デリバリー、テイクアウトの需要増加に伴い、法人・個人向けに石灰石を主原料とする食品容器「LIMEX Lunch Box」を販売開始
PR TIMES / 2020年6月19日 18時40分
~耐水、耐熱レンジ、油染みに対応、石油由来プラスチック使用量の削減を目指して~
石灰石を主原料とし、原料に水や木材パルプを使用せず紙の代替や石油由来原料の使用量を抑えてプラスチック代替となる新素材「LIMEX(ライメックス)」を開発・製造・販売する株式会社TBM(本社:東京都中央区、代表取締役CEO:山崎敦義、以下TBM)は、石油由来プラスチック使用量の削減に貢献する、地球環境に配慮した食品容器「LIMEX Lunch Box」の販売受付を本日より開始しました。「LIMEX Lunch Box」は、石灰石を主原料とすることで石油由来プラスチックの食品容器と比較して、石油由来樹脂の使用量を削減することができます。TBMは今後、「LIMEX Lunch Box」の販売を契機に、真空成型※1 容器の開発、成形メーカー様との連携を強化して参ります。
[画像1: https://prtimes.jp/i/16815/115/resize/d16815-115-436931-2.png ]
■ 背景
世界的な海洋プラスチック問題や中国のプラスチックごみ輸入規制を受け、日本政府もワンウェイプラスチックの25%抑制※2 や再生利用の倍増、代替イノベーションの推進を掲げており、飲食チェーンでは、石油由来のプラスチック製容器を紙製容器に切り替える対応が進んでいます。一方、新型コロナウイルスの感染拡大によりテイクアウトやデリバリー需要が拡大したことにより、家庭から廃棄される石油由来の使い捨て容器が増加しています。
※1真空成形とは、シート状の素材(LIMEXシートなど)をヒーターの熱で軟化させ、様々な形状の金型を用いて真空引きを利用して成形することです。成形後、冷却することで成形品を創り出すことができます。
※2 環境省環境再生・資源循環局「プラスチック資源循環戦略」の策定について (2019年5月31日)
■ LIMEX Lunch Boxの特徴
TBMは地球環境に配慮したLIMEX製の食品容器「LIMEX Lunch Box」の開発に着手し、この度、LIMEXをシート状に成膜したLIMEXシートを国内の既存の容器製造工場にて真空成型加工することにより、自然素材の容器の課題として挙げられる耐水性や油染み、耐熱レンジに対応したテイクアウト容器をお届けすることが可能になりました。また、本体と蓋が一体型の為、省スペースでの在庫保管・管理が可能であり、オペレーションの効率化につながります。
特徴1 プラスチック使用量削減に貢献
石灰石を主原料とすることで、石油由来プラスチック製の食品容器と比較し、石油由来樹脂の使用量を約40%削減※3でき、石油の資源枯渇問題に貢献できる環境性能を有しています。
※3 PP製の容器と比較した場合。上記は概算となります。
特徴2 耐水&耐熱レンジ対応
自然素材の容器と比較して強度が高く、液体を入れても汁漏れすることがありません。また、耐熱性に優れており、電子レンジでの加熱にも対応可能です。(耐熱温度:140度)※4
※4 株式会社消費科学研究所の試験結果に基づく
特徴3 油染みせず使用可能
プラスチック製の食品容器と同様、油染みしないため、揚げ物などのデリバリー容器としてもご活用いただけます。
[画像2: https://prtimes.jp/i/16815/115/resize/d16815-115-510527-0.png ]
本体、蓋一体型
[画像3: https://prtimes.jp/i/16815/115/resize/d16815-115-495340-1.png ]
汎用性の高い、3つの仕切り容器
■ LIMEX Lunch Box仕様
製品寸法:縦200mm×横200mm×高さ66mm
販売価格:15,000円(税抜、送料別)/ 1ケース(300枚)
送料:全国一律700円(沖縄、北海道、離島を除く)
*4ケース以上は送料元払い
*本製品の企画、販売を検討される法人のお客様は一括注文で別途、法人価格にてご購入可能
梱包形態:1ケース300枚(50枚小袋入り)
カラー:白
生産国:日本
■ ご注文方法
<法人のお客様>
