本命チョコ、ほぼ半減。1個平均は自分チョコ426円減も、世話チョコは412円増。ネットで見る・買うは1.6倍増
PR TIMES / 2021年2月8日 11時45分
コロナ禍のバレンタイン 昨年からの変化は?
[ポイント]
・本命チョコを用意する女性は7.7%。昨年の13.9%から半分近くに減少
・金額では自分チョコが平均、昨年2,042円から今年1,616円と減少。世話チョコは1,210円から1,622円
・義理チョコの数は昨年7.9個から5.9個と減少も、職場の義理チョコに参加したいは18.9%から24.0%に上昇
・購入はネット利用が大幅増。デパートの通販サイトがほぼ倍増、専門店サイトも1.8倍
株式会社インテージ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:檜垣 歩、以下インテージ)は、2月14日の「バレンタインデー」を前に、全国の16歳から69歳の男女を対象に、今年と去年に実施した2,000人規模の調査結果を公開します。新型コロナの影響を大きく受けた社会や生活を反映するように、バレンタインにも変化が見られました。
図表1
[画像1: https://prtimes.jp/i/36691/113/resize/d36691-113-919707-0.png ]
今年のバレンタイン、何チョコを用意するかという質問について、女性の回答結果を昨年調査と比較したのが図表1です。変化が見て取れたのは本命チョコ。昨年の13.9%から今年は7.7%と減少。外出などのハードルも高まり、在宅勤務やオンライン授業など、リアルの場面で人に会う機会が減った人も多く、行動や意識の変化などが影響したのかもしれません。他は本命チョコほどの劇的な変化はなかったものの、渡す予定なしという人が28.5%から30.1%とわずかに増えています。
購入金額で大きな変化があったのは自分チョコで、1個平均で昨年の2,042円から1,616円と2割程度減っていました(図表2)。用意する個数について聞いた結果では、昨年も今年も1.5個と変わっていないため、自分にかけるお金は減っているようです。
逆に金額が増えたのが世話チョコで1,210円から1,622円(図表2)と、こちらは3割以上増加しています。個数では6.2個から6個とほぼ横ばいだったことを考えると、コロナで大変な時期を過ごす中、お世話になった人たちへの感謝の気持ちを示したいという人が増えているのかもしれません。
図表2
[画像2: https://prtimes.jp/i/36691/113/resize/d36691-113-350431-6.png ]
では、近年減少が続いていると言われる義理チョコは、コロナ禍の今年はどうなっているのでしょうか。図表1にあるように義理チョコをあげるといういう人は昨年9.6%から今年9.9%と、ほぼ横ばいです。1個あたりの金額は950円から987円と微増ですが(図表2)、個数は7.9個から5.9個と減らしています。義理チョコ文化のさらなる衰退が見えそうですが、1つ興味深いデータが出ました。職場での義理チョコに「積極的に参加したい」と回答した有職女性は、昨年の18.9%から24.0%と約5ポイント増加していました(図表3)。個数自体は減ってはいるものの、以前のように同僚と顔を合わせる機会が減少する中で、職場の義理チョコに対するキモチに変化が生まれている可能性もありそうです。
図表3
[画像3: https://prtimes.jp/i/36691/113/resize/d36691-113-128727-1.png ]
コロナで外出が以前より難しくなっている今年、どこでチョコレートなどを見たり買ったりするのでしょうか。去年利用したものと、今年利用予定のものを聞いたところ、去年のオンラインサイトを利用したという人の割合は12.5%で、今年利用予定の人は19.5%と7ポイント高い結果でした(図表4)。中でも、利用率、伸び幅ともに最も高いチョコ/スイーツの専門店は9.1%から16.1%と7ポイント増、デパートの通販サイトは4.9%から9.5%とほぼ倍増し、ECモールも4ポイント増えています。リアル店舗は、ほぼ横ばいから微減の中、通販サイトで数字を伸ばしたデパートが、約4ポイント落としていました。
図表4
[画像4: https://prtimes.jp/i/36691/113/resize/d36691-113-871031-2.png ]
「今年のバレンタインへの思い」を自由記述していただいた女性の回答には、コロナ禍のバレンタインに対する不安や迷い、対策が多かった一方で、「こんな時だからこそ贈りたい、楽しみたい」という声も見られました。
●渡したいけど、コロナで結構敏感な方が多いから渡すのをやめようかな(10代)
●今年は手作りせずに良いチョコを通販で買いたい(20代)
●今年はネットで美味しそうなチョコをじっくり選んで贈ります。デパート等は行かないです(60代)
●コロナ疲れもあるので、高級なチョコレートと手料理で楽しみたいと思います(40代)
ここまで女性のデータをご紹介してきましたが、男性のキモチも見てみましょう。バレンタインに何かもらうとしたら、手作りのものと市販のもの、どちらが嬉しいかを聞いたところ、もらう相手によって違う結果となりました(図表5)。コロナ禍でありながらも恋人がいる男性の約半数は、恋人からの贈りものは市販より手作りが嬉しいと回答。また、独身男性が、自分に好意を持っている人からもらう場合では4割弱が手作りが嬉しいと答えている一方、配偶者からもらう場合、既婚者の3割弱、職場・取引先の人からと友人・知人からの場合ではそれぞれ有職男性と全男性の10%前後にとどまりました。
図表5
[画像5: https://prtimes.jp/i/36691/113/resize/d36691-113-193932-3.png ]
男性に「今年のバレンタインへの思い」を自由記述いただいた結果でも女性同様、コロナ関連の回答は多く、感染不安や自粛の声がある一方で「こんな時期だからこそ」という思いも見られました。
●コロナで経済があまり回っていない中、こういうイベントが少しでも助けになればいいなと思う。友達と家族にあげる!(10代)
●感染防止対策をとった上でいつもお世話になっている人に渡したい(20代)
●職場のコミュニケーションツールの一助にできれば(40代)
●去年と同じように貰えたら嬉しい(60代)
様々な変化が出そうな今年のバレンタイン。来年はコロナも収まり、不安なく楽しめるイベントに戻るといいですね。
この調査結果は、インテージのオウンド・メディア「Intage 知る gallery」でもご覧いただけます。あわせてご参照ください。(https://www.intage.co.jp/gallery/valentine3/)
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使用したデータ
【インテージのネットリサーチによる自主調査データ】 https://www.intage.co.jp/service/research/net/
調査地域:日本全国
対象者条件:16~69 歳の男女
標本抽出方法:「マイティーモニター(弊社キューモニター+提携モニター)」より抽出しアンケート配信
ウェイトバック:性年代構成比を、2015年度実施国勢調査データをベースに独自推計値でウェイトバック
標本サイズ:<2021年> n=2,535(ウェイトバック前n=2,536) <2020年>n=2,400
調査実施時期: <2021年>1月22日~25日 <2020年>1月17日~21日
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【株式会社インテージ】 https://www.intage.co.jp/
株式会社インテージ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:檜垣 歩)は、「Create Consumer-centric Values ~お客様企業のマーケティングに寄り添い、共に生活者の幸せを実現する」を事業ビジョンとして掲げ、さまざまな業界のお客様企業のマーケティングに寄り添うパートナーとして、共に生活者の幸せに貢献することを目指します。生活者の暮らしや想いを理解するための情報基盤をもって、お客様企業が保有するデータをアクティベーション(活用価値を拡張)することで、生活者視点に立ったマーケティングの実現を支援してまいります。
【報道機関からのお問い合わせ先】
■株式会社インテージ 広報担当:西澤/下河原
TEL: 03-5294-6000
サイト「お問い合わせフォーム」 https://www.intage.co.jp/contact/
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