1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. プレスリリース

文科省事業に看護師教育VRプロジェクトが採択!京都科学らと共同で3カ年の実証事業がスタート

PR TIMES / 2020年11月16日 10時45分

~病院での現場経験が積めない時代、VR臨床実習が学生の学びを変える!~

 株式会社ジョリーグッド(東京都中央区、代表取締役:上路健介、以下 ジョリーグッド)と、医療・介護教育シミュレータを製造販売する株式会社京都科学(京都府京都市、代表取締役社長:高山俊之、以下 京都科学)が共同で開発している「看護師教育VR」事業が、この度文部科学省の「令和2年度専修学校における先端技術利活用実証研究」(※1)に、採択されたことを発表いたします。
※1:専修学校における職業人材の養成機能を強化・充実するため、VR・AR等の先端技術の活用方策について実証・研究する事業。文部科学省 採択結果:https://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/senshuu/1418823_00002.htm
 本事業では、実習機会や学習時間が減少している看護師の育成環境構築を目的に京都科学と共にVR教材を開発し、全国の看護系専修学校にて実証・検証を行います。



[画像1: https://prtimes.jp/i/20924/106/resize/d20924-106-200591-0.jpg ]

■進む高齢化で必要性が高まる看護師の育成、コロナで臨床実習がストップ
 厚生労働省は2019年に看護職員(看護師、准看護師、保健師、助産師)が、2025年までに27万人不足するとの推計を発表しました。また2025年は、団塊の世代が75歳に達し、後期高齢者人口が約2,200万人と急増し、国民の4人に1人が75歳以上になるといわれています。看護職員の必要性は、高齢化に伴って高まる一方です。
 看護師を育成する医科大学や看護系専修学校では、新型コロナウイルスの影響で病院に立ち入ることができず実習の機会が失われています。また患者側のプライバシーへの意識が高まり、学生が実際に患者とコミュニケーションを取る臨床実習が困難になっています。

■VRでいつでもどこでも臨床体験!患者さんとのコミュニケーションも
  本事業では、京都科学と共同でVRカリキュラムを制作します。制作したVRコンテンツの有効性を全国の看護学校で3カ年をかけ、実際の看護学生に対し実証研究を実施。
 VRコンテンツの内容は、小児科、産婦人科、精神科など様々なシチュエーションを開発予定です。開発したVRコンテンツを用いて、学生へのランダマイズ検証や理解度テストなど、教育効果の比較検証を重ね、リモート環境でも従前の実習カリキュラムと同レベル以上の学習効果をもたらすプログラムの開発を目指します。また、実際の臨床実習では経験できる症例が限られていますが、希少症例などをVRコンテンツ化することで、本来必要である症例の看護経験を積むことが可能です。
[画像2: https://prtimes.jp/i/20924/106/resize/d20924-106-439458-4.jpg ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/20924/106/resize/d20924-106-556206-3.jpg ]

[画像4: https://prtimes.jp/i/20924/106/resize/d20924-106-125474-2.jpg ]

■一対多の遠隔臨床実習を提供する「多接続リモートVR臨床システム」
 「多接続リモートVR臨床システム」(以下 本VRシステム)は、講師と受講者が、どこか一箇所に集まることなく、治療スタッフそれぞれの360°視野を、どこからでもVRで一斉に臨床学習できる次世代型医療教育システムです。本VRシステムを活用した遠隔VR講義では、VRによる臨床実習を一斉に提供することで、離れた場所にいる受講者らが現場に立ち会っているかのようなヴァーチャル実習を実現します。講師のタブレットアプリでは、注視してほしいポイントをタブレット上に描画することで、受講者のVR内での視線を誘導するなど、昨今の新興感染症による休校や実習の休講の中でもスムーズなリモートVR授業を進行することができます。本VRシステムを活用し、在宅環境下における遠隔リモート型VR授業の実証実験を行い、看護師育成に必要な臨地実習時間を満たすことの出来る新たな実習カリキュラムの構築を目指します。
[画像5: https://prtimes.jp/i/20924/106/resize/d20924-106-755425-5.png ]

■VRカリキュラムの監修者コメント
「VR教育は、感染症や災害発生時でも遠隔でいつでもどこでも学生の学習を保障する」
[画像6: https://prtimes.jp/i/20924/106/resize/d20924-106-720497-1.jpg ]

東京医科大学 医学部看護学科 教授
東京医科大学病院 シミュレーションセンター センター長 阿部幸恵 先生
地域包括医療が進む中、看護職者は、多様な場で最善の看護を提供できる実践力が求められ、基礎教育は、その実践力の基盤を作る重要な役割を担っています。学生たちが、現場をイメージしながら実践力を身に着けるために、シミュレーション教育が導入されるようになりましたが、人・物・場所などの準備が障壁とされてきました。このVRを用いたシミュレーション教育は、従来の障壁を乗り越えるだけでなく、感染流行・災害発生時にも遠隔で学生の学習を保障するという次世代型の学習の実現を可能にするものだと期待しています。


 ジョリーグッドは、本事業を通じて、withコロナ時代の新しい生活様式においても、学生に質の高い看護技術学習の場の提供を実現し、充分な臨床実習経験値を持った人材の育成に寄与する高度VR教育カリキュラムの構築を目指します。

 ジョリーグッドでは、共同でVRの実証研究を行う病院や医科大学、医療機器メーカーや医学会を募集しています。
問い合わせはこちら:https://jollygood.co.jp/opecloud


■VRによる臨床実習をいつでもどこでも「オペクラウドVR」(https://jollygood.co.jp/opecloud
 オペクラウドVRは、熟練医師やベテラン看護師、メディカルエンジニアなど治療現場のスタッフの視野を、常設された高精度360度カメラ撮影・配信し、データ蓄積管理を行う統合システムソリューションです。医師の働き方改革の中で、持ち帰ることができるVRが医療教育の質低下を解消し、すき間時間や自宅学習の限られた時間の中で効率の良い学びの提供を可能にします。

■株式会社京都科学について(https://www.kyotokagaku.com/jp/
 京都科学は1948年に島津製作所(創業1875年)の「標本部」より分離独立後、人体解剖模型をはじめ生物・地学に関する数多くの学習教材の提供を通して、理科教育の普及・振興に寄与。高齢化が進む現在は、医学・看護・福祉分野を担う人材育成を支援するために、各種シミュレータの開発、製造に注力しています。

■株式会社ジョリーグッドについて(https://jollygood.co.jp/
 ジョリーグッドは、高精度な“プロフェッショナルVRソリューション”と、VR空間のユーザー行動を解析するAI エンジンなどを開発するテクノロジーカンパニーです。医療教育、障害者支援など、成長を加速し生きがいを支援するVR・AIサービスを開発、提供しています。

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください