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怖い絵本ブームの火付け役〈怪談えほん〉、第3期刊行開始! 第1弾は俳優・佐野史郎作『まどのそと』、7/13発売! 

PR TIMES / 2019年6月17日 16時40分

株式会社岩崎書店(代表取締役:岩崎弘明、本社:東京都文京区)は、怖い絵本ブームを巻き起こし、異例の大反響を呼んだ「怪談えほん」シリーズの第3期刊行をスタート。1作目となる『まどのそと』(佐野史郎・作/ハダタカヒト・絵)を、2019年7月13日に発売いたします。



[画像1: https://prtimes.jp/i/35751/108/resize/d35751-108-790849-6.png ]

◆ストーリー
怖いけど見たい、見たいけど怖いーー
佐野史郎とハダタカヒトが描く、たえがたい恐怖。

かたかたかた…かたかたかた…ずっとなりやまない音。ねむりたいけどねむれない。
何度もよんだけど、ママもパパも来やしない。
現実なのか夢なのか、なりやまない音。
佐野史郎とハダタカヒトが描く たえがたい恐怖。
[画像2: https://prtimes.jp/i/35751/108/resize/d35751-108-244122-7.png ]



絶賛の声、ぞくぞく!

○文だけ読んでも、絵だけ見ても、怖い!そして文と絵が互いに怖さの相乗効果を引き出している感じ。不穏な湿った空気感…。これ怖いってわかっていても最後まで読んじゃうやつです。佐野史郎さん作ということで興味を持った大人にも、充分手応えある絵本なのではないでしょうか?(教育関係者)
○怖い。読み進めてわかる状況に、何度もページを行ったり来たり。言葉のリズムよく進んで行くところも、怖さを増幅させる。窓に映った自分の顔にビックリ。最後はどうなるのかは、読んでのお楽しみ。(書店員)
○かたかたかた。風でもないのにまどをならすのはなんでしょう。ちょっとゴーリーを思わせるようなハダタカヒトさんの、緻密なイラストが恐怖に不気味な色を添えます。文字だけ読んだときのリズム感のある文章の不思議な怖さ。繰り返し読むうちにわかってくる絵の違和感の正体と、絵をじっくり見なければわからない別の怖さ。ラストの余韻。今までの怪談えほんとはまた違った怖さ。繰り返し読むという絵本ならではの世界が素晴らしい。(レビュアー)
○すごいメンバーがガチで怖い絵本を作ったらこうなった……という1冊ではないだろうか。物語は他愛のない子供の遊びから始まる。しかし、進むにつれて何か違和感を感じるように。どうなってしまうのだろうというラスト。無垢と狂気、恐怖は紙一重……という部分がじわじわ来た。子供にとってはトラウマ級の怖さかもしれない。怪談好きは必読!(メディア関係者)


〈怪談えほん〉第3期スタートにあたって    東 雅夫(怪談えほんシリーズ監修/文芸評論家)

 2011年10月、宮部みゆき+吉田尚令の『悪い本』を第1回配本として、岩崎書店版〈怪談えほん〉シリーズは、呱々の声をあげました。
 怪談や幻想文学の第一線で活躍する作家たちと、ベテランから新進まで異彩を放つ作風で実績ある画家たちとが相携えて、子供たちの柔らかな魂を揺さぶり、視えない世界への畏敬の念や未知なるものへの憧れを育むような、かつてないコンセプトの絵本を生み出したい!──監修者と編集者たちの熱き思いに始まった企画でした。
 それは同時に「恐怖や怪異を主眼とする絵本」に対する根強いタブー意識への挑戦でもありました。おりしも当時の日本は震災後の混沌とした状況下にあり、こうした野心的試みがすんなり受け入れられるのか、不安を抱えた出立となったのです。
 けれども幸いなことに〈怪談えほん〉は、発売直後から大きな反響を呼び、全国各地でトークイベントや朗読会、原画展が開催され、子供から大人まで幅広い層に愛される、息の長いシリーズに成長していきました。
 2014年には、恩田陸+樋口佳絵の『かがみのなか』を皮切りに、第2期がスタート。これまで合計9冊を世に出して、現在に至ります。
 そして今──私たちは第1期・第2期の実績を踏まえつつ、〈怪談えほん〉の新たなステージへ踏みだそうと決意しました。
 その手始めに昨年実施された「怪談えほんコンテスト」には、実に3000篇を超える応募作が寄せられ、本シリーズに対する期待と関心の大きさを、あらためて実感させられた次第です。
 このたび満を持して刊行が始まる「怪談えほん 第3期」には、あさのあつこ、有栖川有栖、佐野史郎、藤野可織、夢枕獏(50音順)という一騎当千の多彩な作家たちが集結、それぞれの物語にふさわしい画家たちと手を携えて、まだ誰も見たことがない、妖しく美しく怖ろしい絵本世界が着々と胎動しつつあります。
 怖い話や不思議な話には、人間の生の根幹に触れる真実が秘められています。磨き抜かれた言葉とヴィジュアルを通して、その真価(エッセンス)を子供たちに伝えること──それは必ずや読者である子供たちにとって、混迷する現代を力強く生き抜き、未来を切り拓く、心の糧となるはずです。
 第1期、第2期の成果を踏まえた私たちの新たな取り組みに、何卒よろしく読者諸賢の御理解と御支援を賜わりますよう、お願い申しあげます。


