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約7割が「導入していない」――介護ロボット導入を阻む原因第1位は「価格」|ウェルクスが「介護ロボット」に関する調査を実施

PR TIMES / 2017年9月5日 10時36分

介護の人手不足や超高齢社会に対するひとつの解決策として注目を集める「介護ロボット」。補助金や介護報酬改定でも話題となっていますが、まだまだ普及が進んでいるとは言えないのが現状のようです。



介護業界に特化した人材紹介サービスやWebマガジンの運営を行う株式会社ウェルクス(本社:東京都墨田区両国)は、介護ロボットの利用実態を把握するため、「介護のお仕事(https://www.kaigo-shigoto.com/)」に登録している介護事業所へのアンケートを行い35名から回答を得ました。

このアンケート調査結果は、ウェルクスが運営する「介護ロボットONLINE(https://kaigorobot-online.com/)」にて独自のコンテンツとして公表いたします。

◆介護ロボットONLINE
【表題】約7割が「導入していない」――介護ロボット導入を阻む原因第1位は「価格」|ウェルクスが「介護ロボット」に関する調査を実施
【URL】https://kaigorobot-online.com/contents/52


【記事の概要(一部)】
◆7割の事業所が介護ロボットを導入していない
まず、「現在、介護ロボットを導入していますか?」と伺ってみたところ、次のような結果になりました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/13773/114/resize/d13773-114-477567-0.jpg ]


調査結果からは、約7割の介護事業所が、介護ロボットを導入していないという実態が浮かび上がってきました。


◆導入していない理由は「価格が高いから」が半数以上
では介護ロボットを導入していない理由とは、いったいどのようなものなのでしょうか。
先の質問で、介護ロボットを導入して「いない」と回答された方に、なぜ導入していないのか伺ってみたところ、最も回答が多く集まったのは「価格が高いから」で56% 。
続いて「機器の扱いが難しそうであるから」「人で十分対応できると思うから」「補助制度などが煩雑だから」で、それぞれ8%という結果になりました。

その他の理由としては「費用対効果が明確でないため」「現状の機器では顕著な有用性・効率性は認められないから」という回答がありました。


[画像2: https://prtimes.jp/i/13773/114/resize/d13773-114-439940-1.jpg ]



◆未導入事業所の利用意向、6割が「今後も予定なし」と低め
さらに、先の質問で、介護ロボットを導入して「いない」と回答された方に「今後、介護ロボットを導入する予定はありますか」と伺ったところ、63%が「今後も導入する予定はない」と回答しました。

[画像3: https://prtimes.jp/i/13773/114/resize/d13773-114-270774-2.jpg ]


【「今後も導入する予定はない」と回答した人の理由(一部抜粋)】
● 価格が高いから。(デイサービス/40代・男性)
● 費用対効果が明確ではない。(介護老人保健施設/50代・男性)
● 装着型のロボットを検討したことがあるが、着用感等の疑問があるから。(特別養護老人ホーム・40代・男性)
● 導入は試みたいが、その過程における必要人員を割けられない。(特別養護老人ホーム/40代・男性)
● 予算、メンテコスト、導入教育費、時間の全てが不足している。(グループホーム/50代・男性)
● 人的労力が相当必要なため。(介護老人保健施設/60代・男性)

今回の調査では、介護ロボットを導入していない施設での利用意向は37%と低い結果となりました。介護ロボットそのものの価格だけでなく、運用や導入に際する教育コストなど、さまざまなコストが導入のネックとなっているようです。


◆8割の導入済み事業所が介護ロボットを「今後も使いたい」
一方で、すでに介護ロボットを導入している介護施設はどうでしょうか。
「現在、介護ロボットを導入していますか?」という質問に「導入している」と答えた28.6%に対して、「今後も介護ロボットを使いたいと思いますか?」と伺ったところ、80%が「今後も使いたい」と回答しました。
[画像4: https://prtimes.jp/i/13773/114/resize/d13773-114-891001-3.jpg ]



【回答者の声(一部抜粋)】
●モノに変えられるものは変えて、人でしか出来ない事を人がやっていくようにしたい。(介護老人保健施設/30代・男性)
●業務効率と職員の心身負担の軽減何よりケアの統一に必要なためです。(特別養護老人ホーム/40代・男性)
●看護・介護職員の慢性的な不足に対応でき、利用者の変化にスムーズに動ける。(介護老人保健施設/50代・男性)
●作業の効率化や省力化につながるのであれば、今後も使っていきたい。(特別養護老人ホーム/40代・男性)
●職員の安心感つながれば、それは利用者の安心感にもつながっていきます。(ショートステイ/40代・男性)
●使用する側も開発側も試行錯誤を繰り返しながら実効的な物ができてくると思う。(特別養護老人ホーム/40代・男性)


今回の調査では、導入済み施設は全体の約3割にとどまっており、介護ロボットが介護の現場に根付ききっていない現状が明らかになりました。

とはいえ、導入済み施設の継続利用意向が高いことから分かる通り、実際に介護従事者や要介護者の負担軽減に貢献している介護ロボットは確かに存在し、現在導入していない施設の4割弱がそのような介護ロボットに期待を寄せていることがうかがえます。

価格や実用性、費用対効果など、さまざまな課題をはらんでいる「介護ロボット」。普及は今後進むのか、介護ロボットONLINE編集部では引き続きその動きに注目していきます。


◆記事に関する詳細
介護ロボットONLINE
【表題】約7割が「導入していない」――介護ロボット導入を阻む原因第1位は「価格」|ウェルクスが「介護ロボット」に関する調査を実施
【URL】https://kaigorobot-online.com/contents/52


◆アンケート調査概要
調査方法 :メールによるアンケート
調査対象 :「介護のお仕事」に登録している介護事業所
実施期間 :2017年6月15日(木)~7月20日(木)
実施対象 :特別養護老人ホーム(42.9%)・介護老人保健施設(22.9%)・デイサービス(11.4%)・有料老人ホーム(5.7%)・グループホーム(5.7%)・養護老人ホーム(2.9%)・小規模多機能居宅介護(2.9%)・ショートステイ(2.9%)・サービス付き高齢者向け住宅(2.9%)
回答者数 :35人(平均年齢:45歳)
男女割合 :男性/91.4%・女性/8.6%

※ご協力いただきました皆さま、貴重なご意見をありがとうございました!
※ご意見は個人情報のわからないよう、一部抜粋・編集しご紹介しております。数値については四捨五入している関係で必ずしも合計が100とならない場合があります。


■調査結果の概要
● 介護ロボットを導入している事業所は、全体の3割にとどまる
● 介護ロボットを導入していない理由は「価格が高い」が半数以上
● 未導入事業所の約6割が「今後も導入する予定はない」
● 一方、導入済み事業所の8割が「継続して利用したい」と回答


◆介護ロボットONLINEとは?
介護ロボットの情報が集まるWebマガジンです。主に介護施設経営者の方や職員、介護家族の方に向けて、介護ロボット最新ニュースから、介護ロボットONLINE編集部の独自取材記事まで、幅広い切り口から介護ロボットについての情報を発信していきます。
【URL】https://kaigorobot-online.com/

【本リリースに関するお問い合せ】
株式会社ウェルクス
担当:柳川
TEL: 03-5638-7412 (代表)FAX:03-5625-6702
MAIL: remi-yanagawa@welks.co.jp

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