本製品の企画・販売を実施して頂ける企業・団体のお客様、本製品の購入を検討されている法人のお客様は、下記よりお問合せください。https://tb-m.com/contact/(担当:猪塚)
※注文数は、お問い合わせ時にご希望数をお申し付けください。
※納期は、お見積り提出時に担当よりご回答させていただきます。
<個人のお客様>
「LIMEX STORE」より、入力事項をご記入の上、ご注文ください。https://limex-store.com/product/lunchbox/
■ LIMEX Lunch Boxの処分方法
<一般消費者の方>
LIMEX Lunch Boxを一般家庭から廃棄される際は、お住まいの自治体のルールに従い処理してください。
<事業者の方>
店舗などの事業所から廃棄される場合は「産業廃棄物」として処理をしてください。
*LIMEX Lunch Boxは可燃です。プラスチック製容器包装の回収に混ぜないでください。
■ 新素材「LIMEX(ライメックス)」について
[ LIMEXとは ]
LIMEXは炭酸カルシウムなど無機物を50%以上含む、無機フィラー分散系の複合材料。
・ 2013 年、経済産業省のイノベーション拠点立地推進事業「先端技術実証・評価設備整備費等補助金」に採択。
・ 2014 年、国内特許を取得。現在、日中米欧を含む30か国以上で登録済。
・ 2015 年、宮城県白石市に年産 6,000 トンの LIMEX を製造する第1工場を建設。
・ 2016 年、米国シリコンバレーの「Plug and Play」で初の 『世の中に最も社会的影響を与える企業ソーシャル
インパクトアワード』を受賞
・ 2017 年、「第7回日米イノベーションアワード」において『イノベーション・ショーケース』を受賞
・ 2018 年、COP24(第24回国連気候変動枠組条約締約国会議)に日本政府代表団として参加
・ 2019 年、軽井沢で開催された「G20イノベーション展」に出展。G20大阪サミット2019の会場での運営品としてLIMEX製品が採用
[ 紙の代替として ]
・ 通常、普通紙1トン生産する場合、木を約 20 本、水を約85トン使うが、LIMEX は原料に木や水を使用せず、石灰石を含む無機物 0.6~0.8 トンとポリオレフィン約 0.2~0.4 トンから LIMEX の紙代替製品(LIMEXシート)1トンを生産可能。
※国内の製紙業界においては、単に伐採するだけでなく海外で植林活動を実施。
※LIMEXシート製品(紙代替製品)は可燃であるため、古紙回収に混ぜない。
[ プラスチックの代替として ]
・ 従来のプラスチックの原料は石油由来樹脂100%であるが、LIMEXは主原料が石灰石であり、石油由来樹脂の使用量を大きく削減可能。
・ LIMEXは、石灰石を主原料とし、石油由来樹脂と組み合わせてつくられているが、石油由来樹脂をバイオ由来の素材に置き換えたBio LIMEX製品を発表(袋の代替製品)。
・ 単価の安い石灰石を主原料とすることで価格競争力を有する。
・ LIMEX の印刷物等のリサイクル材から、LIMEX 製のプラスチック成形品(LIMEXペレットを加工)を製造することが可能。(LIMEXのアップサイクル)
[ 資源としての石灰石の埋蔵量 ]
・ 日本でも100%自給自足できる資源。世界各地の埋蔵量も豊富で、ほぼ無尽蔵。
■ 株式会社TBM
2011年設立。石灰石を主原料として紙やプラスチックの代替となる日本発の新素材「LIMEX(ライメックス)」およびLIMEX製品(袋、印刷物など)の開発・製造・販売を行っています。豊富な石灰石を用いて、海洋プラスチック汚染や資源枯渇等の問題解決に貢献すること、そして、マテリアルリサイクルが可能なLIMEXを通じて持続可能な循環型社会の実現を目指しています。2019年、日本経済新聞の「NEXTユニコーン調査」において企業価値評価額「1218 億円」で2位にランクインし、ユニコーン企業として紹介されました。https://tb-m.com/
*本ニュースリリースに記載された会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
*本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。
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