書籍情報


[画像3: https://prtimes.jp/i/35751/108/resize/d35751-108-146731-0.jpg ]


書名:『まどのそと』
シリーズ名:怪談えほん
作者:佐野史郎・絵/ハダタカヒト・作/東雅夫・編
定価:本体1,500円+税 
仕様:A4変型判/32頁/ハードカバー ISBN:978-4-265-07961-2 
対象年齢:小学校低学年から一般向け 発売日:2019年7月13日
◎岩崎書店HP https://bit.ly/2XfScA4 ◎Amazon https://amzn.to/2WynIVv

◆作者紹介
作:佐野史郎 (さの・しろう)
1955年生まれ、島根県出身。俳優。1975年劇団シェイクスピアシアターの創立に参加。1979年退団後、唐十郎が主宰する状況劇場を経て、1986年「夢みるように眠りたい」(林海象監督)で映画デビュー。その後、数多くの映画・TV・舞台に出演するほか、映画監督、執筆、音楽、写真とその活動は多岐にわたっている。 少年時代から幻想怪奇の世界に親しみ、出身地の松江市ゆかりの小泉八雲に強い関心を持ち、八雲作品の朗読はライフワークとなっている。
絵:ハダタカヒト(はだ・たかひと)
1988年生まれ、兵庫県出身。神戸芸術工科大学卒業。水曜えほん塾、Gallery Vie「絵本塾」で絵本を学ぶ。個展を中心に作品を発表。『さよならぼくのあかいパンツ』で第13回ピンポイント絵本コンペ優秀賞、『いいあな』で第1回有田川絵本コンクール優秀賞を受賞。絵本に『ろじうらの伝説』(柳家喬太郎作、ばばけんいち編 あかね書房)など。
編:東 雅夫(ひがし・まさお)
1958年、神奈川県生まれ。アンソロジスト、文芸評論家。1982年から『幻想文学』、2004年から『幽』の編集長を歴任。著書『遠野物語と怪談の時代』で、第64回日本推理作家協会賞を受賞。編纂書に『文豪怪談傑作選』『文豪ノ怪談ジュニア・セレクション』、監修書に「怪談えほん」「妖怪えほん」シリーズや『絵本 化鳥』などがある。「怪談えほん」シリーズの企画・監修。

〈怪談えほん〉シリーズ 好評既刊(すべて東雅夫・編)
○第1期(全5巻)
『悪い本』 宮部みゆき・作/吉田尚令・絵(2011年10月刊行)
『マイマイとナイナイ』 皆川博子・作/宇野亜喜良・絵(2011年10月刊行)
『いるの いないの』 京極夏彦・作/町田尚子・絵(2012年2月刊行)
『ゆうれいのまち』 恒川光太郎・作/大畑いくの・絵(2012年2月刊行)
『ちょうつがい きいきい』 加門七海・作/軽部武宏・絵(2012年3月刊行)
○第2期(全4巻)
『かがみのなか』 恩田 陸・作/樋口佳絵・絵(2014年7月刊行)
『おんなのしろいあし』 岩井志麻子・作/寺門孝之・絵(2014年8月刊行)
『くうきにんげん』 綾辻行人・作/牧野千穂・絵(2015年9月刊行)
『はこ』 小野不由美・作/nakaban・絵(2015年5月刊行)

続刊予定
○怪談えほんコンテスト 大賞受賞作
『こっちをみてる』 となりそうしち・作(2020年以降刊行予定)
○第3期(全5巻予定)
『まどのそと』 佐野史郎・作/ハダタカヒト・絵(本作、2019年7月刊行)
有栖川有栖・作/市川友章・絵(2020年刊行予定)
あさのあつこ・作/加藤休ミ・絵(2020年以降刊行予定)
藤野可織・作/panpanya・絵(2020年以降刊行予定)
夢枕獏・作/辻川奈美・絵(2020年以降刊行予定)

★怪談えほん特設サイト: https://www.iwasakishoten.co.jp/special/kaidan/

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