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シリーズ48万部突破、大西泰斗『ハートで感じる英文法』は、〈日本語訳の丸暗記〉を超えて〈ネイティブの感覚〉がつかめる!! その中味は!?

PR TIMES / 2018年10月18日 16時40分

NHK出版

シリーズ累計48万部のベストセラーが、新装版『ハートで感じる英文法 決定版』として新発売! その出版記念トーク&サイン会から大西泰斗先生の講演の一部をご紹介します。「NHKラジオ英会話」の名コンビが編み出した〈ハートで感じる英文法〉のエッセンスをお楽しみください。



[画像1: https://prtimes.jp/i/18219/119/resize/d18219-119-931548-11.jpg ]

■『ハートで感じる英文法 決定版』
https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000351582018.html
※本書は2006年に出版された2冊の本を1冊にまとめたものです。
■大西泰斗オフィシャルブログ
https://ameblo.jp/onishi-hiroto/

大西泰斗(おおにし・ひろと) 東洋学園大学教授。NHKテレビ「3か月トピック英語 ハートで感じる英文法」、「しごとの基礎英語」講師。2018年4月よりNHKラジオ「ラジオ英会話」講師。著書に『一億人の英文法』(東進ブックス)、『英語表現 WORD SENSE 伝えるための単語力』(桐原書店)など多数。


☆紀伊国屋書店新宿本店でのトーク&サイン会(9月20日)から、熱のこもった講義の一部をご紹介します。

■〈日本語訳の丸暗記〉をやめて
言葉の持つ〈イメージ〉をつかもう

『ハートで感じる英文法』で僕たちが伝えたかったのは、「英語をありのまま、ネイティブが感じているようにつかめば英語はそれほどむずかしくない」ということです。これまでの英語教育には訳読偏重、つまり「上手に日本語訳をすればOK」といった傾向が強くあったように思います。その結果、ともすれば日本語訳を覚えただけで英語をわかったような気がしてしまう……。それが問題なのです。
[画像2: https://prtimes.jp/i/18219/119/resize/d18219-119-651608-6.jpg ]


たとえばaboutという単語。「~について」「約・およそ~」と覚えて、This is a book about penguins.は「これはペンギンについての本です」と訳す。冷静に考えてみれば、単に訳を覚えただけでaboutについて何を知ったわけでもありません。「それじゃ結局のところaboutってどんな単語なの?」と言われても返答できないでしょう?「~について」と「約・およそ~」じゃ、共通点は何もありませんからね。

日本語訳を超えなければ、本当の英語の姿にはアクセスできません。日本語訳を超えた、ネイティブが感じている表現の姿。それを僕たちは「イメージ」と呼んでいます。英語表現の正しいイメージをお伝えする、それが僕たちの目的でした。

■aboutのイメージは、「周り」

aboutはどんなイメージをもつのか、といえば、それは「周り」ですよ。Look about you.は「あなたについて見てみなさい」といった、なにやら哲学的な意味をもっているわけではありません。「周りをみてごらん」──ありふれた日常表現です。
[画像3: https://prtimes.jp/i/18219/119/resize/d18219-119-771321-10.jpg ]


「周り」──このイメージからaboutの多様な使い方が生まれます。about 70 kilos(約70キロ)は「70キロの『周り』」ですよね。This is a book about penguins.は「ペンギンについて」と訳されますが、専門的な香りのするonとは趣がちがいます。a book about penguinsはどんな種類があるのか、どんな食性を持っているのか、どんな地域に住んでいるのかなど、ペンギンを巡る(ペンギンの『周り』にある)さまざま種々雑多な情報が載った内容の本だということ。そう「アバウト」な本なのです。

aboutのイメージが正しくわかっていると、There's something spooky about her.なんていう文もクッキリと理解できますよ。spookyは「不気味な」ということ。そうですね。電車に乗っているときに、異様な気配を感じて、そちらを見ると「ゲッ!?」みたいな(笑)。「彼女は何か不気味な感じがする」ということですよ。不気味な何かがオーラのように「周りに」あるということなのです。


■イメージで英語を学ぶ

イメージは日本語訳を覚えるよりもはるかに効率的に表現力を高めることができます。「ついて」「約」「不気味な女性」とか(笑)、別々に覚えてもaboutは手に入りません。でも<周り>をつかめばすぐにいろいろな表現が手に入る。
[画像4: https://prtimes.jp/i/18219/119/resize/d18219-119-433618-12.jpg ]



『ハートを感じる英文法』を書いている間、クリス(共著者のポール・クリス・マクベイ氏)と膨大な表現のイメージを探っていきましたが、みなさんの多くが疑問に感じる、もっとも基本な表現──ちなみにその中には否定のnotや現在完了形なども含みますが──は、カバーすることができたと思います。日本語訳だけで英語を眺めてきた人なら、別世界が拓けていることでしょう。

この本はNHKの語学番組「3か月トピック英会話 ハートで感じる英文法」(2005、2006年放送)のテキストが元になっており、当時の番組スタッフとはずいぶん議論を重ねました。そのおかげもあって番組も大成功を収め、今ではイメージを用いた学習もずいぶん一般的なものになったと思います。

ただ、イメージだけでは解決しない問題があるのです。


■「語順の問題」と
「NHKラジオ英会話」と「夢」
[画像5: https://prtimes.jp/i/18219/119/resize/d18219-119-501130-1.jpg ]



表現のイメージだけでは解決しない、もっとも大きな問題は「語順」です。日本語と英語の語順は「鏡像関係」。主語を除くと語順はほぼ逆転します。僕たち日本人がなかなか英語を「話す」ことができるようにならない原因がこれです。そりゃそうですよね、頭に日本語で文が浮かんでしまったら最後、逆に置いていかなければ英語にならないわけですから。どんな難行苦行だよ(笑)。「英語はそのまま英語の語順で」──。この単純で厄介な問題を、「ラジオ英会話」で克服しようとしています。イメージと語順でほぼ「英語は英語のままで」を実現することができます。もちろん手伝ってくれているのは、共著者のクリス。

クリスとは大学の同僚として出会って以来20年以上、「ああでもない、こうでもない」と、ディスカッションしながら一緒に仕事をしてきました。「ラジオ英会話」を通じて、日本人全体が英語を「話せる」ようにする──それが僕たちが今抱いている共通の夢です。お互い歳なので、どうなるかはわかりませんが、できたらいいなと(笑)。
本日はありがとうございました。(了)


[画像6: https://prtimes.jp/i/18219/119/resize/d18219-119-931548-11.jpg ]



『ハートで感じる英文法 決定版』
著者:大西泰斗/ポール・マクベイ
仕様:A5判 384ページ (2色刷り)
発行:2018年8月10日
定価:1,836円(本体1,700円)
出版社:NHK出版
https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000351582018.html

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