQ:ALTR 以下、アルテラ)は、米国時間5月5日、Stratix(R) 10 FPGA & SoCが、お客様のデザインにおいて、従来世代の高性能プログラマブル・デバイスと比較して、予測コア性能が2倍に向上していることを発表しました。
アルテラは、早期アクセス・プログラムに参加している、複数の市場のお客様と緊密に協力して、Stratix10 FPGAの性能評価ツールを使った、次世代デザインのベンチマーク評価を実施しました。お客様が体験したFPGAコア性能の著しい向上は、インテルの14nmトライゲート・プロセス技術と画期的なStratix 10 HyperFlex(TM)アーキテクチャによるものです。
HyperFlex は、Stratix 10 FPGAデバイス向けのアルテラの次世代コア・ファブリック・アーキテクチャで、過去10年以上にわたるFPGA業界におけるアーキテクチャの技術革新の中で、最も大きな進歩であり、従来のFPGAアーキテクチャでは不可能だったアプリケーションを実現します。Stratix 10 FPGA & SoCとHyperFlexアーキテクチャにより、ネットワーキング、通信、放送、防衛、およびコンピュータ&ストレージ市場において、最も先進的かつ高い性能が求められるアプリケーションの要件を満たすことができるようになります。
早期アクセス・プログラムに参加しているお客様は、Stratix 10デバイスがもたらす性能向上を、自らの目で体験しています。Stratix 10 FPGAの早期アクセス・プログラムを通じて、アルテラは何社ものお客様と協力して、Stratix 10 FPGA向けに製造された性能評価ツールを利用して、お客様の既存デザインを動作させています。お客様のデザインは、広範なアプリケーションをターゲットにしており、ASIC代替、従来の高性能FPGA通信、高スループット・データセンターおよびコンピュータを含む、さまざまなハードウェア・デザインのアプローチを活用しました。すべてのケースで、お客様デザインにおいて少なくとも2倍の性能向上を達成しています。
Rohde & Schwarz社 CoCデジタル・インテグレーション責任者のバーンド・リーベトラウ(Bernd Liebetrau)氏は、「当社が最初にStratix 10 FPGA早期アクセス・プログラムに参加した時は、アルテラが主張するように2倍の性能向上を得られるとは想像もできませんでした。わずか数日間アルテラと協力し、同社の技術スタッフから素晴らしいアドバイスを得たことで、当社はアルテラのデザイン・ツールを使って既存デザインの1つを動作させることができ、当社の従来製品と比較して、2倍以上の性能向上を達成することができました。このような優れた性能は、従来FPGAでは耳にしなかったような新しいアプリケーションの可能性を切り開きます」と述べています。
お客様デザインのベンチマーク評価に加えて、アルテラは同社のStratix 10 HyperFlexアーキテクチャ向けの多数のソフトIPコアが、同様に2倍の性能向上を遂げることができるよう最適化しました。従来世代の高性能FPGAでは350MHzで動作するアルテラのオプティカル・トランスポート・ネットワーク(OTN)IPポートフォリオは、Stratix 10デバイスで700MHz以上の性能を達成しています。現在、Stratix V FPGAで1024ビット幅のデータ・パスで動作するアルテラの400GbE IPは、HyperFlexアーキテクチャにより512ビット幅のデータ・パスで2倍の性能で動作し、プログラマブル・コア・ファブリック内の非常に削減された利用面積で、同等の高スループットを実現します。
アルテラ プロダクト・マーケティング担当シニア・ディレクタのパトリック・ドーシー(Patrick Dorsey)は、「アーキテクチャにおけるイノベーションとプロセス・テクノロジにおけるリーダーシップによって、ロジック性能において2倍のブレイクスルーを得たと述べたことは、大胆なことであると認識しています。当社は、お客様企業と協調して、当社の次世代Stratix 10 FPGA & SoCプラットフォームで実現できる性能について、共同で確認し、素晴らしい結果を得ることができました」と述べています。.
Stratix 10 FPGA & SoCについて
インテルの14nmトライゲート・プロセスとHyperFlexアーキテクチャを使用するStratix FPGA & SoCは、システム電力を低減しつつ、通信、防衛、放送、およびコンピュータ&ストレージ市場における最先端の最高性能アプリケーションを実現できるよう設計されています。Stratix 10 FPGA & SoCは、前世代高性能デバイスの2倍のコア性能を提供します。Stratix 10デバイスにより、ユーザーは電力制約が厳しい高性能システムにおいて、Stratix V FPGAと比較して消費電力を最大70%低減することができます。また、Stratix 10 FPGA & SoCは業界最高水準のシステム統合を実現しており、以下の特長を備えています。
● 400万以上のロジック・エレメント(LE)に相当する、最高ロジック集積度を持つモノリシック・デバイス
● 10 TFLOPSを超えるハード化された単精度浮動小数点DSP性能
● 従来世代FPGAの4倍以上のシリアル・トランシーバ帯域幅を提供する、28Gbpsバックプレーン対応トランシーバと56Gbpsトランシーバへのパス
● 第3世代の高性能、クアッドコア64ビットのARM(R) Cortex(R)-A53プロセッサ・システム
● DRAM、SRAM、ASIC、プロセッサ、およびアナログ・コンポーネントを、単一のパッケージに統合可能なマルチダイ・ソリューション
出荷時期
Stratix 10 FPGA 早期アクセス・デザイン・ソフトウェアは、2014年夏にリリース予定です。Stratix 10 FPGA & SoCの詳細情報、または早期アクセス・プログラムへの加入方法については、アルテラの販売代理店にお問い合わせいただくか、アルテラのウェブサイト(www.altera.co.jp) をご覧下さい。
将来の予測に関する記述
このプレスリリースには、1995年私募証券訴訟改革法のセーフハーバー条項(免責条項)に準拠する Stratix 10 デバイスおよび早期アクセス・デザイン・ソフトウェアについての将来の予測に関する記述が含まれています。将来の予測に関する記述には、米国証券取引委員会(SEC)への提出書類、アルテラのウェブサイト上およびその他の場所において無償で開示されている情報など、今日の予想と大きく異なる実際の結果をもたらす可能性のあるリスクおよび不確実性が含まれています。
アルテラ・コーポレーションについて
アルテラ・コーポレーションは、プログラマブル・ロジック・ソリューションの世界的リーディング・カンパニーです。1983 年にシリコンバレーで創業した世界で最初のファブレス企業であり、1988 年に NASDAQ に上場しました。FPGA、SoC、CPLD、ASIC および電源をはじめとする関連技術を提供し、カスタム・ロジックの分野におけるテクノロジ・リーダーとして高成長を続け、お客様企業のイノベーションに貢献しています。世界各国に拠点を持ち、日本法人である日本アルテラ株式会社は 1990 年に設立されました。お客様志向のソリューションが高く評価され、日本における PLD 市場でトップシェアを維持しています。ALTERA, ARRIA, CYCLONE, HARDCOPY, MAX, MEGACORE、NIOS, QUARTUS, STRATIX の製品名ならびにロゴは、アルテラ・コーポレーションの米国およびその他の国における登録商標です。商標またはサービス・マークとして記載されている製品名ならびにロゴはすべて、http://www.altera.com/legal に記載されているとおり、各所有企業に帰属します。
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