ヴァレオ、よりクリーンでより安全なモビリティに貢献するイノベーションを人とくるまのテクノロジー展オンライン2021で発表

2021年5月25日発表プレスリリース： ヴァレオジャパンは、5月26日（水）から7月30日（金）まで、初めてオンラインで開催される自動車技術展：人とくるまのテクノロジー展2021 ONLINEに出展し、今日のモビリティにおける重要課題である自動運転と電動化に関する画期的なテクノロジーを発表します。



[画像1: https://prtimes.jp/i/4446/114/resize/d4446-114-980973-0.jpg ]

[画像2: https://prtimes.jp/i/4446/114/resize/d4446-114-421701-1.jpg ]

自動運転に関して、ヴァレオは自動運転に不可欠な高精度な自車位置推定と3次元地図データのリアルタイム更新を行うヴァレオDrive4 Locateを発表します。自動運転車にとって自車位置を正確に推定することは非常に重要であり、誤差が大きいと、右左折時のふくらみ、停止線の超過、横断歩道への侵入など、さまざまな問題が起きるリスクがあります。ヴァレオDrive4U Locateは、標準のGNSSと唯一の自動車グレードのLiDARであるヴァレオSCALAとポイントクラウドマップのみを使用して、市街地でセンチメートルレベル（12cm以内）の精度での自車位置推定を提供します。

2021年2月25日、ヴァレオとダイナミックマップ基盤（以下、DMP）は、 正確な自車位置推定とHDマップ更新のためのテクノロジーを共同で開発・提供することに合意しました。DMPは、安全・快適なADASと自動運転の実現に必要なHDマップと高精度3次元点群データ（ポイントクラウドデータ）を提供しています。 ヴァレオは、ADASと自動運転システム向けのセンサーとシステムを開発しています。

[画像3: https://prtimes.jp/i/4446/114/resize/d4446-114-811783-2.png ]

ヴァレオはまた、死角や至近距離にある物体や障害物の形状や距離を正確に検知し、3次元コクーンを形成するニアフィールドライダーを初めて発表します。水平110°垂直78°の視野角で、高解像度の検知データを提供します。低速走行に最適なニアフィールドライダーは、カメラやレーダーによる検知を補完し、3次元ニアフィールド・コクーンを形成します。ヴァレオのレーザースキャナーSCALAはメカ式ですが、ニアフィールドライダーはフラッシュライトを使って垂直78°×水平110°という広い視野角で、近距離は5cm、遠距離は30mまで死角や至近距離にある物体や障害物の完全な形状を検出します。コンパクトな形状で、車への取り付け場所を選ばず、容易に設置可能です。

[画像4: https://prtimes.jp/i/4446/114/resize/d4446-114-968270-3.jpg ]

新しい形態のモビリティが生まれ、ドロイドや小型配送ロボットなどの新しい車両が登場する中、ヴァレオは新たな自動運転車両に統合できるすぐに使えるテクノロジーを展開しています。ヴァレオ・モビリティキットは、センサー、電子制御ユニット、アルゴリズムで構成されています。これらはヴァレオの「プラグアンドプレイ」認識システムにより、インストール後すぐに運用することができ、無人でのロジスティクスソリューションなどに使用可能です。これにより、自動車の品質と信頼性を備えた実証済みのテクノロジーを活用した新しいビジネスを、手頃なコストで実現できます。ユーザーは4種類のセンサー（超音波センサー、魚眼カメラ、ヴァレオSCALAレーザースキャナー、ニアフィールドLiDAR）を選択できます。

[画像5: https://prtimes.jp/i/4446/114/resize/d4446-114-496239-4.jpg ]

電動化に関しては、ヴァレオは群馬大学CRANTSと共同で48V四輪駆動電気自動車の軽トラックのデモカーを共同で制作しました。ヴァレオの48Vシステムを採用することで、発進時の加速性能と走破性に優れた4WD　EVを手に届きやすい価格で実現します。48V 4WD EVには、ヴァレオの48V電動モーター（eDrive）15kwを前後軸に1台ずつ配置し、DC/DCコンバーターを1台搭載しています。48Vシステムは、クリーンで廉価なEV軽トラックを実現するソリューションであり、今後登場する軽自動車より小さくて手軽な新区分の小型ニューモビリティ車両に搭載することも可能です。

[画像6: https://prtimes.jp/i/4446/114/resize/d4446-114-392784-5.jpg ]

より安全なモビリティの実現に向けて、ヴァレオはOEM向けの最新テクノロジーを、ヴァレオAquaBlade後付けキットによりアフターマーケットにも導入します。AquaBladeはブレード全長の穴からウォッシャー液をフロントガラスに吹きかけて洗浄する画期的なワイパーシステムであり、ドライバーの視野が妨げられず、安全性が向上します。AquaBlade後付けキットにより、既存のウォッシャーシステムを活用しながら、AquaBladeに簡単にアップグレードすることができます。ウォッシャータンクやポンプを追加する必要はなく、約30分程度の簡単な作業でAquaBladeを搭載できます。また、簡単にリフィールを交換可能で、寒冷地向けのウィンター用リフィール、撥水コートガラス向けに設計したリフィールも用意しています。

ヴァレオはまた、車室内の空気を健康で快適にするエアクオリティ製品も用意しています。

[画像7: https://prtimes.jp/i/4446/114/resize/d4446-114-897814-6.jpg ]

ヴァレオのカーエアコン用消臭抗菌剤「わさびd'air（デェール）」は、わさびの抗菌成分によりエアコンの不快臭の発生を抑えます。臭いの元となるバクテリアを100分の１にすることができ（自社調査）、車室内を快適に保ちます。「わさびd'air」は、エアコン用フィルターにクリップ止めするだけで、ほとんどの車両に簡単に取り付けることができます。この商品は2006年7月の発売以来、順調に販売数を伸ばし、2020年末までに累計出荷数が430万個を越えました。2017年から３年連続で「みんカラ Parts of the Year 年間大賞」芳香剤・消臭剤部門第1位を獲得し、殿堂入りを果たしています。

ヴァレオの「キャビンエアフィルター　ポリフェノール」は、表面に天然系ポリフェノールを添着した高機能エアフィルターです。高い集塵性能に加え、タンニン系のポリフェノールの抗酸化作用により、ダニ・スギ花粉・イヌ・ネコなどのアレルゲン物質を抑制します。また、インフルエンザウイルス、ネコカリシウイルス、カビの抑制作用もあります。

自動車部品サプライヤーであるヴァレオは、世界の全自動車メーカーのパートナーです。高い技術力を持つヴァレオは、CO2排出量の削減と直観的なドライビングの発展に貢献する革新的な製品とシステムを提供し、スマートなモビリティに貢献します。2020年、ヴァレオは164億ユーロの売上を上げ、OEM売上の12％を研究開発に投資しました。ヴァレオは、33カ国に187カ所の工場、20カ所の研究センター、43カ所の開発センター、15カ所の物流センターを構え、約110,300人の従業員を擁しています。ヴァレオはパリ証券取引所に上場しています。

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