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ロイヤルバンク・オブ・スコットランドグループからの航空機リース事業の共同買収の完了、およびSMBC Aviation Capitalの業務開始について

PR TIMES / 2012年6月4日 10時32分

株式会社三井住友フィナンシャルグループ(取締役社長:宮田 孝一、以下「SMFG」)の子会社である株式会社三井住友銀行(頭取:國部 毅、以下「SMBC」)および三井住友ファイナンス&リース株式会社(取締役社長:川村 嘉則、以下「SMFL」)、ならびに住友商事株式会社(取締役社長:加藤 進、以下「住友商事」)は、3社からなるコンソーシアムにより、英国の大手金融機関であるロイヤルバンク・オブ・スコットランドグループ(Group Chief Executive:Stephen Hester、以下「RBS」)との間で平成24年1月16日に合意した契約に基づき、英国時間平成24年6月1日に、同行傘下の航空機リース事業の共同買収を完了し、「SMBC Aviation Capital」として業務を開始いたしました。

また、本年6月1日付で、買収した航空機リース事業会社の経営管理を担う専門部署として「航空機金融部」を、航空機リース案件に特化した審査部署として「航空機審査部」を、夫々SMFLに設置したほか、SMBCにおいても、当該事業会社の経営管理を所管する「航空機金融室」を、国際統括部の部内室として新設いたしました。住友商事では、SMFLの航空機金融部及び航空機審査部に人員を派遣し、SMFL及びSMBCと共同で当該事業の拡大並びに経営管理体制の強化に貢献いたします。

航空機リース業界では、アジアを中心とする新興国市場の成長に伴う航空旅客輸送量の増加、格安航空会社(LCC)の台頭などを受けて、航空機への需要が今後も堅調に拡大していくと見込まれています。このような見通しの中、資産規模で世界第四位に位置し、業界最大手の一つであるRBSの航空機リース事業を共同で買収するとともに、現在、SMFLと住友商事が合弁会社SMFL Aircraft Capital Corporation B.V.を通じて共同展開する航空機リース事業を、今後1年以内を目処に同事業に統合することを目指し、引き続き増大するアジアを始めとする新興国の航空需要を取り込み、更なる事業の拡大を図って参ります。コンソーシアム合算では管理・保有機体数では世界第三位となり、世界のトップティアの航空機リース事業を運営することとなります。

尚、昨今の金融市場環境及び本件の買収規模等を踏まえ、当コンソーシアムは、本買収資金の調達および本事業の継続的な成長に資する安定的な長期外貨資金の確保を図るため、日本の政府系金融機関である株式会社国際協力銀行の「円高対応緊急ファシリティ」を活用した資金調達を行うことを想定しております。

SMFG と住友商事の両グループは、夫々の持つ強固な財務基盤や財務ソリューション提供力、グローバルな顧客基盤、高度なリスク管理能力を活用し、航空機リース業務の一層の強化を進め、国内外の航空会社及び航空機メーカーに向けて、一層付加価値の高いサービスの提供を進めて参ります。

【本件取引の概要】
(1)買収した航空機リース事業を担う事業会社
 ・RBS Aerospace Limited
 (本年6月、「SMBC Aviation Capital Limited」に名称変更予定)
 ・RBS Aerospace (UK) Limited
 (同じく本年6月、「SMBC Aviation Capital (UK) Limited」に名称変更予定)
 ・RBS Australia Leasing Pty Limited
 (同じく本年6月、「SMBC Aviation Capital (Australia) Pty Limited」に名称変更予定)

(2)取得価額
 総額で約73億米ドル
 但し、最終的な金額は、本年5月末の資産・負債の額により、今後調整いたします。

(3)買収後の出資比率
 (1)に記載の各社に対し、夫々、
   SMFL 60%
   SMBC 30%
   住友商事 10%



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